研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ケニアの若年母親と母体栄養支援:インフォーマル居住地でのコミュニケーションを探る研究
妊娠中や産後の栄養は、母親と赤ちゃん双方の健康に関わる大切なテーマです。しかし十分な情報や支援を受けられるかどうかは、住んでいる環境によって大きく左右されます。特に都市の「インフォーマル居住地」と呼ばれる、正式な都市計画の外にあるような密集した居住地域では、若い母親たちが妊婦健診(アンテナタルケア)…
公開日: 2026年07月31日 08:37
自然災害の被災地で脆弱な人々を支える健康・栄養支援プログラムの試み
地震や洪水などの自然災害が起きると、住まいや暮らしだけでなく、人々の健康や栄養状態にも大きな影響が及びます。とりわけ乳幼児、子ども、妊娠中・授乳中の女性、高齢者、障がいのある人といった「脆弱層」と呼ばれる人々は、医療や栄養のある食事、健康に関する情報へのアクセスが制限されやすく、被災後に体調を崩しや…
公開日: 2026年07月29日 01:32
母乳バンクはどう運営されているのか——世界の研究をまとめたアンブレラレビュー
体調や出産の事情で自分の母乳を十分に与えられない赤ちゃんのために、他の女性が余った母乳を提供する仕組みがあります。それが「母乳バンク」です。提供された母乳(ドナーミルク)は「ヒューマンミルクバンク」と呼ばれる施設を通じて、必要とする赤ちゃんに届けられます。こうした仕組みを継続的かつ公平に運営していく…
公開日: 2026年07月29日 01:28
妊娠糖尿病と食事の質の関係を探る:「食事性肥満予防スコア」を使った研究
妊娠中に血糖値が高くなる「妊娠糖尿病(GDM)」は、母体だけでなく赤ちゃんの健康にも影響しうることが知られており、予防につながる要因として食事の質が注目されています。ただし、どのような食事パターンがGDMのリスクと関連するのかは、まだ十分にわかっていません。今回紹介する研究では、肥満予防の観点から食…
公開日: 2026年07月27日 01:32
妊娠中の母体環境が子どもの肥満リスクに関わる? 出生前要因を整理した総説
子どもの過体重や肥満は、いまや世界的な健康課題として広く知られるようになりました。食事や運動習慣が注目されがちですが、実は「生まれる前」、つまりお腹の中にいる胎児期の環境も、その後の体重増加や肥満のリスクに関わっている可能性が指摘されています。今回紹介する総説論文は、この「胎生期(たいせいき)起源」…
公開日: 2026年07月18日 17:44
自閉スペクトラム症児への複合的栄養支援、ベトナムでのパイロット研究が示したもの
自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもたちの中には、特定の食べ物しか受け付けない「極端な偏食」が見られるケースが少なくありません。こうした偏食は、成長に必要な栄養素の不足につながることが懸念されていますが、資源が限られた地域でどのような栄養支援が実際に行えるのか、そのデータはまだ十分ではありません…
公開日: 2026年07月16日 07:32
妊娠中の高タンパク・低GI食、子のコレステロール値に関連か 9歳時点の追跡調査
妊娠中の食事が生まれてくる子どもの将来の健康にどう関わるのか、多くの研究者が関心を寄せてきました。特に、妊娠前に肥満傾向にある女性への食事介入が、子どもの体づくりや代謝にどのような影響を及ぼすのかは、栄養学の重要なテーマの一つです。今回紹介するのは、妊娠中の食事内容と子どもの脂質(コレステロールなど…
公開日: 2026年07月10日 18:34
2型糖尿病とラクトフェリン——『炎症・腸・代謝』を同時にみる栄養研究の視点
糖尿病は、インスリンというホルモンの分泌や働きに乱れが生じることで血糖値が高い状態が続く代謝の病気です。1型糖尿病は膵臓のβ細胞が自己免疫によって壊されることで起こり、多くは若い時期に発症します。一方で最も患者数が多いのが2型糖尿病で、インスリンの効きにくさ(インスリン抵抗性)とインスリン分泌の相対…
公開日: 2026年07月04日 18:26