研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

食事と遺伝子の相互作用から考えるがん予防――ニュートリゲノミクスとエピジェネティクス研究の総説 研究論文OpenAlexギリシャ

食事と遺伝子の相互作用から考えるがん予防――ニュートリゲノミクスとエピジェネティクス研究の総説

がんの発生には遺伝子そのものの変化だけでなく、環境や生活習慣、とりわけ食事によって引き起こされる「エピジェネティックな調節の乱れ」も関わると考えられています。エピジェネティクスとは、遺伝子の配列そのものは変えずに、その働き方(遺伝子が読み取られるかどうか)を調節するしくみのことです。

公開日: 2026年09月22日 21:47

メキシコシティの食事パターンと地域の社会開発指標との関連を機械学習で探る 研究論文OpenAlexメキシコ

メキシコシティの食事パターンと地域の社会開発指標との関連を機械学習で探る

人が何を食べるかは、個人の好みや習慣だけでなく、住んでいる地域の社会経済的な条件にも左右されると考えられています。しかし研究チームによれば、ラテンアメリカの大都市において、食事の内容と社会経済・地域的な条件との関係は十分に明らかにされてきませんでした。

公開日: 2026年09月22日 21:44

中国・厦門の思春期の若者における「朝型・夜型」と食事の質の関連を調べた横断研究 研究論文OpenAlex中国

中国・厦門の思春期の若者における「朝型・夜型」と食事の質の関連を調べた横断研究

人には、朝早く活動しやすい「朝型」から、夜に調子が上がる「夜型」まで、生活リズムの個人差があります。こうした傾向は「クロノタイプ(朝型・夜型の型)」と呼ばれます。研究チームは、登校時間などの外部からの制約が思春期の若者の体内時計(概日リズム)を乱し、肥満や代謝性疾患のリスクを高める可能性がある、とい…

公開日: 2026年09月22日 21:42

中国の伝統発酵食品「豆汁児」由来の乳酸菌がインフルエンザ感染マウスを保護したとする報告 研究論文OpenAlex中国

中国の伝統発酵食品「豆汁児」由来の乳酸菌がインフルエンザ感染マウスを保護したとする報告

中国には「豆汁児(ドウジャール)」と呼ばれる、1000年以上の歴史をもつ伝統的な発酵食品があります。研究チームによれば、この食品には有益な微生物が複雑な集団をつくって存在しています。

公開日: 2026年09月22日 21:39

乾燥方法と加熱処理がオニテナガエビの栄養成分と風味に与える影響を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

乾燥方法と加熱処理がオニテナガエビの栄養成分と風味に与える影響を調べた研究

オニテナガエビ(Macrobrachium rosenbergii)は淡水で育つ大型のエビです。この研究では、エビの身を乾燥させて保存性を高める加工に注目し、乾燥のやり方や加熱・味付けの有無によって、栄養成分や香り、味わいがどう変わるのかを体系的に調べることを目的としたと報告されています。

公開日: 2026年09月22日 21:36

ビタミンD3とがん予防――生物学的な仕組みと臨床研究の現状を整理した文献レビュー 研究論文OpenAlexポーランド

ビタミンD3とがん予防――生物学的な仕組みと臨床研究の現状を整理した文献レビュー

ビタミンD3(コレカルシフェロール)は、紫外線B波を浴びた皮膚でつくられるほか、食事からも取り込まれるステロイド前駆ホルモンです。カルシウムとリンの代謝や骨の働きに関わることはすでに確立していますが、著者らは、それ以外にビタミンD3ががんの発生や進行に影響しうるという研究が増えている点に注目しました…

公開日: 2026年09月22日 21:33

食物繊維の抗肥満作用を仲立ちする腸内細菌由来の代謝物「ロイシン酸」 研究論文OpenAlex中国

食物繊維の抗肥満作用を仲立ちする腸内細菌由来の代謝物「ロイシン酸」

肥満は世界中で広く見られる代謝の異常で、腸内細菌叢(腸内にすむ細菌の集まり)のバランスの乱れ(ディスバイオシス)と密接に関係することが知られています。しかし、腸内細菌そのものや、細菌が行う代謝が肥満のなかで具体的にどのような役割を果たしているのかは、はっきりしていませんでした。

公開日: 2026年09月22日 21:29

休眠するタニシの仲間「スクミリンゴガイ属 Pila globosa」──活動期と夏眠期で栄養成分はどう変わるか 研究論文OpenAlexバングラデシュ

休眠するタニシの仲間「スクミリンゴガイ属 Pila globosa」──活動期と夏眠期で栄養成分はどう変わるか

南アジアや東南アジアで広く食べられている淡水産の巻貝、Pila globosa(リンゴガイの一種)は、良質なたんぱく質や必須脂肪酸の供給源として注目されています。この貝は、気温の上昇や降雨の減少、餌不足といった厳しい環境が訪れると「夏眠(かみん、aestivation)」と呼ばれる生理的な休眠状態に…

公開日: 2026年09月22日 19:26

食事への反応はなぜ人によって違うのか — 遺伝子と食事の相互作用から心血管疾患を考える総説 研究論文OpenAlexアラブ首長国連邦

食事への反応はなぜ人によって違うのか — 遺伝子と食事の相互作用から心血管疾患を考える総説

心血管疾患は世界の死因の首位を占め続けています。著者らは、2022年に推定1,980万人が心血管疾患で亡くなり、これは世界の全死亡のおよそ32%にあたると紹介しています。そのうち85%は心臓発作と脳卒中によるもので、死亡の4分の3以上は低・中所得国で起きていると報告されています。

公開日: 2026年09月22日 06:30

子どもの「むし歯になりやすい食べ方」をどう測るか——4つの評価方法を比べた研究 研究論文OpenAlexギリシャ

子どもの「むし歯になりやすい食べ方」をどう測るか——4つの評価方法を比べた研究

むし歯は子どもや若者に最も多くみられる慢性の病気のひとつで、口の中の細菌のはたらきに食生活が影響することが知られています。砂糖を頻繁にとることや加工された炭水化物の摂取が多いことはむし歯の増加と関係があり、逆に砂糖の少ない食生活はむし歯が少ないことと結びついていると、著者らは先行研究を引いて説明して…

公開日: 2026年09月22日 06:25

太陽光で海底の水をくみ上げ、カキ養殖の環境を改善する装置の試験 研究論文OpenAlex

太陽光で海底の水をくみ上げ、カキ養殖の環境を改善する装置の試験

瀬戸内海では、かつての水質汚濁対策として厳しい排水規制が導入された結果、水質は大きく改善した一方で、植物プランクトンの成長に欠かせない窒素やリンといった栄養塩まで過度に少なくなる「貧栄養化」が進んだと論文は説明しています。とくに溶存無機窒素(DIN、海水に溶けた無機態の窒素)は1990年代後半から低…

公開日: 2026年09月22日 06:20

腸内細菌の代謝物から「糖化ストレス」を和らげる成分を探す――菌株ごとの代謝プロファイル解析による研究 研究論文OpenAlex韓国

腸内細菌の代謝物から「糖化ストレス」を和らげる成分を探す――菌株ごとの代謝プロファイル解析による研究

私たちの腸内にすむ細菌は、つくり出す代謝物を通じて全身の状態に影響することが知られています。近年は、生きた菌そのものではなく、菌に由来する代謝物やその調製物(ポストバイオティクス)を活用する研究が注目されています。

公開日: 2026年09月22日 06:15