研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
大豆の品種ごとに違う抗酸化ペプチド——大豆タンパク質分解物の脂質酸化抑制を比べた研究
食品に含まれる油脂は、時間の経過とともに酸素と反応して劣化します。これを脂質酸化と呼び、風味の悪化や品質低下の原因になります。この酸化を抑える働きが期待されているものの一つが、タンパク質を酵素で細かく切り分けて得られる「ペプチド」です。
公開日: 2026年09月28日 05:31
アマゾンの「非慣行食用植物」6種を調べた研究 ― 栄養成分と抗酸化性の記録
ブラジルのアマゾン地域には多数の樹木や草本が生育していますが、その多くは「食べられるのに、ほとんど知られていない植物」として利用が進んでいません。ブラジルではこうした植物を「非慣行食用植物(UFPs)」と呼びます。これは、人口の多くにとってなじみが薄い、あるいは十分に活用されていない食用植物を指す言…
公開日: 2026年09月27日 20:40
発酵食品の効果は「発酵」よりも「素材」で変わる — マウスで腸内細菌を比較した研究
キムチやザワークラウト、コンブチャ(紅茶キノコ)といった発酵食品は、微生物とその代謝産物を体に届ける食品として注目され、腸内細菌への影響を調べる研究が増えてきました。しかし著者らは、これまでの研究に共通する弱点を指摘します。発酵食品を食べた影響を調べるとき、発酵させていない元の素材(キャベツそのもの…
公開日: 2026年09月27日 20:08
海藻ワカメからタンパク質を取り出す—パルス電界と酵素を組み合わせた抽出法の検討
褐藻類のワカメ(Undaria pinnatifida)は、乾燥重量あたり11〜14%のタンパク質を含み、食物繊維や多糖類、抗酸化成分も豊富なため、タンパク質やその他の有用成分を回収する原料として注目されています。研究チームは、この海藻からタンパク質を効率よく取り出す方法を探りました。
公開日: 2026年09月27日 07:29
海藻グラシラリアの品質を高める加工技術と排水処理の取り組み — インドネシア・シドアルジョ県ジャボン地区での報告
インドネシア東ジャワ州シドアルジョ県のジャボン地区は、グラシラリア属(Gracilaria sp.)という海藻の養殖の中心地です。しかし著者らは、この地域の海藻が主に原料のまま販売され、しかも不純物が多く混ざっているため、経済的な価値が低いままにとどまっていると指摘しています。
公開日: 2026年09月27日 06:39
アンデス産ブルーベリー「マチャマチャ」を加えたヨーグルトの開発――抗酸化性と嗜好性を調べた研究
ペルーの高地アンデス地域で「マチャマチャ」と呼ばれる果実、ワクシニウム・フロリブンダム(Vaccinium floribundum Kunth、アンデス産ブルーベリー)は、独特の色合いや生体活性成分、栄養価などから高く評価されてきました。著者らは、この果実で作ったジェリーを加えた機能性ヨーグルトを開…
公開日: 2026年09月27日 05:34
食べ物は「隠れた毒」になりうるか――アーユルヴェーダのドゥーシーヴィシャ概念から現代の食を読み解く
アーユルヴェーダでは、食べ物(アンナ)は生命を支える基本的な柱の一つとされてきました。適切な食は健康と長寿を支えますが、不適切な食、汚染された食、あるいは体に合わない組み合わせの食は、逆に病気の原因になりうる――この論考は、そうした古典的な考え方を出発点としています。
公開日: 2026年09月26日 23:04
食品由来の成分はニコチンの分解を左右するか——計算解析と実験で候補を探した研究
たばこの依存には、体内でニコチンがどれくらい速く分解されるかが関わっているとされています。研究チームは、ニコチンの分解を担う主要な酵素であるCYP2A6(シトクロムP450 2A6)に着目しました。CYP2A6の働きを抑えることは、ニコチンへの曝露を調整する方策として提案されてきた考え方です。著者ら…
公開日: 2026年09月26日 22:54
ホップの白い芽と緑の芽に含まれるポリフェノール——栽培過程で捨てられる部分を調べた研究
ビールの原料として知られるホップ(Humulus lupulus L.)は、通常、雌花の集まりである「毬花(きゅうか)」を収穫するために栽培されます。しかし栽培の現場では、毬花にたどり着く前の段階で大量の芽が取り除かれています。春になるとホップの株からは15〜40本の芽が出てきますが、3〜4月の剪定…
公開日: 2026年09月26日 05:52
カカオ加工の現場に潜むリスクを洗い出す――バリ島の小規模加工ユニットを対象にしたFMEA分析
インドネシアにとってカカオは重要な農産物のひとつで、著者らによれば同国の主要輸出品目のなかで第4位に位置づけられています。地域レベルでは、バリ州のカカオ生産量は年間4,736トンで、そのうちジェンブラナ県が2,943トンと最も大きな割合を占めていると報告されています。
公開日: 2026年09月26日 05:46
コンブの風味は加工や発酵でどう変わるか――官能評価と風味成分から探る研究
植物性の食材へ関心が移るなかで、海藻のコンブ類は栄養と風味の供給源として注目される食品素材です。この研究で著者らが取り上げたのは、アラリア・エスクレンタ(Alaria esculenta)とサトウコンブ(Saccharina latissima)という2種のコンブ類です。
公開日: 2026年09月26日 05:37
緑茶コンブチャの投与とマウス精子の運動性・形態に関する研究の紹介
この研究で著者らが目的としたのは、緑茶を原料とするコンブチャをオスのマウス(Mus musculus)に与えたとき、精子の質にどのような変化が見られるかを評価することです。とくに注目されたのは、精子がどれだけよく動くか(運動性)と、精子の形が正常かどうか(形態)という二つの指標でした。
公開日: 2026年09月26日 05:17