研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

福島の森でキノコ栽培は再開できるか 露地の菌床栽培2種で放射性セシウムを測定 研究論文OpenAlex

福島の森でキノコ栽培は再開できるか 露地の菌床栽培2種で放射性セシウムを測定

キノコは山の恵みとして親しまれてきた食材ですが、2011年の福島第一原発事故以降、放射性セシウムによる汚染が野外での栽培や採取を難しくしてきました。特に、土壌や落ち葉に直接触れる形で屋外に菌床を置く「露地の菌床栽培」については、キノコがどれくらい放射性セシウムを取り込むのかが十分にわかっておらず、栽…

公開日: 2026年09月02日 06:28

アルガンオイルの搾り方で栄養成分や香りはどう変わる?アルジェリア産カーネルを使った比較研究 研究論文OpenAlexアルジェリア

アルガンオイルの搾り方で栄養成分や香りはどう変わる?アルジェリア産カーネルを使った比較研究

アルガンオイルは北アフリカで長く食用や化粧用に使われてきた植物油ですが、搾り方や加熱の有無によって成分や香りがどのくらい変わるのかは、これまで十分にわかっていませんでした。今回、アルジェリアのティアレット大学やモスタガネムのアブデルハミド・イブン・バディス大学などの研究者たちが、アルジェリア・モスタ…

公開日: 2026年09月02日 06:26

コーヒーからアクリルアミドを取り除けるか。「分子の鋳型」を使った新素材を試した研究 研究論文OpenAlexコロンビア

コーヒーからアクリルアミドを取り除けるか。「分子の鋳型」を使った新素材を試した研究

コーヒーは焙煎の過程で香ばしい風味が生まれる一方、アクリルアミドという物質もできてしまいます。アクリルアミドは加熱によってアミノ酸の一種であるアスパラギンと糖が反応してできる物質で、国際がん研究機関(IARC)により「ヒトに対しておそらく発がん性がある」に分類されています。欧州連合はこの物質を減らす…

公開日: 2026年09月02日 06:25

肌の測定器でカロテノイド摂取量はわかるのか 米国8地域での検証研究 研究論文OpenAlexアメリカ

肌の測定器でカロテノイド摂取量はわかるのか 米国8地域での検証研究

にんじんやほうれん草、トマトなどに含まれる色素成分「カロテノイド」は、体内では抗酸化物質として働くことが知られており、摂取量の把握は栄養調査で重要視されてきました。しかし食事内容を思い出して記入する自己申告式の調査には限界があり、より簡便な方法として、皮膚に光を当てて測定する「反射分光法(RS)」を…

公開日: 2026年09月02日 05:39

牛肉バーガーにチョークベリーの搾りかすを混ぜると何が変わるのか——食品副産物の活用を探る研究 研究論文OpenAlexポーランド

牛肉バーガーにチョークベリーの搾りかすを混ぜると何が変わるのか——食品副産物の活用を探る研究

果物を加工してジュースやピューレをつくると、皮や種、果肉の残りといった搾りかすが大量に発生します。こうした副産物は多くの場合廃棄されており、これをどう有効活用するかは、資源を無駄にしない食品システムづくりの課題の一つとされています。今回紹介する研究は、ポーランド・ワルシャワ生命科学大学(SGGW)の…

公開日: 2026年09月02日 05:38

納豆菌だけを見分けるPCR技術―quorum sensing遺伝子comQを目印にした新しい検査法 研究論文OpenAlex

納豆菌だけを見分けるPCR技術―quorum sensing遺伝子comQを目印にした新しい検査法

納豆づくりに使われる納豆菌(Bacillus subtilis subsp. natto)は、ナットウキナーゼやビタミンK2(MK-7)、ポリグルタミン酸(γ-PGA)といった機能性物質をつくる有用な微生物として知られています。ところが遺伝的には、実験室でよく使われる標準株(B. subtilis …

