研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
母親の肥満、子どもの肥満へ―マレーシアの低所得世帯で見えた『世代間肥満』の背景
子どもの体重は、実は親の体重と関係している——そんな話を耳にしたことがある方もいるかもしれません。しかし、その背景には単純な「遺伝」だけでなく、暮らしている環境や家庭の事情など、さまざまな要因が絡み合っていると考えられています。特に経済的な余裕が少ない世帯では、過体重や肥満が親から子へと受け継がれや…
取得日: 2026年08月14日 08:23
MASLD対策としての『生活習慣医学』——6つの柱から見直す治療アプローチとは
脂肪肝と聞くと、お酒の飲みすぎをイメージする人が多いかもしれません。しかし近年、飲酒とは関係なく肝臓に脂肪がたまる「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」が世界的に急増しており、2050年までに成人の40%以上が罹患すると予測されているそうです。薬による治療法の開発も進んでいますが、実は今なお…
取得日: 2026年08月14日 06:24
農村部の思春期女子への栄養教育、ICT活用のカギは「インフラと人材」―ナイジェリアの調査から
スマートフォンやテレビ、インターネットは、いまや世界中の教育現場で情報を届ける手段として期待されています。栄養に関する知識を伝える場面でも、ICT(情報通信技術)を使えば、これまで届きにくかった地域にも効果的に情報を届けられるのではないか――そんな期待が広がっています。しかし、実際に現場でICTがど…
取得日: 2026年08月12日 19:23
食料システムは目標を達成できるか——44指標で世界の進捗を評価した研究
「食」は健康だけでなく、環境や経済、社会の公正さにも深く関わっています。近年、各国や国際機関は食料システム(生産から流通、消費までの一連の仕組み)を持続可能な形に変えていこうという取り組みを進めてきました。しかし、こうした取り組みがどれだけ進んでいるのかを測る「共通のものさし」は、実はこれまで十分に…
取得日: 2026年08月12日 19:23
鶏卵・アヒル卵の次亜塩素酸ナトリウム洗浄、微生物対策と卵殻膜への影響を調査
スーパーで買う卵は、殻の表面にさまざまな微生物が付着していることがあります。そのため洗浄・消毒の工程が用いられることがありますが、消毒液の濃度によっては卵の内部を守る「卵殻膜」という薄い膜にダメージを与える可能性も考えられます。今回紹介する研究は、バングラデシュで消費されている鶏卵とアヒル卵を対象に…
取得日: 2026年08月12日 00:23
地震による強制移住は食生活と心の健康にどう影響するのか——トルコの被災者を対象にした研究
大規模な地震は住まいや暮らしを一変させますが、被災した人たちの「食」がどう変化するのかは、意外と見過ごされがちなテーマです。住み慣れた土地を離れて別の地域へ移り住むと、手に入る食材や食文化そのものが変わり、慣れない環境での「食」への適応が新たな課題になります。今回紹介するのは、2023年2月6日に発…
取得日: 2026年08月09日 18:24
食品由来オメガ3脂肪酸と脳の老化——栄養神経科学と老化学から見えてきたこと
魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸は、健康に関心のある人なら一度は耳にしたことがある成分ではないでしょうか。特にDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は、脳の神経細胞の膜を構成する材料であり、体内の炎症を穏やかに収束させる物質のもとにもなっていることが知られています。世界的に高齢化…
取得日: 2026年08月09日 18:24
酢のもとになる「酢酸」、体の中でどんな働きをしている?
お酢を使った料理や、酢の物、ピクルスなど、酢酸を含む発酵食品は昔から食卓になじみ深い存在です。近年、この酢酸が体内で変換されてできる「アセテート(酢酸イオン)」という物質が、健康との関わりで注目されるようになってきました。今回紹介するのは、こうした酢の摂取と健康の関係について、これまでの研究をまとめ…
取得日: 2026年08月08日 23:23
モジュレーター治療時代の小児嚢胞性線維症、体組成と肺機能の関係を探るパイロット研究
嚢胞性線維症(CF)は、肺や消化器に粘り気の強い分泌物がたまりやすくなる遺伝性の病気です。近年、CFの原因となる遺伝子の働きを直接補う「高効果モジュレーター治療(HEMT)」が登場し、患者さんの体重増加や肥満の割合が増えていることが知られるようになりました。栄養状態の改善は喜ばしい変化である一方、体…
取得日: 2026年08月08日 13:24
生鮮果実の表面から多剤耐性の腸球菌を検出、研究報告
果物は日々の食生活の中で、ビタミンやミネラルなどの栄養素を摂るために欠かせない食品です。しかし、その表面には目に見えない微生物が付着していることがあり、なかには健康に影響を及ぼしうる細菌が含まれる可能性も指摘されています。今回紹介する研究は、市販されている生鮮果実の表面から、抗生物質が効きにくい「多…
取得日: 2026年08月08日 13:24
血中DHAと『肥満+うつ』の併存リスク——米国成人データからみえた関連性
魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は、炎症を抑える働きを持つことで知られています。一方で、肥満とうつ病は互いに合併しやすいことが知られていますが、こうした「肥満とうつ病の併存」にオメガ3脂肪酸がどう関わっているのかは、これまではっきりしていま…
取得日: 2026年08月06日 00:23
干ばつに強いトウモロコシは、トルティーヤブレッドの材料になり得るか——品種比較で見えたこと
トウモロコシからパンやトルティーヤを作るのは、実は簡単ではありません。小麦粉と違ってトウモロコシの生地は粘りや弾力(ビスコエラスティック性)に乏しく、生地をまとめて焼き上げるのが技術的に難しいことが知られています。一方で、気候変動により干ばつなど水不足の環境でも育つ作物への関心が高まっており、干ばつ…
取得日: 2026年08月04日 23:24