研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
緑豆タンパク質は、がん治療を支える食品になりうるか——最新レビュー論文を読む
豆類は昔から手頃なタンパク源として親しまれてきましたが、近年は栄養面だけでなく、体の中で働く「生理活性成分」を含む食品として注目されています。今回紹介するのは、緑豆(Vigna radiata L.、いわゆるムング豆)に含まれるタンパク質やペプチドが、がん患者の栄養管理・支持療法にどう役立つ可能性が…
取得日: 2026年08月01日 01:25
高炭水化物・高脂肪の食事パターンと肥満、その関連は男女で異なるのか——タイの成人を対象にした横断研究
「炭水化物を摂りすぎると太る」「脂肪の多い食事は肥満のもと」——こうしたイメージは広く知られていますが、その関連の強さが男性と女性で違うのかどうかは、あまり注目されてきませんでした。特にアジアの人々を対象にしたデータはまだ限られています。今回紹介するのは、タイ・バンコクの成人を対象に、高炭水化物食・…
取得日: 2026年07月24日 02:23
タイ農村部の2型糖尿病患者研究:血糖コントロールと関係が深いのは「知識」より「食事内容」?
2型糖尿病の管理というと、まず思い浮かぶのは「栄養の知識をしっかり身につけること」かもしれません。糖尿病について正しく理解し、望ましい食事の考え方を持てば、日々の食行動も自然と改善し、血糖コントロールも良くなる——そう考えるのは自然なことです。しかし、知識や態度と実際の食行動、そして血糖コントロール…
取得日: 2026年07月21日 18:24
ジャックフルーツの種は使える? 種皮と加熱方法が栄養や機能性に与える影響を調べた研究
ジャックフルーツは東南アジアなどで親しまれている大きな果物ですが、その種子は食用として利用されることが少なく、多くが廃棄されている副産物です。しかし種子には栄養成分や生理活性化合物(健康に関わる可能性が注目される植物由来の成分)が含まれていると考えられており、粉末に加工して食品素材として活用できない…
取得日: 2026年07月19日 23:24
動脈硬化と高血圧に対する「機能性食品成分」研究、この10年の知見を整理したレビュー論文
心血管疾患は、世界の死因の約半数を占めるとされる、非常に大きな健康課題です。近年では都市化の進展や生活習慣の変化、心理社会的ストレス、経済状況、食生活の変化などが、心臓や血管の健康に影響を与える要因として注目されています。中でも「動脈硬化」と「高血圧」は、心血管疾患の発症や進行に深く関わる、生活習慣…
取得日: 2026年07月10日 18:24
伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」には、貧困や飢餓の解消、健康、教育、平等、気候変動対策など幅広いテーマが含まれています。今回紹介するのは、こうしたSDGsの達成と、心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)をはじめとする慢性疾患の予防とを結びつけて論じた、国際栄養学会と第28回世界臨床栄養学…
取得日: 2026年07月08日 21:23
TikTokの『タイ料理動画』は何が拡散されるのか?政府観光広報アカウントを分析した研究
近年、多くの国が自国の食文化をSNSで発信し、観光や国のイメージ向上に役立てる『ガストロディプロマシー(食を通じた文化外交)』に力を入れています。しかし、TikTokのようなショート動画プラットフォームでは、アルゴリズムがどの動画をどれだけ多くの人に届けるかを左右しており、『国が伝えたい食文化のイメ…
取得日: 2026年07月08日 21:23
ブラックカラント抽出物はランニング中の代謝にどう影響するのか──エリート女性長距離選手1名の症例研究
果物由来の色素成分「アントシアニン」は、ブルーベリーやカシスなど濃い紫色の果物に多く含まれることで知られています。近年、スポーツ栄養の分野では、こうしたアントシアニンを豊富に含むブラックカラント(カシス)抽出物が、運動中の体内の代謝反応に影響を与える可能性が研究されてきました。今回紹介する論文は、東…
取得日: 2026年07月04日 01:23
頭頸部がん患者向け経腸栄養剤、飲みきりタイプでも粉末タイプと同等の効果か 少人数試験の結果
のどや口、鼻など「頭頸部」にがんができた患者さんは、腫瘍そのものの影響や、手術・放射線治療・化学療法による副作用、体内の炎症などが原因で、食事が十分にとれなくなることが少なくありません。報告によっては、こうした患者さんの2割から7割にも栄養不足がみられるとされています。口から十分な栄養をとれない場合…
取得日: 2026年07月01日 02:01
コーヒーかす「カスカラ」を発酵で活かす——コーヒーチェリーパルプの新たな活用法とは
コーヒー豆を作る過程では、実は豆の周りの果肉部分が大量に廃棄されています。この果肉部分は「コーヒーチェリーパルプ」や「カスカラ」と呼ばれ、コーヒー加工における主要な副産物です。近年、この廃棄物同然だった部分に、フェノール化合物(植物由来の抗酸化物質の一種)や食物繊維など、さまざまな生理活性成分が含ま…
取得日: 2026年07月01日 00:24