研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る

肥満のなりやすさに関わる『FTO遺伝子』、脂肪組織の脂肪酸の質にも影響する? 研究論文Europe PMCイギリス

肥満のなりやすさに関わる『FTO遺伝子』、脂肪組織の脂肪酸の質にも影響する?

「太りやすさは遺伝子で決まる」という話を聞いたことがある人は多いかもしれません。中でもFTO遺伝子は、肥満のリスクと関連することが知られている代表的な遺伝子です。では、この遺伝子の違いは、体にたまった脂肪そのものの『中身』にも影響するのでしょうか。今回紹介する研究は、この素朴な疑問に迫ったものです。

取得日: 2026年08月22日 11:22

葉緑体は食品原料になるのか──光合成器官の栄養価と食への応用可能性を探るレビュー 研究論文Europe PMCイギリス

葉緑体は食品原料になるのか──光合成器官の栄養価と食への応用可能性を探るレビュー

葉緑体といえば、学校の理科で「光合成を行う場所」として習った記憶がある人も多いのではないでしょうか。太陽の光エネルギーを、糖という化学エネルギーに変換する、植物にとって欠かせない小さな器官です。今回紹介するのは、この身近でありながら食品としてはほとんど意識されてこなかった葉緑体を、食品原料として活用…

取得日: 2026年08月22日 04:50

幼少期の砂糖摂取制限と成人期の不安・うつリスク:英国バイオバンクを用いたコホート研究 研究論文OpenAlexイギリス

幼少期の砂糖摂取制限と成人期の不安・うつリスク:英国バイオバンクを用いたコホート研究

「幼い頃の食生活が、大人になってからの心の健康に影響するかもしれない」——そんな仮説を検証したユニークな研究が報告されました。手がかりとなったのは、かつて英国で実施されていた「砂糖配給制」です。第二次世界大戦後のイギリスでは食料が配給制となっており、砂糖もその対象でした。生まれた時期によって、人生の…

取得日: 2026年08月22日 04:23

とろみ調整食で栄養は本当に足りているのか?高齢者の嚥下障害と『摂取量ギャップ』を考える 研究論文OpenAlexイギリス

とろみ調整食で栄養は本当に足りているのか?高齢者の嚥下障害と『摂取量ギャップ』を考える

飲み込みにくさ(嚥下障害)を抱える高齢者は、長期療養の現場で決して珍しくありません。誤嚥(食べ物や飲み物が気管に入ってしまうこと)を防ぐために、食事は「テクスチャー変更食(TMF)」と呼ばれる、とろみをつけたりペースト状にしたりした形態に調整されることがよくあります。国際的な基準であるIDDSI(国…

取得日: 2026年08月19日 01:24

カラシナの葉に豊富なタンパク質とポリフェノール、抗菌作用の可能性を報告する研究 研究論文OpenAlexイギリス

カラシナの葉に豊富なタンパク質とポリフェノール、抗菌作用の可能性を報告する研究

カラシナ(Brassica juncea)は、独特の風味を持つ葉物野菜として世界各地で食べられている植物です。近年、こうした緑黄色葉野菜は単なる食材としてだけでなく、体に有用な成分を含む「機能性食品」としての側面からも研究が進んでいます。今回紹介する研究では、在来種のカラシナの葉を対象に、栄養成分や…

取得日: 2026年08月19日 01:24

被ばく後もがんリスクは変えられる? 生活習慣と放射線防護をめぐる考察論文を紹介 研究論文OpenAlexイギリス

被ばく後もがんリスクは変えられる? 生活習慣と放射線防護をめぐる考察論文を紹介

放射線に被ばくすると「がんになるリスクはもう決まってしまった」と感じてしまう方も少なくないかもしれません。しかし、その受け止め方は本当に正しいのでしょうか。2026年8月に学術誌『ラディエーション・アンド・エンバイロメンタル・バイオフィジックス』に掲載予定の論文は、放射線被ばく後のがんリスクは固定さ…

