研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
メスキート種子(Prosopis africana)の発酵条件を応答曲面法で最適化した研究
Prosopis africana(英語でメスキートと呼ばれるマメ科植物の一種)の種子は、ナイジェリアの多くの地域で手に入りますが、よく知られた作物と比べると利用が進んでいません。この種子は加熱や発酵などの加工を経て、「オクペイェ(Okpeye)」と呼ばれる伝統的な発酵調味料などに使われてきました。
公開日: 2026年10月18日 04:56
伝統的な加熱調理法は濃緑色葉物野菜のフェノール類と抗酸化能をどう変えるか
ホウレンソウなどの濃い緑色の葉物野菜には、ポリフェノール(フェノール類)やフラボノイドといった植物由来の成分が多く含まれています。ただ、野菜の多くは加熱して食べられます。調理によってこれらの成分がどれだけ残り、どれだけ減るのかについて、これまでの研究結果は野菜の種類や実験条件によってまちまちでした。
公開日: 2026年10月18日 04:48
若者の甘い飲み物の摂取と随時血糖値の関係を既存研究から整理した文献レビュー
生活様式の変化にともない、若い世代では砂糖を加えた飲み物(加糖飲料)を口にする機会が増えています。加糖飲料とは、ショ糖や果糖、高果糖コーンシロップなどの糖類を加えた飲み物のことです。著者らは、こうした飲み物の取りすぎが血糖値の上昇を招き、若い年代での糖尿病のリスクにつながる可能性に注目しました。
公開日: 2026年10月17日 22:43
インドネシアの高校1年生女子における食事パターンと貧血の関連を調べた研究
思春期の女子は、急速な成長や月経による出血、食事内容の偏りなどから鉄が不足しやすく、貧血になりやすい時期にあるとされています。貧血とは、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンの濃度が基準値を下回る状態で、疲れやすさや集中力の低下などにつながる可能性があります。
公開日: 2026年10月17日 22:38
韓国の中高生における「モッパン」「クッパン」の視聴頻度と、加糖飲料・人工甘味料飲料の摂取頻度の関連
韓国では、出演者が視聴者とやり取りしながら食事をする「モッパン(食べる放送)」や、料理を作って食べることも多い「クッパン(料理放送)」と呼ばれるオンライン動画が人気で、10代の若者もよく視聴しています。著者らは、両者をまとめて「食べ物関連のオンラインメディア」と呼んでいます。
公開日: 2026年10月17日 22:34
たんぱく質制限の強さだけでは決まらない? 4種類の腎臓病食を食品構成に基づく抗炎症指数で比較した研究
慢性腎臓病(CKD)では、体内で弱い炎症が長く続く「慢性低度炎症」が、病気の進行や心臓・血管の合併症に関わるとされています。CKDの管理では食事療法が中心的な役割を担いますが、腎臓病のために処方される食事が、炎症の観点からどのような特徴を持つのかは、これまで十分に調べられていませんでした。
公開日: 2026年10月17日 22:26
高温高圧蒸し処理の回数でアメリカニンジンの成分と抗酸化活性はどう変わるか
アメリカニンジン(西洋人参)には、ジンセノシドと呼ばれるサポニンの一群のほか、ポリフェノールやフラボノイドなどの成分が含まれています。生の根にはRb1やReといった「主要ジンセノシド」が多く、Rg3やRg5などの「希少ジンセノシド」はわずかしか含まれません。蒸すなどの加熱処理を行うと、主要ジンセノシ…
公開日: 2026年10月17日 22:22
寒冷地向けソルガムの部位ごとの抗酸化成分は、加熱調理でどう変わるか
ソルガム(モロコシ)は、世界で広く栽培される穀物の一つです。グルテンを含まない穀物として、また植物由来の機能性成分を含む穀物として関心を集めています。ただし、温帯地域での利用はまだ限られています。この研究で研究チームが扱ったのは、オランダの育種計画で寒い気候向けに開発された4つの遺伝的系統(HD7、…
公開日: 2026年10月17日 22:15
東部アマゾンの2つのアグロフォレストリー農園で、アサイーとカカオの果実の成分と遺伝子の働きを比べた研究
アグロフォレストリーとは、樹木や複数の作物を意図的に組み合わせて育て、森林に近い生態的なはたらきを保ちながら生産を行う農業のやり方です。ブラジル東部アマゾンでは、この方法でアサイーやカカオといった在来の果実が栽培されています。
公開日: 2026年10月17日 22:10
世界の甲状腺がん罹患率と食料供給・社会経済要因の関係を国単位で探った研究
甲状腺がんは、ホルモンをつくる臓器にできるがんの中で世界的に最も多いものです。論文によると、2022年には世界で約82万人が新たに診断され、年齢構成の違いをそろえた罹患率は過去30年ほど年3〜4%のペースで上昇してきました。国による差も大きく、10万人あたり1人未満の地域がある一方、25〜30人を超…
公開日: 2026年10月17日 22:04
インドに多いビタミンB12欠乏 50年分の研究を整理した総説
ビタミンB12は、DNAの合成、赤血球をつくる働き、神経を包む被膜(ミエリン)の維持に欠かせない栄養素です。自然界では細菌などの微生物だけが合成でき、人は主に肉、魚、卵、乳といった動物性食品から取り入れます。不足すると、大型の未熟な赤血球が増えるタイプの貧血、末梢神経の障害、認知機能の低下などが起こ…
公開日: 2026年10月17日 21:58
植物性食品中心の食事の「質」と死亡リスクとの関連:心臓・腎臓・代謝の早期段階にある中国の高齢者を対象とした追跡研究
心臓や血管の病気、腎臓の病気、肥満や糖尿病などの代謝の異常は互いに影響し合います。米国心臓協会(AHA)はこれらをまとめて「心血管・腎・代謝(CKM)症候群」ととらえ、進み具合を段階で分ける考え方を示しています。研究チームによると、はっきりした心臓病が現れる前の早い段階(ステージ0〜2)でも、段階が…
公開日: 2026年10月17日 21:50