研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
アワの浸漬・発酵・焙煎が風味や好ましさに与える影響を調べた研究:インド・メガラヤ州西ガロヒルズの在来品種で
アワ(学名Setaria italica)は栄養が豊富で、気候の変化にも強い穀物とされ、栄養価の高い食品や付加価値のある加工食品の素材として期待されています。一方で、加工のしかたによって見た目や香り、味などの感覚的な品質や、食べる人にとっての好ましさが変わる可能性があります。
公開日: 2026年10月11日 22:08
ビタミンDと代謝・心血管の健康に関する研究知見を整理したレビュー
ビタミンDの不足は、世界的に大きな健康課題とされています。ビタミンDは従来、主に骨の健康との関係で知られてきましたが、近年はビタミンDの状態が低いことと、高血圧や糖尿病につながる代謝の異常、心臓や血管の病気といった慢性疾患との関連が指摘されるようになっています。
公開日: 2026年10月11日 22:02
インドの成人の糖質・たんぱく質・脂質の摂取状況:2型糖尿病の有無で比べた多施設調査
インドでは2型糖尿病を抱える人が多く、食生活や食品をとりまく環境も変化を続けています。インドの食事では、米や小麦などの穀類に由来する炭水化物(糖質)が今もエネルギーの大きな供給源です。ただし、炭水化物が体に与える影響は量だけでなく、どの食品から摂るか、食物繊維をどれだけ含むか、どの程度精製・加工され…
公開日: 2026年10月11日 05:53
黒小麦粉を加えたクッキーの品質と包装材による保存性の違い
黒小麦は、外皮の部分が濃い色をした有色小麦の一種で、その色はアントシアニンという色素によるものと報告されています。インドでは国立の研究機関で開発された品種が知られており、著者らは、たんぱく質やアミノ酸などの栄養面で注目されるこの黒小麦を、身近な加工食品に利用する方法を検討しました。
公開日: 2026年10月11日 04:44
農地の「食べられる雑草」の栄養と食品・農業での活用可能性を整理した総説
雑草は、水や養分、光、場所を作物と奪い合い、収穫を減らす厄介な植物と考えられてきました。そのため雑草管理は、機械や薬剤などで取り除くことを中心に進められてきました。一方で、農地に生える雑草の中には、昔から各地で食べられてきた種類もあります。
公開日: 2026年10月10日 22:19
GABAを多く含むトマトをつくる技術をまとめた解説論文
トマトは世界中で栽培され、ビタミンやミネラル、抗酸化物質を含む身近な野菜です。一方で、果実に含まれるGABA(ガンマアミノ酪酸)はもともと少量です。GABAはたんぱく質の材料にはならないアミノ酸の一種で、植物では成長や代謝、ストレスへの反応の調節に関わります。人では神経系での働きが知られ、ストレスや…
公開日: 2026年10月10日 12:39
赤キャベツの色素で牛乳の傷み具合を色で見分ける紙製インジケーターの開発
牛乳は栄養豊富な食品ですが、水分が多く栄養もそろっているため、微生物が増えやすく傷みやすい食品でもあります。特に低温での流通・保管(コールドチェーン)が安定しない地域では、牛乳の腐敗は乳業にとって大きな課題だと論文は指摘しています。
公開日: 2026年10月10日 06:18
初経の低年齢化と生活習慣をアーユルヴェーダの視点から調べた女子生徒100人の観察研究
初めての月経(初経)を迎える年齢は、世代を追うごとに早まる傾向にあり、著者らはこれを世界的な健康上の重要課題と位置づけています。この研究は、インドの伝統医学アーユルヴェーダの考え方を手がかりに、この傾向を捉えようとしたものです。
公開日: 2026年10月09日 20:33
食品由来の生理活性ペプチドは心臓と代謝の健康にどこまで役立つと言えるか――作用の仕組みを根拠の強さで格付けしたレビュー
牛乳、卵、大豆、魚、穀物などに含まれるたんぱく質は、消化や発酵、酵素処理によって小さな断片に分かれます。そのうち、おおむねアミノ酸2〜20個ほどの長さで、栄養素としての働きを超えて体に何らかの作用をもたらす可能性があるものを「生理活性ペプチド」と呼びます。血圧、血糖、脂質、肥満など、心臓・血管と代謝…
公開日: 2026年10月09日 06:27
赤アマランサスの葉から取り出した多糖類で、ポテトチップスの吸油を抑えられるか
揚げ物は見た目や香り、歯ごたえが好まれる一方、油を多く含むことでカロリーが高くなる点が課題とされています。揚げている間に食品の水分が急速に抜けると内部に小さな孔ができ、揚げた後に冷める段階で表面の油がその孔へ引き込まれることが、これまでの研究で報告されています。
公開日: 2026年10月09日 01:49
シコクビエとマメ類の間作で、どの組み合わせと列の比率がよく育つかを調べた研究
雑穀は高温や干ばつ、やせた土壌に比較的強く、気候の変動に耐える農業を支える作物とされています。インドで広く栽培されるシコクビエ(フィンガーミレット)は、生育期間が短く、肥料などの投入が少なくても育ち、穀粒と家畜の飼料の両方に使われます。
公開日: 2026年10月08日 05:51
育種で作物の栄養価を高める「バイオフォーティフィケーション」の遺伝・ゲノム研究を整理した総説
食料の量が足りていても、鉄、亜鉛、葉酸、ビタミンAといった微量栄養素が不足する状態は「隠れた飢餓」と呼ばれます。この総説で著者らは、既存の調査をもとに、世界で20億人を超える人々が微量栄養素の不足を抱えていることを紹介しています。また、就学前の子どもの2人に1人、生殖年齢の女性の3人に2人が、少なく…
公開日: 2026年10月08日 04:50