取得日: 2026年08月15日 19:23

キャロブ粉で作るグルテンフリーパスタ ― ヒヨコマメ・テフ配合に加えて食感や機能性は変わるのか 研究論文OpenAlexイギリス

キャロブ粉で作るグルテンフリーパスタ ― ヒヨコマメ・テフ配合に加えて食感や機能性は変わるのか

小麦アレルギーやセリアック病などの理由でグルテンフリーの食生活を送る人にとって、パスタは「食感が物足りない」「栄養バランスが偏りがち」といった悩みがつきものです。グルテンを含まない材料だけでコシのある麺を作るのは技術的に難しく、風味や食べ応え、さらには健康面での付加価値をどう高めるかは、食品研究の分…

取得日: 2026年08月14日 06:24

食料システムは目標を達成できるか——44指標で世界の進捗を評価した研究 研究論文OpenAlexイギリス

食料システムは目標を達成できるか——44指標で世界の進捗を評価した研究

「食」は健康だけでなく、環境や経済、社会の公正さにも深く関わっています。近年、各国や国際機関は食料システム(生産から流通、消費までの一連の仕組み)を持続可能な形に変えていこうという取り組みを進めてきました。しかし、こうした取り組みがどれだけ進んでいるのかを測る「共通のものさし」は、実はこれまで十分に…

取得日: 2026年08月12日 19:23

食品配達アプリでの『税』と『補助金』は健康的な選択を後押しするか?英国の大規模ランダム化比較試験 研究論文OpenAlexイギリス

食品配達アプリでの『税』と『補助金』は健康的な選択を後押しするか?英国の大規模ランダム化比較試験

フードデリバリーアプリで夕食を選ぶとき、もし健康的でないメニューが少し値上がりし、逆に健康的なメニューが少し値下がりしていたら、私たちの選択は変わるのでしょうか。清涼飲料税のように、価格を通じて食行動を変えようとする政策的アイデアは各国で議論されていますが、実際の効果や、所得や学歴などの社会経済的な…

取得日: 2026年08月12日 00:23

養殖カンパチの血液検査値、季節でどう変わる? アドリア海での調査 研究論文OpenAlexイギリス

養殖カンパチの血液検査値、季節でどう変わる? アドリア海での調査

近年、地中海の養殖業で注目を集めている魚に「カンパチ(Seriola dumerili)」がいます。成長が早く市場価値も高いことから養殖対象として期待される一方、魚の健康状態を血液検査で正確に把握するための基準値が、この種ではまだ十分に整備されていませんでした。人間の健康診断でも「基準値」があるから…

取得日: 2026年08月10日 05:24

ケトジェニックダイエットは血圧に良い影響を与えるのか?レビュー論文を紹介 研究論文OpenAlexイギリス

ケトジェニックダイエットは血圧に良い影響を与えるのか?レビュー論文を紹介

「ケトジェニックダイエット(ケトン食)」といえば、糖質を極端に減らし脂質を多くとる食事法として、ダイエットやてんかん治療の文脈で耳にしたことがある方も多いかもしれません。実際、ケトジェニックダイエットは100年以上前からてんかん治療に用いられてきた歴史ある食事療法です。近年では、この食事法がてんかん…

取得日: 2026年08月03日 02:24

コスタリカ産コオロギ粉末の栄養成分を分析、良質なタンパク質源としての可能性を報告する研究 研究論文DOAJイギリス

コスタリカ産コオロギ粉末の栄養成分を分析、良質なタンパク質源としての可能性を報告する研究

昆虫食は、将来の食料問題を考えるうえで注目されているテーマのひとつです。中でもコオロギは、すでに世界各地で粉末などの形で食用に利用されており、タンパク質源としての期待が寄せられています。今回紹介するのは、コスタリカで採取された食用コオロギ(Gryllus属)の粉末について、その形態や栄養成分を詳しく…

取得日: 2026年08月02日 21:27