研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
乳酸菌がつくる「善玉物質」同士は足し算にならない――エンテロコッカス属の研究から
ヨーグルトなどの発酵食品に使われる乳酸菌は、生きた菌そのものだけでなく、菌が作り出す代謝産物にも注目が集まっています。こうした「ポストバイオティクス」と呼ばれる物質群には、抗菌作用を持つバクテリオシンや、発酵乳製品の食感や機能性に関わる菌体外多糖(エキソポリサッカライド、EPS)などが含まれます。ア…
取得日: 2026年08月28日 12:45
紅麹色素はなぜ変色しやすいのか——安全性と安定性を両立させる研究の最前線
紅麹(ベニコウジ)色素は、Monascus(モナスカス)というカビの仲間を発酵させて作られる天然色素で、鮮やかな色合いと様々な生理作用の両方を持つことから、長い歴史の中で食品に使われてきました。今回、中国・中南林業科技大学食品科学工程学院のShuang Wangさんらの研究グループが、この紅麹色素に…
取得日: 2026年08月28日 12:45
ジャガイモの新芽(マイクログリーン)に抗酸化成分はどれくらい?トルコの研究チームが基礎データを測定
ジャガイモといえば土の中で育つ「イモ」を食べる作物というイメージが強いですが、種イモから出たばかりの若い芽(マイクログリーン)を食用として活用できないかという研究が報告されました。マイクログリーンとは、発芽してごく初期の段階で収穫する野菜の新芽のことで、ブロッコリーやバジル、ラディッシュなど様々な植…
取得日: 2026年08月28日 12:45
独り暮らしの高齢者は食事からの水分摂取が少ない?歯の本数や滑舌との関連を調べた韓国の研究
高齢になると喉の渇きを感じにくくなり、体内の水分バランスを保つ働きも弱まることが知られています。特に一人暮らしの高齢者は、食事の準備が難しくなったり食欲が落ちたりする中で、水分や栄養が不足しやすい立場にあると指摘されてきました。今回紹介する研究は、韓国の国民健康栄養調査のデータを使い、独り暮らしの高…
取得日: 2026年08月28日 12:45
腸内細菌の多様性で反応が変わる? 過体重成人を対象にした乳酸菌由来素材の臨床試験
腸内細菌の構成は人によって大きく異なります。同じ食品やサプリメントを摂っても、体重や代謝への影響が人によってまちまちなのは、この腸内細菌の個人差が関係しているのではないかという見方があります。今回紹介する研究は、過体重の成人を対象に、乳酸菌由来のパラプロバイオティクス素材「Lactiplantiba…
取得日: 2026年08月28日 12:45
キムチの『素』だけを冷凍輸出する?ヤンニョムソースの長期保存と発酵コントロールを調べた研究
キムチは発酵食品であるがゆえに、長距離を運ぶあいだにも発酵がじわじわと進んでしまいます。乳酸菌の働きで酸味が強くなりすぎたり、発生したガスで容器が膨張・破裂したりする問題は、海外輸出の現場で長年の悩みの種になってきました。今回紹介する研究は、この課題に対して発想を変えたアプローチを試しています。キム…
取得日: 2026年08月28日 12:45
サラセミア患者の低栄養、血液の代謝物パターンで見分けられる可能性 栄養介入の効果比較も
サラセミア(地中海貧血)は赤血球の異常により慢性的な貧血を伴う遺伝性の血液疾患で、患者では栄養状態の悪化がしばしば問題になります。しかし低栄養かどうかを見分ける際、血液中のアルブミンやトランスフェリンといった従来の指標だけでは十分に捉えきれない可能性があります。今回、タイのチェンマイ大学医学部の研究…
取得日: 2026年08月28日 12:45
小学校低学年の朝食習慣、家庭の教育歴や生活環境と関連か ポーランドでの調査
朝ごはんをきちんと食べる習慣は、子どもの健康的な食生活の基本とされています。しかし実際にはどれくらいの子どもが毎日朝食をとれているのか、そしてその習慣には家庭環境がどう影響しているのかは、地域や対象によって事情が異なります。今回紹介する研究は、ポーランドの小学校低学年(1〜3年生)を対象に、朝食摂取…
取得日: 2026年08月28日 12:45
体質によって(ポリ)フェノールの効き方は変わる? 代謝酵素SULT1A1の個人差をコンピューターで探る研究
赤ワインや緑茶、大豆製品などに含まれる(ポリ)フェノールは、体内に入ると硫酸抱合という代謝反応を受けることが知られています。同じ食品を食べても人によって健康への影響の出方が違うことがありますが、その理由の一つとして代謝の個人差が関係しているのではないかと考えられてきました。しかし、その仕組みの詳細は…
取得日: 2026年08月28日 12:45
腸内の少数派どうしの会話? 大腸菌がビフィズス菌の代謝を『盗み聞き』する仕組みを発見
私たちの腸には無数の細菌が暮らしていますが、その研究の多くはバクテロイデス門やバチロータ門といった数の多いグループに向けられてきました。一方で、大腸菌(Escherichia coli)やビフィズス菌(Bifidobacterium)のように腸内では数が少ない菌どうしが、実際にどうやり取りしているの…
取得日: 2026年08月28日 12:45
ジベレリン処理でクルミの熟すタイミングを遅らせる ― 仁の脂肪酸組成にも変化
クルミは収穫時期が短く、天候不順などで一斉に熟してしまうと収穫や品質管理が難しくなることが知られています。収穫のタイミングを人為的にコントロールできれば、収穫作業に余裕を持たせたり、実の品質を保ちやすくしたりできる可能性があります。今回紹介する研究は、植物ホルモンの一種であるジベレリン(GA3)をク…
取得日: 2026年08月28日 12:45
米のとぎ汁とパニールから作る「単細胞タンパク質」、乳酸菌が生む成分は原料でどう変わるか
培養肉や昆虫食と並んで、微生物を使ってタンパク質をつくる「単細胞タンパク質(シングルセルプロテイン、SCP)」が、持続可能な代替タンパク源として注目されています。酵母や細菌などの微生物を培養し、その菌体そのものをタンパク源として利用する発想です。今回インドのGITAM School of Scien…
取得日: 2026年08月28日 12:45