研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化管と腸内細菌にどう作用するか:試験管内モデルによる探索的研究 研究論文OpenAlexイギリス

大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化管と腸内細菌にどう作用するか:試験管内モデルによる探索的研究

腸内細菌叢は代謝や免疫、神経の働きに関わり、食事の成分を分解してさまざまな物質をつくり出します。発酵食品は、発酵で生じた成分や微生物を通じて腸内細菌叢に働きかける可能性があるとして注目されています。コンブチャは、砂糖を加えた紅茶や緑茶を、酢酸菌・乳酸菌・酵母が共生する培養体(SCOBY)で発酵させた…

公開日: 2026年10月13日 05:08

腸と脳のつながりをめぐる研究を、慎重な視点で整理した科学解説記事 研究論文OpenAlexイギリス

腸と脳のつながりをめぐる研究を、慎重な視点で整理した科学解説記事

この記事は、新しい実験結果を報告する論文ではありません。腸と脳の関係についての生物医学研究を、一般の読者にも分かりやすく伝えることを目的とした科学解説記事です。抄録によると、著者は研究の進展を紹介しながら、認知機能の健康にどのような意味を持つのかについて、根拠に基づいた偏りのない見方を保つことを目指…

公開日: 2026年10月13日 04:52

2024年に複数の国で起きたサルモネラ・ブロックリー集団感染とトマトとの関連を調べた研究 研究論文OpenAlexイギリス

2024年に複数の国で起きたサルモネラ・ブロックリー集団感染とトマトとの関連を調べた研究

2024年7月から10月にかけて、遺伝的に近いサルモネラ菌による感染が複数の国で相次いで見つかりました。研究チームは、この集団感染の原因になった食品を突き止めるために調査を行いました。

公開日: 2026年10月12日 06:31

食品加工は腸内細菌と代謝の健康にどう関わるのか:人と実験の研究を比べて整理したレビュー 研究論文OpenAlexイギリス

食品加工は腸内細菌と代謝の健康にどう関わるのか:人と実験の研究を比べて整理したレビュー

食品加工は、安全性や保存性を高め、食べやすく消化しやすくします。一方で、食品の構造(食品マトリックス)を変えたり、腸内細菌がエサにできる成分を減らしたり、添加物や加熱で生じる物質を加えたりもします。著者らは、こうした変化が腸内細菌叢と代謝の健康にどう関わるのかを、批判的レビューとして整理しました。

公開日: 2026年10月12日 06:13

慢性心不全の食事と栄養についての専門家声明:ポーランド栄養学会による知見の整理 研究論文OpenAlexイギリス

慢性心不全の食事と栄養についての専門家声明:ポーランド栄養学会による知見の整理

心不全は、心臓のポンプ機能が低下して全身に十分な血液を送れなくなる病態です。著者らによると、世界で推定6400万人が抱え、入院や死亡の主な原因の一つになっています。薬や医療機器による治療は進歩しましたが、慢性心不全の5年死亡率は50%を超えるとされ、見通しは依然として厳しい状況です。

公開日: 2026年10月12日 05:00

短期間の低エネルギー状態は骨代謝の指標と炎症性物質にどう影響するか:たんぱく質摂取を保った場合との比較試験 研究論文OpenAlexイギリス

短期間の低エネルギー状態は骨代謝の指標と炎症性物質にどう影響するか:たんぱく質摂取を保った場合との比較試験

運動などで消費するエネルギーに対して食事からのエネルギーが大きく不足した状態は「低エネルギー利用可能性(LEA)」と呼ばれます。この状態が長く強く続くと、骨の健康を損なうおそれがあると考えられています。これまでの実験研究では、数日間エネルギーを制限すると、骨をつくる働きを反映する血中指標(P1NP)…

公開日: 2026年10月11日 21:27

血液透析を受ける人の食事量は透析日と非透析日で違うのか――英国の単一施設で、透析日に自分で食べ物を持参した人と持参しなかった人を比較した研究 研究論文OpenAlexイギリス

血液透析を受ける人の食事量は透析日と非透析日で違うのか――英国の単一施設で、透析日に自分で食べ物を持参した人と持参しなかった人を比較した研究

腎臓の働きがほぼ失われ、血液透析で治療を受けている人にとって、低栄養は病気の悪化や死亡と強く関係すると報告されています。米国の腎臓病診療指針(KDOQI)は、血液透析を受ける人に、体重1キログラムあたり1日25〜30キロカロリーのエネルギーと、1.0〜1.2グラムのたんぱく質をとることを勧めています…

公開日: 2026年10月10日 21:41

エンドウ豆たんぱく質を微粒子化する3段階の加工法:粒子の構造、分散の安定性、ゲル化、味の変化 研究論文OpenAlexイギリス

エンドウ豆たんぱく質を微粒子化する3段階の加工法:粒子の構造、分散の安定性、ゲル化、味の変化

エンドウ豆から取り出したたんぱく質(エンドウ豆たんぱく質分離物)は、植物性食品の原料として利用されています。ただし、水に溶けにくい、ゲルを作る力が弱い、好ましくない風味があるといった課題が、さらに広く使われるうえで妨げになってきました。

公開日: 2026年10月10日 21:29

食事と腸内細菌の関連はどこまで一致するか――線形モデルを使った複数のヒト研究を比べた報告 研究論文OpenAlexイギリス

食事と腸内細菌の関連はどこまで一致するか――線形モデルを使った複数のヒト研究を比べた報告

私たちが何を食べるかと、腸の中に住む細菌の集まり(腸内細菌叢、マイクロバイオーム)との関係は、健康づくりに役立つ重要な手がかりになると考えられています。一方で、こうした関係を調べる研究の進め方は研究ごとに大きく異なり、その違いが研究結果に影響しうることも指摘されています。

公開日: 2026年10月10日 06:27

ラベンダーはなぜ料理にあまり使われないのか:香りの印象と文化から考える総説 研究論文OpenAlexイギリス

ラベンダーはなぜ料理にあまり使われないのか:香りの印象と文化から考える総説

ローズマリー、タイム、オレガノ、セージ、ミントなど、地中海地域のハーブの多くは料理に広く使われています。ラベンダーも同じ地域のハーブですが、料理での使用は比較的まれです。近年は料理への関心が高まり、デザートや焼き菓子、飲み物などへの利用が紹介されています。それでも、ほかの地中海ハーブほどには定着して…

公開日: 2026年10月09日 20:10

駆出率の保たれた心不全における運動・栄養・GLP-1薬:体重と筋機能をどう改善するかを整理した総説 研究論文OpenAlexイギリス

駆出率の保たれた心不全における運動・栄養・GLP-1薬:体重と筋機能をどう改善するかを整理した総説

著者らが取り上げたのは「駆出率の保たれた心不全(HFpEF)」です。心臓が血液を送り出す力の指標(左室駆出率)は保たれているのに、心臓が広がって血液をためる働き(拡張機能)が低下するタイプの心不全です。論文では、加齢に伴って筋肉量と筋力が落ちる「サルコペニア」がこの病気の進行に深く関わると述べていま…

公開日: 2026年10月09日 19:35

加工したイラクサの葉の性質と食品への利用をまとめたレビュー 研究論文OpenAlexイギリス

加工したイラクサの葉の性質と食品への利用をまとめたレビュー

イラクサ(学名 Urtica dioica)は、栄養に富み、生理的な働きをもつ成分(生理活性成分)を多く含む植物として、機能性食品への利用に関心が集まっています。一方で、葉は水分が75〜85%と多く、微生物によって傷みやすいため、収穫後すぐに品質が落ちやすいという課題があります。

公開日: 2026年10月09日 19:30