研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
たんぱく質制限の強さだけでは決まらない? 4種類の腎臓病食を食品構成に基づく抗炎症指数で比較した研究
慢性腎臓病(CKD)では、体内で弱い炎症が長く続く「慢性低度炎症」が、病気の進行や心臓・血管の合併症に関わるとされています。CKDの管理では食事療法が中心的な役割を担いますが、腎臓病のために処方される食事が、炎症の観点からどのような特徴を持つのかは、これまで十分に調べられていませんでした。
公開日: 2026年10月17日 22:26
高温高圧蒸し処理の回数でアメリカニンジンの成分と抗酸化活性はどう変わるか
アメリカニンジン(西洋人参)には、ジンセノシドと呼ばれるサポニンの一群のほか、ポリフェノールやフラボノイドなどの成分が含まれています。生の根にはRb1やReといった「主要ジンセノシド」が多く、Rg3やRg5などの「希少ジンセノシド」はわずかしか含まれません。蒸すなどの加熱処理を行うと、主要ジンセノシ…
公開日: 2026年10月17日 22:22
寒冷地向けソルガムの部位ごとの抗酸化成分は、加熱調理でどう変わるか
ソルガム(モロコシ)は、世界で広く栽培される穀物の一つです。グルテンを含まない穀物として、また植物由来の機能性成分を含む穀物として関心を集めています。ただし、温帯地域での利用はまだ限られています。この研究で研究チームが扱ったのは、オランダの育種計画で寒い気候向けに開発された4つの遺伝的系統(HD7、…
公開日: 2026年10月17日 22:15
東部アマゾンの2つのアグロフォレストリー農園で、アサイーとカカオの果実の成分と遺伝子の働きを比べた研究
アグロフォレストリーとは、樹木や複数の作物を意図的に組み合わせて育て、森林に近い生態的なはたらきを保ちながら生産を行う農業のやり方です。ブラジル東部アマゾンでは、この方法でアサイーやカカオといった在来の果実が栽培されています。
公開日: 2026年10月17日 22:10
世界の甲状腺がん罹患率と食料供給・社会経済要因の関係を国単位で探った研究
甲状腺がんは、ホルモンをつくる臓器にできるがんの中で世界的に最も多いものです。論文によると、2022年には世界で約82万人が新たに診断され、年齢構成の違いをそろえた罹患率は過去30年ほど年3〜4%のペースで上昇してきました。国による差も大きく、10万人あたり1人未満の地域がある一方、25〜30人を超…
公開日: 2026年10月17日 22:04
インドに多いビタミンB12欠乏 50年分の研究を整理した総説
ビタミンB12は、DNAの合成、赤血球をつくる働き、神経を包む被膜(ミエリン)の維持に欠かせない栄養素です。自然界では細菌などの微生物だけが合成でき、人は主に肉、魚、卵、乳といった動物性食品から取り入れます。不足すると、大型の未熟な赤血球が増えるタイプの貧血、末梢神経の障害、認知機能の低下などが起こ…
公開日: 2026年10月17日 21:58
植物性食品中心の食事の「質」と死亡リスクとの関連:心臓・腎臓・代謝の早期段階にある中国の高齢者を対象とした追跡研究
心臓や血管の病気、腎臓の病気、肥満や糖尿病などの代謝の異常は互いに影響し合います。米国心臓協会(AHA)はこれらをまとめて「心血管・腎・代謝(CKM)症候群」ととらえ、進み具合を段階で分ける考え方を示しています。研究チームによると、はっきりした心臓病が現れる前の早い段階(ステージ0〜2)でも、段階が…
公開日: 2026年10月17日 21:50
砂糖のとりすぎと関節リウマチの関係を整理した総説:全身の炎症という視点から
関節リウマチは、免疫の仕組みが誤って自分の体を攻撃する「自己免疫疾患」の一つです。関節の内側を覆う滑膜という組織に慢性的な炎症が続き、軟骨や骨が少しずつ壊され、日常の動作が難しくなることがあります。発症しやすさには遺伝的な素因が関わりますが、喫煙や肥満、食事などの環境・生活習慣も、炎症の始まりや進み…
公開日: 2026年10月17日 21:45
赤肉種と白肉種のドラゴンフルーツ果肉に含まれる成分を比べた研究
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)はサボテン科の熱帯果実で、ビタミンCや食物繊維、色素成分などを含み、抗酸化作用が高い果物として知られています。著者らは、こうした果実にどのような植物由来の化学成分(フィトケミカル)が含まれているかを明らかにすることが、健康に役立つ食品素材としての可能性を考えるうえで重要だと…
公開日: 2026年10月17日 21:39
食べ物への依存的な食行動を面接で評価する「FASI」のイタリア語版を摂食障害の患者で検証した研究
「フードアディクション(食べ物依存)」とは、主に超加工食品について、強い渇望、食べる量が増えていく、抑えがきかない、悪影響があっても食べ続けるといった、依存症に似た食べ方のパターンを指す考え方です。これを独立した病気として扱うべきかはまだ議論が続いています。一方で、むちゃ食い障害や神経性過食症などの…
公開日: 2026年10月17日 21:33
ファブリー病の食事療法をめぐる文献レビュー:腎臓と全身の視点から
ファブリー病は、GLAという遺伝子の病的な変異によって、細胞内の小器官リソソームで働く酵素α-ガラクトシダーゼAの活性が低下または欠損する、まれな遺伝性の病気です。X染色体に関連して受け継がれます。この酵素が十分に働かないと、グロボトリアオシルセラミド(Gb3)や、そこから派生するlyso-Gb3と…
公開日: 2026年10月17日 21:22
似た食品でも体への負担は異なる:慢性腎臓病の食事療法を見直す総説
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の働きが長い期間にわたって低下していく病気です。治療では食事療法が重要な柱とされてきました。従来の食事指導は、たんぱく質、ナトリウム(食塩)、カリウム、リンの摂取量を減らすことが中心でした。「勧められる食品」と「避けるべき食品」を決まった一覧で示す方法もよく使われてきまし…
公開日: 2026年10月17日 21:18