研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

飲料に含まれる魚由来コラーゲンペプチドの分子量をどう測るか――3つの分析法を比べた研究 研究論文OpenAlex中国

飲料に含まれる魚由来コラーゲンペプチドの分子量をどう測るか――3つの分析法を比べた研究

魚の皮や鱗、骨などを酵素で分解して得られる「コラーゲンペプチド」は、飲料や健康食品、化粧品に広く使われています。著者らによれば、こうしたペプチドの働きや製品としての品質は、ペプチドがどのくらいの大きさの分子の集まりでできているか、すなわち分子量の分布に大きく左右されます。

公開日: 2026年09月22日 04:44

海藻由来の成分で魚の鮮度を保つ ― 天然保存料としての可能性をまとめた総説 研究論文OpenAlex

海藻由来の成分で魚の鮮度を保つ ― 天然保存料としての可能性をまとめた総説

魚や水産加工品は、良質なたんぱく質、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、そしてDHAやEPAといったオメガ3系の長鎖多価不飽和脂肪酸を豊富に含む、人にとって栄養価の高い食品です。論文では、魚が世界のたんぱく質需要のおよそ20%をまかなっていると述べられています。

公開日: 2026年09月21日 09:19

熟成年数の異なる正山小種紅茶に現れる「乾燥リュウガン様」香りの正体を探る 研究論文Europe PMC中国

熟成年数の異なる正山小種紅茶に現れる「乾燥リュウガン様」香りの正体を探る

中国・福建省の伝統的な紅茶である正山小種(ラプサンスーチョン)は、松の煙でいぶした独特の香りで知られています。この茶を自然の状態で長く貯蔵すると、香りの印象が少しずつ変わっていき、干したリュウガン(ドライロンガン)を思わせる甘く濃厚な香りが立ち上がってくることが経験的に語られてきました。

公開日: 2026年09月21日 07:51

海藻の硫酸化多糖と腸内細菌・粘膜バリア・自然免疫のつながりを整理した総説 研究論文OpenAlex中国

海藻の硫酸化多糖と腸内細菌・粘膜バリア・自然免疫のつながりを整理した総説

海藻には、硫酸基(硫黄と酸素からなる化学的な置換基)が結びついた多糖(糖がたくさんつながった大きな分子)が含まれます。褐藻のフコイダン、紅藻のカラギーナンとポルフィラン、緑藻のウルバンなどがその代表です。これらは腸内細菌のはたらきや、腸の内側を守る粘膜バリア、そして体に生まれつき備わった自然免疫に影…

公開日: 2026年09月21日 07:25

オーツ麦フレークとブラジルナッツの「焙煎条件」を探る——ミューズリー向け原料の品質と味わいの研究 研究論文OpenAlexラトビア

オーツ麦フレークとブラジルナッツの「焙煎条件」を探る——ミューズリー向け原料の品質と味わいの研究

朝食用の手軽な食品として親しまれているミューズリーは、オーツ麦フレークとナッツ類を主な材料とすることが多く、健康志向の高まりとともに注目を集めています。論文によれば、オーツ麦は水溶性食物繊維やβ-グルカンなどを含み、グルテンを含まない穀物として利用できます。一方ブラジルナッツは、セレンを非常に豊富に…

公開日: 2026年09月21日 05:19

アメリカニワトコの遺伝的多様性を探る——同一圃場での品種・系統比較 研究論文OpenAlexアメリカ

アメリカニワトコの遺伝的多様性を探る——同一圃場での品種・系統比較

アメリカニワトコ(Sambucus nigra subsp. canadensis)は、北米で果実や花がサプリメントや食品に利用される特産作物として、この15年ほどで急速に注目を集めてきました。しかし論文によれば、この植物の遺伝的な多様性、とくに栽培上の性質(生育や収量など)や有益な代謝成分について…

公開日: 2026年09月21日 04:52

発酵食品の摂取と抗酸化状態・消化管の健康をめぐる文献レビュー 研究論文OpenAlexインドネシア

発酵食品の摂取と抗酸化状態・消化管の健康をめぐる文献レビュー

体内では、活性酸素などの有害な分子と、それを打ち消す抗酸化のしくみとのバランスが保たれています。このバランスが崩れた状態は「酸化ストレス」と呼ばれ、肥満や2型糖尿病、腸の炎症性疾患といった慢性的な病気のリスクと関連づけられてきました。また、腸内にすむ細菌の集まり(腸内細菌叢)の乱れも、さまざまな慢性…

公開日: 2026年09月21日 02:51

熟成プーアル茶の発酵中に起こる微生物の移り変わりと品質形成の関係を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

熟成プーアル茶の発酵中に起こる微生物の移り変わりと品質形成の関係を調べた研究

熟成プーアル茶(熟茶)は、茶葉を積み上げて水分と熱を加え、微生物のはたらきによって発酵させて作られます。研究チームは、この微生物こそが熟成プーアル茶の品質を形づくる中心的な担い手だとしています。

公開日: 2026年09月20日 06:46

暑さにさらされた採卵鶏に、クロロゲン酸を多く含む生コーヒー豆抽出物を与えると何が起きたか 研究論文OpenAlex中国

暑さにさらされた採卵鶏に、クロロゲン酸を多く含む生コーヒー豆抽出物を与えると何が起きたか

夏の高温は、鶏卵生産における大きな制約の一つとされています。採卵鶏は代謝によって体内で多くの熱を生み出す一方、汗をかいて体を冷やす仕組みに乏しく、羽毛が断熱材のように働くため、暑さの影響を受けやすいと研究チームは説明しています。高温にさらされると、飼料の摂取量や産卵成績、卵の品質、体内のバランス、抗…

公開日: 2026年09月20日 05:23

エゾウコギ抽出液がハタケシメジ菌糸の増え方に与える一時的な影響を調べた研究 研究論文Europe PMC中国

エゾウコギ抽出液がハタケシメジ菌糸の増え方に与える一時的な影響を調べた研究

食用きのこの一種であるハタケシメジ(Lyophyllum decastes)は、東アジアの食品市場で関心が高まっているきのこです。従来の栽培では、実際にきのこの傘や柄(子実体)ができるまで育てる方法が主流ですが、時間がかかり、培地の組成や環境条件にも左右されます。そこで注目されているのが「液体培養(…

公開日: 2026年09月19日 22:29

ブラジルナッツから高タンパク質の「タンパク質分離物」をつくる——組成と機能性を調べた研究 研究論文Europe PMCブラジル

ブラジルナッツから高タンパク質の「タンパク質分離物」をつくる——組成と機能性を調べた研究

植物由来のタンパク質は、増え続ける食料需要に応えながら、より持続可能な食料生産を支える選択肢として注目されています。著者らは、そうした素材の供給源としてアマゾンの生物多様性、なかでもブラジルナッツの木(Bertholletia excelsa)に着目しました。この木は地域経済で重要な役割を担い、その…

公開日: 2026年09月19日 22:26

捨てられてきたマンゴーの種を資源として見直す——栄養成分と活用可能性を整理した総説 研究論文OpenAlexインド

捨てられてきたマンゴーの種を資源として見直す——栄養成分と活用可能性を整理した総説

マンゴー(Mangifera indica L.)は世界で最も広く栽培されている熱帯果実の一つで、加工の過程で大量の副産物が出ます。著者らによれば、そのうち種子は果実全体の重量の20〜25%を占めます。これまで種子は廃棄物として扱われるのが一般的でしたが、論文は近年、栄養素や生理活性物質、付加価値の…

公開日: 2026年09月19日 11:48