研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
食器がやさしく教えてくれる「ゆっくり食べる」感覚——一人食を支える多感覚フィードバック食器の試み
近年、一人で食事をとる「孤食」の機会が増えているといわれています。一人だと食べる速度に気を配る人が少なくなりがちで、早食いや、ながら食べのような不注意な食べ方につながりやすいとされます。こうした食べ方の癖は、消化のしにくさや食べ過ぎ、望ましくない食習慣の一因になりうると考えられています。今回紹介する…
取得日: 2026年08月22日 05:08
腸内細菌に良いとされる食事パターンと『概日リズム症候群』の関連を調べた大規模研究
睡眠のリズムが乱れがちな現代生活と、生活習慣病との関係が近年注目されています。「概日リズム症候群(Circadian Syndrome, CircS)」とは、肥満や高血圧、脂質異常などの代謝の問題に加え、睡眠や気分に関する不調も併せ持つ状態をまとめて捉える、比較的新しい疫学的な考え方です。これまでの…
取得日: 2026年08月22日 05:08
食事性鉄欠乏の世界的な負担、中国は改善もインドでは若年層・女性に課題――GBD2021データ分析
鉄は赤血球のもとになる重要な栄養素で、不足すると貧血をはじめとするさまざまな健康上の問題につながるとされています。とりわけ食事からの鉄摂取が不足することで生じる「食事性鉄欠乏(DID)」は、世界中で見られる微量栄養素欠乏の一つで、その負担は地域によって大きく異なることが知られています。今回紹介する研…
取得日: 2026年08月22日 04:23
養殖オオサンショウウオ皮膚のユーメラニン、術後出血の管理に役立つ可能性は?ラット実験の報告
手術を受けたあと、出血がなかなか止まらないことは患者さんの回復を左右する重要な問題です。現在使われている止血剤は効果がある一方で、血栓ができやすくなるリスクも指摘されており、より安全な栄養学的アプローチが求められてきました。今回紹介する研究は、養殖されたオオサンショウウオの皮膚に含まれる「ユーメラニ…
取得日: 2026年08月20日 01:23
食品選択のパターンから見えてきた「動脈のかたさ」との関連――中国人成人1155名の横断研究
血管が年齢とともに徐々にかたくなっていく「動脈硬化」は、心血管疾患のリスクを知る手がかりの一つとされています。これまで食事と動脈硬化の関連を調べる研究の多くは、あらかじめ『健康的』『欧米的』といった枠組みを研究者側で決めてから食事パターンを分類する方法が使われてきました。しかし、実際の食べ方の傾向は…
取得日: 2026年08月20日 01:23
更年期移行期の代謝変化を早期にとらえる意義とは 栄養・生活習慣アプローチを整理した総説
更年期というと「閉経後の体調変化」というイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、実際にはその前段階である「更年期移行期(パリメノポーズ)」の時点で、すでに代謝面での重要な変化が始まっている可能性があります。今回紹介するのは、この更年期移行期におけるホルモン変動と代謝・心血管代謝リスクの変化を整…
取得日: 2026年08月20日 01:23
幼いノコギリガザミの成長と脂質代謝に葉酸が関わる可能性、腸内細菌との関係も報告
カニやエビといった甲殻類の養殖では、成長を助ける栄養素をどう食事から補うかが重要なテーマになっています。人にとってビタミンB群の一つである葉酸(フォリックアシッド)は、細胞分裂やエネルギー代謝に関わることが知られていますが、水産養殖で重要なノコギリガザミ(Scylla paramamosain)のよ…
取得日: 2026年08月16日 18:23
アズキの完全長ゲノムを解読、セントロメアの特殊な構造と品種改良への応用が明らかに
あずきご飯や和菓子の餡でおなじみのアズキ(Vigna angularis)は、経済的にも栄養的にも重要なマメ科作物です。しかし、これまでのアズキのゲノム(遺伝情報の全体像)解読には、技術的な限界からどうしても読み切れない『すき間』が残っていました。今回、中国の研究グループによって、この空白を埋める『…
取得日: 2026年08月16日 06:24
在来ダイコン「黄州」のゲノム解読で見えてきた、食感を決めるセルロース蓄積の仕組み
ダイコンは煮物や漬物、乾物などさまざまな料理に使われる身近な野菜ですが、品種によって水分量や食感、加工への向き不向きが大きく異なることをご存じでしょうか。今回紹介する研究は、中国湖北省黄州(こうしゅう)地域に古くから伝わる在来種ダイコン「黄州(HZ)」を対象にしたものです。この品種は円錐に近い独特な…
取得日: 2026年08月15日 02:24
一般市民の骨粗鬆症予防をどう進めるか——中国で発表された市民向けガイドラインを紹介
骨粗鬆症は、骨の量が減り骨の内部構造がもろくなることで、骨折しやすくなる慢性的な骨の病気です。高齢化が進む社会では患者数が増えていくと考えられていますが、その一方で「自分が骨粗鬆症のリスクを抱えているかどうか」「どう予防すればよいか」について、一般の人々の関心や知識はまだ十分ではないと指摘されていま…
取得日: 2026年08月15日 01:24
下痢型過敏性腸症候群への中医学・鍼治療・食事療法:長期的な症状緩和に向けた可能性を探る総説
お腹の調子が慢性的に不安定で、下痢や腹痛を繰り返す「下痢型過敏性腸症候群(IBS-D)」。ストレスや自律神経の乱れなど、脳と腸の相互作用が関わる身近な疾患として知られていますが、既存の治療法だけでは症状が長く落ち着かないケースも少なくないとされています。そうした中で近年、副作用が少ないとされる中医学…
取得日: 2026年08月15日 00:24
食塩の摂りすぎと腎機能低下、G20諸国の虚血性心疾患への影響を分析した論文を紹介
「塩分の摂りすぎは体によくない」という話は、健康に関心のある人なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。実は塩分の摂りすぎ(食事性高ナトリウム)は血圧を上げたり血管を傷つけたりすることを通じて、心臓の血管が詰まったり狭くなったりする「虚血性心疾患(IHD)」の一因になると考えられています。ま…
取得日: 2026年08月14日 23:24