研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

抹茶と認知機能の関係を整理した総説:ヒト試験の結果と考えられる仕組み 研究論文OpenAlex

抹茶と認知機能の関係を整理した総説:ヒト試験の結果と考えられる仕組み

抹茶は、日光を遮って育てた茶葉を蒸して乾燥させ、揉まずに細かく挽いた粉末の緑茶です。主に日本で生産され、茶道に欠かせないほか、菓子やラテなどの風味付けにも使われています。著者らは今回の総説で、抹茶が記憶や注意といった認知機能に与える影響について、ヒトを対象とした試験の結果と、その背景として考えられる…

公開日: 2026年10月16日 12:21

オレンジやニンジンを食べる頻度と口腔がんの関連を米国の調査データで調べた研究 研究論文OpenAlex中国

オレンジやニンジンを食べる頻度と口腔がんの関連を米国の調査データで調べた研究

口腔がんは世界で多くみられる悪性腫瘍の一つで、患者の生活の質や生存に大きく影響します。喫煙や飲酒、家族歴が主な危険因子として知られていますが、食事の影響にも関心が集まっています。研究チームが注目したのは、ウコンなどに含まれる天然化合物クルクミンです。これまでの細胞実験などでは、クルクミンが口腔がん細…

公開日: 2026年10月16日 09:21

大豆粉をテンペ菌で最長20日間固体発酵させたときの成分と機能の変化:L-カルニチンの蓄積とイソフラボンの変換 研究論文OpenAlex韓国

大豆粉をテンペ菌で最長20日間固体発酵させたときの成分と機能の変化:L-カルニチンの蓄積とイソフラボンの変換

大豆はたんぱく質や食物繊維、イソフラボンなど多様な成分を含む食材です。一方で、消化を妨げる酵素阻害物質や、特有の青臭さが利用の妨げになることもあります。微生物で大豆を発酵させると、栄養や成分の構成が変わることが知られています。その一例が、インドネシアの伝統食テンペです。テンペは、リゾプス属のカビ(テ…

公開日: 2026年10月16日 09:06

マレーシア・サラワク州ラワスのムスリムにおけるハラール意識と持続可能な消費 研究論文OpenAlexマレーシア

マレーシア・サラワク州ラワスのムスリムにおけるハラール意識と持続可能な消費

イスラム教では、食べてよいものを「ハラール」と呼びます。ただし本研究の著者らによれば、ハラールは宗教上許されているかどうかだけの問題ではありません。「ハラーラン・タイイバン」という考え方では、清潔さ、安全性、品質といった「良いもの」であることも重視されます。

公開日: 2026年10月16日 08:50

高圧処理でナマコ体壁の成分を取り出しやすくする試み:Stichopus fusiformiossaを対象とした研究 研究論文OpenAlexマレーシア

高圧処理でナマコ体壁の成分を取り出しやすくする試み:Stichopus fusiformiossaを対象とした研究

ナマコの体壁には、コラーゲンや、糖が長くつながったグリコサミノグリカン(GAG)と呼ばれる成分などが豊富に含まれており、機能性食品素材の原料として関心を集めています。研究チームが対象としたStichopus fusiformiossaは東南アジアの海域に広く分布する熱帯性のナマコで、コラーゲン含量の…

公開日: 2026年10月16日 06:45

子どもを守りたい気持ちと調理済み食品の購入意向の関係を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

子どもを守りたい気持ちと調理済み食品の購入意向の関係を調べた研究

下ごしらえと包装が済んでいて、温めるだけ、あるいはそのまま食べられる「調理済み食品」は、手軽さから広く利用されるようになっています。その一方で、食品の安全性や栄養、添加物について心配する声も上がっています。中国では、著名なインフルエンサーと外食チェーンとの論争や、学校給食への導入に多くの保護者が反対…

公開日: 2026年10月16日 06:38

同じ畑で育てた乾果用ナツメ66品種の代謝物を比較し、品種による違いと有望な遺伝資源を探った研究 研究論文OpenAlex中国

同じ畑で育てた乾果用ナツメ66品種の代謝物を比較し、品種による違いと有望な遺伝資源を探った研究

ナツメは中国原産の果樹で、食品や伝統的な薬用素材として利用されてきました。用途によって生食用と乾果用に大別され、乾果用の品種は乾物の割合が高く加工に向くことから、干しナツメ産業や機能性食品の素材として重視されています。果実には有機酸、フラボノイド、トリテルペノイド、フェノール酸、アルカロイドなど多様…

公開日: 2026年10月16日 06:31

ソルガムから作る植物性フレーバーミルクの開発:製法・風味・保存性の検討 研究論文OpenAlex

ソルガムから作る植物性フレーバーミルクの開発:製法・風味・保存性の検討

牛乳の代わりに、ナッツや穀物、種子などから作る「植物性ミルク」を選ぶ人が増えています。乳糖をうまく消化できない乳糖不耐症の人や乳製品にアレルギーのある人、食習慣や環境への配慮を重視する人などが背景にあると、著者らは述べています。原料には大豆、アーモンド、オーツ麦、米などが使われていますが、原料ごとに…

公開日: 2026年10月16日 06:23

人工甘味料は食品中や腸内でどう振る舞うか――化学的安定性と腸内微生物との関わりを整理した短いレビュー 研究論文OpenAlexドイツ

人工甘味料は食品中や腸内でどう振る舞うか――化学的安定性と腸内微生物との関わりを整理した短いレビュー

砂糖の代わりに甘みを付ける人工甘味料の研究には、長期的な健康への影響、食品技術や規制に関する問題、環境への影響など、さまざまな課題があります。著者らは、こうした課題には複数の分野を横断した取り組みが必要だとしています。

公開日: 2026年10月16日 06:20

ココナッツオイルとMCTオイルは同じではない:中鎖脂肪酸の代謝作用を整理した総説 研究論文OpenAlexサウジアラビア

ココナッツオイルとMCTオイルは同じではない:中鎖脂肪酸の代謝作用を整理した総説

ココナッツオイルと、そこから成分を絞り込んで作られるMCTオイル(中鎖脂肪酸油)は、似た油として扱われることが少なくありません。この総説の著者は、両者は脂肪酸の組成、吸収の経路、体内での処理のされ方が大きく異なり、代謝への影響も同じではないと指摘しています。

公開日: 2026年10月16日 06:14

化学的な前処理とハーブによる前処理が乾燥マンゴーの保存品質に与える影響の比較 研究論文OpenAlexパキスタン

化学的な前処理とハーブによる前処理が乾燥マンゴーの保存品質に与える影響の比較

乾燥マンゴーには、保存中に変色、抗酸化成分や栄養素の減少、風味の劣化(異臭)、微生物の増殖が起こるという懸念があります。研究チームは、マンゴーに施す「前処理」の違いが、保存中の乾燥マンゴーにどのような影響を与えるかを調べました。比較したのは、化学的な前処理と、ハーブ(植物由来の素材)を用いた前処理で…

公開日: 2026年10月16日 06:08

青色光と青を強めた混合光がイチゴの生理・成分・収量に与える影響――屋内垂直農場での比較研究 研究論文OpenAlexブラジル

青色光と青を強めた混合光がイチゴの生理・成分・収量に与える影響――屋内垂直農場での比較研究

持続可能な食料への需要を背景に、建物の中で棚を縦に重ねて作物を育てる「屋内垂直農場」が広がっています。こうした環境では、太陽光の代わりに人工照明を使うため、どのような色(波長の組み合わせ=スペクトル)の光を当てるかが作物の育ち方を左右します。

公開日: 2026年10月16日 06:04