公開日: 2026年09月02日 05:37

海藻から役立つ成分を効率よく取り出すには?抽出方法の違いを比較した研究 研究論文OpenAlexオーストラリア

海藻から役立つ成分を効率よく取り出すには?抽出方法の違いを比較した研究

海藻は食物繊維や抗酸化成分など、体によいとされる物質を含むことで知られていますが、実際にそれらの成分を海藻から取り出す際には、どのような方法を使うかによって得られる量が大きく変わることがあります。オーストラリア産の海藻であるChaetomorpha linumについては、これまでこうした抽出成分の研…

公開日: 2026年09月02日 05:36

食肉の未来はどう変わる?——生産技術の進化と食料システムの持続可能性を考える研究レビュー 研究論文OpenAlex韓国

食肉の未来はどう変わる?——生産技術の進化と食料システムの持続可能性を考える研究レビュー

ステーキや焼き肉、唐揚げなど、私たちの食卓に欠かせない「肉」。しかし世界の人口は2050年までに97億3千万人に達すると見込まれ、食肉・乳製品・卵など畜産物の世界的な需要は今後8%増加すると推計されています。一方で従来型の畜産業は、環境負荷や動物福祉、消費者意識の変化といった課題に直面しています。韓…

公開日: 2026年09月02日 05:34

オーストラリアのサンゴ礁に潜む毒素産生藻類「ガンビエルディスクス・ホルメシー」を見つけ出すDNA検査法 研究論文OpenAlexオーストラリア

オーストラリアのサンゴ礁に潜む毒素産生藻類「ガンビエルディスクス・ホルメシー」を見つけ出すDNA検査法

シガテラ中毒は、熱帯・亜熱帯の海でサンゴ礁魚を食べた際に起こることがある食中毒で、原因はシガトキシンという強い神経毒です。この毒はガンビエルディスクス属やフクヨア属という、海底の岩やサンゴ礁の海藻の表面にすみつく微小な渦鞭毛藻(かべんもう藻)が作り出し、それを食べた草食性の魚から肉食魚へと食物網を通…

公開日: 2026年09月02日 05:33

老化に働きかける4つの天然成分――スペルミジン、フィセチン、ベルベリン、ウロリチンAを機能性食品として見直す研究 研究論文OpenAlexポーランド

老化に働きかける4つの天然成分――スペルミジン、フィセチン、ベルベリン、ウロリチンAを機能性食品として見直す研究

加齢とともに体の中で何が起きているのかを分子レベルで解き明かす研究が進み、食品由来の成分がその過程にどう関わり得るかにも関心が集まっています。今回紹介するのは、ポーランドのマリア・キュリー・スクウォドフスカ大学とルブリン医科大学の研究者によるナラティブレビュー(既存研究を整理し論点を提示するタイプの…

公開日: 2026年09月02日 05:31

料理の名前は自然への向き合い方を伝えている――インドネシア・マンダイリン料理の言葉を読み解く研究 研究論文OpenAlexインドネシア

料理の名前は自然への向き合い方を伝えている――インドネシア・マンダイリン料理の言葉を読み解く研究

料理の名前は、材料や作り方を示すだけのラベルではないかもしれません。インドネシア・北スマトラ州に暮らすマンダイリン民族の伝統料理を対象に、料理名に込められた言葉の意味と象徴的な意味を調べた研究が発表されました。研究チームはハラパン・メダン大学の言語学分野に所属する研究者らで、「エコ言語学」と呼ばれる…

公開日: 2026年09月02日 05:30

インドの農業大学生3150人調査:BMIを左右するのは食事だけでなく『心の食べ方』だった 研究論文OpenAlexインド

インドの農業大学生3150人調査:BMIを左右するのは食事だけでなく『心の食べ方』だった

大学に進学したばかりの若者は、親元を離れて生活習慣が大きく変わる時期にあたる。インドでは若年人口の増加が続く一方、低栄養と過体重・肥満が同時に存在する『栄養の二重負担』が指摘されており、特に大学生世代でその実態を詳しく調べた研究はこれまで限られていた。今回紹介する研究は、インド国内の農業系大学に通う…

公開日: 2026年09月02日 05:28