研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査
ヨーグルトやチーズ、パン、ワイン、ビール、コーヒー、チョコレートなど、微生物の働きを利用して作られる発酵食品は、ヨーロッパの食生活に深く根付いています。しかし、ヨーロッパ全体で人々がどの発酵食品をどれくらい口にしているのかを、同じ基準でまとめたデータはほとんどありませんでした。著者らによれば、これま…
公開日: 2026年10月16日 21:38
ニュージーランドの4歳半児における食事パターンと過剰な体脂肪の関連を調べた研究
ニュージーランドは子どもの肥満の割合が世界的にも高い国の一つとされています。幼いころからの健康的な食事は、子どもの肥満予防の土台として国際的に推奨されています。一方で、同国では幼児の食事全体の質と体重との関係を示す全国的なデータが限られていました。
公開日: 2026年10月16日 21:34
日本の学校給食が直面する課題 政策文書と報道から整理した研究
日本の学校給食は、栄養を満たすだけでなく、食に関する教育や子どもの健康、学校での人との関わりを支える仕組みとして、海外からも成功例と見なされてきました。主に小中学校で実施され、人件費や設備などの運営費は行政が負担し、食材費は保護者が負担するのが基本です。国(文部科学省)が基準や方針を定め、都道府県や…
公開日: 2026年10月16日 20:53
「健康の味方」と「輸出品」のあいだで:ブジュンブラの消費者は紅茶の健康効果をどう捉えているか
東アフリカのブルンジでは、茶は外貨を稼ぐ輸出品として2番目に大きな位置を占め、6万人を超える小規模茶農家の暮らしを支えています。標高の高い産地で育つブルンジ茶は、国際的なオークションで高く評価されています。一方で研究チームは、ブジュンブラの住民が自国の茶の具体的な健康効果をどの程度知っているかは、こ…
公開日: 2026年10月16日 12:41
抹茶と認知機能の関係を整理した総説:ヒト試験の結果と考えられる仕組み
抹茶は、日光を遮って育てた茶葉を蒸して乾燥させ、揉まずに細かく挽いた粉末の緑茶です。主に日本で生産され、茶道に欠かせないほか、菓子やラテなどの風味付けにも使われています。著者らは今回の総説で、抹茶が記憶や注意といった認知機能に与える影響について、ヒトを対象とした試験の結果と、その背景として考えられる…
公開日: 2026年10月16日 12:21
オレンジやニンジンを食べる頻度と口腔がんの関連を米国の調査データで調べた研究
口腔がんは世界で多くみられる悪性腫瘍の一つで、患者の生活の質や生存に大きく影響します。喫煙や飲酒、家族歴が主な危険因子として知られていますが、食事の影響にも関心が集まっています。研究チームが注目したのは、ウコンなどに含まれる天然化合物クルクミンです。これまでの細胞実験などでは、クルクミンが口腔がん細…
公開日: 2026年10月16日 09:21
大豆粉をテンペ菌で最長20日間固体発酵させたときの成分と機能の変化:L-カルニチンの蓄積とイソフラボンの変換
大豆はたんぱく質や食物繊維、イソフラボンなど多様な成分を含む食材です。一方で、消化を妨げる酵素阻害物質や、特有の青臭さが利用の妨げになることもあります。微生物で大豆を発酵させると、栄養や成分の構成が変わることが知られています。その一例が、インドネシアの伝統食テンペです。テンペは、リゾプス属のカビ(テ…
公開日: 2026年10月16日 09:06
マレーシア・サラワク州ラワスのムスリムにおけるハラール意識と持続可能な消費
イスラム教では、食べてよいものを「ハラール」と呼びます。ただし本研究の著者らによれば、ハラールは宗教上許されているかどうかだけの問題ではありません。「ハラーラン・タイイバン」という考え方では、清潔さ、安全性、品質といった「良いもの」であることも重視されます。
公開日: 2026年10月16日 08:50
高圧処理でナマコ体壁の成分を取り出しやすくする試み:Stichopus fusiformiossaを対象とした研究
ナマコの体壁には、コラーゲンや、糖が長くつながったグリコサミノグリカン(GAG)と呼ばれる成分などが豊富に含まれており、機能性食品素材の原料として関心を集めています。研究チームが対象としたStichopus fusiformiossaは東南アジアの海域に広く分布する熱帯性のナマコで、コラーゲン含量の…
公開日: 2026年10月16日 06:45
子どもを守りたい気持ちと調理済み食品の購入意向の関係を調べた研究
下ごしらえと包装が済んでいて、温めるだけ、あるいはそのまま食べられる「調理済み食品」は、手軽さから広く利用されるようになっています。その一方で、食品の安全性や栄養、添加物について心配する声も上がっています。中国では、著名なインフルエンサーと外食チェーンとの論争や、学校給食への導入に多くの保護者が反対…
公開日: 2026年10月16日 06:38
同じ畑で育てた乾果用ナツメ66品種の代謝物を比較し、品種による違いと有望な遺伝資源を探った研究
ナツメは中国原産の果樹で、食品や伝統的な薬用素材として利用されてきました。用途によって生食用と乾果用に大別され、乾果用の品種は乾物の割合が高く加工に向くことから、干しナツメ産業や機能性食品の素材として重視されています。果実には有機酸、フラボノイド、トリテルペノイド、フェノール酸、アルカロイドなど多様…
公開日: 2026年10月16日 06:31
ソルガムから作る植物性フレーバーミルクの開発:製法・風味・保存性の検討
牛乳の代わりに、ナッツや穀物、種子などから作る「植物性ミルク」を選ぶ人が増えています。乳糖をうまく消化できない乳糖不耐症の人や乳製品にアレルギーのある人、食習慣や環境への配慮を重視する人などが背景にあると、著者らは述べています。原料には大豆、アーモンド、オーツ麦、米などが使われていますが、原料ごとに…
公開日: 2026年10月16日 06:23