研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
移民の『食の変化』とメタボリックシンドロームの関係を探る研究
新しい国に移り住むと、生活習慣とともに食生活も少しずつ変化していきます。これは「食のアカルチュレーション(食文化変容)」と呼ばれる現象で、近年、こうした食習慣の変化が心血管代謝の健康や慢性疾患のリスクと関連する可能性が指摘されています。今回紹介する研究は、米国に暮らす移民を対象に、食事とアカルチュレ…
公開日: 2026年08月23日 00:34
ファストフードとレストラン食、体の炎症への影響は同じ? NHANESデータが示した違い
仕事帰りに買うファストフードです。休日にレストランでゆっくり食事をとる。どちらも「外食」ですが、体への影響は同じなのでしょうか。今回紹介する研究は、この2つの外食スタイルと体内の炎症反応との関連を調べたものです。
公開日: 2026年08月22日 12:33
抗炎症食と運動の組み合わせ、高齢者の死亡リスクとどう関係する?中国の大規模調査から
毎日の食事が体の中の「炎症」に影響することは、近年よく話題になります。では、炎症を抑えやすいとされる食事を続けている高齢者は、実際に長生きしやすいのでしょうか。そんな疑問に取り組んだ研究が、学術誌「フロンティアーズ・イン・イミュノロジー」に2026年8月に掲載予定です。
公開日: 2026年08月22日 10:34
うつ病を抱える青少年の「食物依存症」、その特徴とは―横断研究から
甘いものや脂っこいスナックがやめられない――そんな経験は多くの人にあるかもしれません。近年、超加工食品を過剰に摂取してしまう状態は「食物依存症(FA)」と呼ばれ、研究の対象となっています。特に、大うつ病性障害(MDD)を抱える人ではFAが多く見られることが知られていますが、青少年を対象とした研究はま…
公開日: 2026年08月22日 09:42
超加工食品を禁止するなら何日かかるのか——米国の州規制ラッシュを検証した論文を紹介
近年、米国では「超加工食品(UPF)」や特定の食品添加物を規制しようとする動きが州レベルで相次いでいます。清涼飲料や菓子パンなど、原材料を高度に加工して作られた食品群をめぐり、健康との関係が議論される一方で、「では実際にどれくらいの速さで規制できるのか」という素朴だけれど重要な問いには、これまで明確…
公開日: 2026年08月22日 09:39
包装食品には平均いくつの添加物?トルコでの大規模ラベル調査
スーパーの棚に並ぶ包装食品のラベルを見ると、聞き慣れないカタカナの物質名がずらりと並んでいることがあります。一つひとつの添加物は安全性審査を経て使用が認められていますが、多種類の添加物を日常的に、しかも同時に摂取することの影響については、関心を持つ人が少なくありません。今回紹介する研究は、そうした関…
公開日: 2026年08月22日 09:37
「超加工食品はすべて危険」という単純化が見落とすもの――持続可能な食生活への転換を考える
「超加工食品(UPF)はできるだけ避けたほうがいい」という話を、健康情報でよく見かけるようになりました。加工の度合いで食品を分類する「NOVA分類」という枠組みが広まったことで、UPFという言葉自体が一種の警告サインのように扱われる場面も増えています。ただ、この論文は「UPFという一つの大きな箱です…
公開日: 2026年08月22日 09:36
地中海食を続けてもらうには?高齢者向け『多要素介入』を試した研究
地中海食は、野菜や果物、豆類、オリーブオイルを多く使う食事パターンで、これまでも慢性疾患の予防や健やかな加齢との関連が数多く報告されてきました。ところがスペインでは近年、欧米型の食生活が広まるにつれ、高齢者の地中海食への順守度が下がっていることが課題になっているといいます。こうした状況を受けて、地域…
公開日: 2026年08月22日 09:34
炭水化物・脂質・タンパク質のバランスとメタボリックシンドロームの関連を大規模調査
ご飯やパンなどの炭水化物、肉や魚に多い脂質、そしてタンパク質です。この三大栄養素をどのような割合で摂るかは、健康と関わりが深いテーマとして以前から関心を集めてきました。今回紹介する研究は、韓国で2025年に改訂された食事摂取基準(KDRIs)が定める三大栄養素の摂取比率の目安と、メタボリックシンドロ…
公開日: 2026年08月22日 08:37
インドネシアの思春期における食事パターンとうつ症状の関連を調べた研究
思春期は心も体も大きく変化する時期であり、この時期のメンタルヘルスは生涯にわたる健康の土台になるといわれています。近年、食生活とメンタルヘルスの関連に関心が集まっていますが、インドネシアの思春期を対象に、日々の食事パターン全体とうつ症状との関連を調べた研究はまだ限られていました。今回紹介するのは、イ…
公開日: 2026年08月22日 08:35
ナイジェリアの子どもの『食事パターン』と血圧、関連は見られるのか——イバダンでの横断研究
子どもの頃の食習慣は、その後の健康にどうつながっていくのか。脂肪や塩分、糖分の多い食事が、子どもや青年期の早いうちから血圧を高めるリスクと関係しているのではないか、という指摘は以前からあります。とはいえ「何をどれだけ食べているか」を個々の栄養素ではなく、日常の食べ方全体の傾向、つまり「食事パターン」…
公開日: 2026年08月22日 08:31
料理起業家は「食の遺産」の守り手になれるか——インドネシアの飲食店に学ぶ現象学的研究
郷土料理や伝統的な食文化は、その土地らしさを伝える大切な資源として、観光の分野でも注目されてきました。ただしこれまでの研究の多くは、ガストロノミー(美食・食文化)を「観光の目玉」として扱うものが中心で、実際にお店を営む料理起業家たちが、その食文化の保存にどう関わっているのかは、あまり深く掘り下げられ…
公開日: 2026年08月22日 07:29