研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
低所得世帯の10代は食をどう体験しているか——ベルリンの若者の声を聞く研究
十分な食事がとれるかどうかは、大人が思う以上に子どもや若者の毎日の気分や体調に直結します。ドイツでは低所得世帯に対して公的な補助(ビュルガーゲルトなどの給付制度)が用意されていますが、その額が実際の食費をまかなうには不十分だという指摘は以前からありました。ただし、こうした状況を大人ではなく当事者であ…
公開日: 2026年08月31日 16:59
韓国における超加工食品の摂取量、17年で増加 心血管代謝の指標との関連を分析
コンビニ食品やインスタント食品、清涼飲料水など、工業的な加工を経て作られる食品は「超加工食品」と呼ばれます。世界的にこうした食品の摂取量が増えていることが知られており、健康への影響が懸念材料として注目されてきました。しかし、アジアの成人を対象に、超加工食品の摂取と健康指標との関連を調べた研究はまだ限…
公開日: 2026年08月31日 14:33
EU「RELISH」プロジェクト、料理レシピを通じて欧州の食文化遺産を伝える広報・活用計画を改訂
料理のレシピは、単なる調理手順ではなく、地域の歴史や暮らしを伝える文化遺産としての側面を持っています。欧州連合(EU)が資金提供する研究プロジェクト「RELISH(Reframing European gastronomy Legacy through Innovation, Sustainabil…
公開日: 2026年08月31日 14:24
アパラチアの農村地域で野菜摂取と食事の質を高める試み:コミュニティ参加型プログラム「Laurel HARVEST」の成果
アメリカのアパラチア地方に位置する農村コミュニティでは、食料不安(十分な食料を安定して入手できない状態)や食事の質の低さ、慢性疾患の割合が高いことが知られています。こうした課題に対し、地域住民自身が計画や実施に関わる「コミュニティ参加型研究(CBPR)」や、政策・仕組み・環境(PSE)に働きかけるア…
公開日: 2026年08月29日 13:27
特定の食品やサプリメントに「がん予防効果」はあるのか——既存研究を検証した論文紹介
「このビタミンを摂ればがんを防げる」「このサプリメントが効く」といった情報は、書籍やインターネット上にあふれています。しかし、そうした主張には実際にどれほどの根拠があるのでしょうか。今回紹介する論文は、特定の食品、ビタミン、ミネラル、サプリメントががんを予防できるかどうかについて、既存の知見を検証し…
公開日: 2026年08月29日 13:25
がんに効く食品・サプリメントはあるのか? 既存研究を整理した報告
「このビタミンを摂ればがんが防げる」「あの食品にはがんを治す効果がある」——こうした情報は書籍やインターネット上にあふれています。しかし、こうした主張は実際の科学的根拠に基づいているのでしょうか。今回紹介するのは、特定の食品・ビタミン・ミネラル・サプリメントががんの予防や治癒に効果があるのかどうかを…
公開日: 2026年08月29日 06:22
血糖値だけじゃない:2型糖尿病の食事療法を心臓・肝臓のリスクまで見直す
2型糖尿病というと、まず血糖値のコントロールが思い浮かびます。しかし実際には、血糖の異常だけでなく、内臓脂肪の蓄積、インスリン抵抗性、脂質異常、高血圧、そして脂肪性肝疾患(MASLD、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)などが同時に絡み合う、多因子性の『心代謝疾患』だと考えられています。今回紹介する総説は…
公開日: 2026年08月29日 05:27
地中海食への意識と伝統的な乳製品・オリーブ食品の好みの関係を探る調査(キプロス)
地中海食は世界的に健康的な食事パターンの一つとして知られていますが、皮肉なことに、その発祥地とされる地中海沿岸の国々でも、この食事パターンを実践する人が減ってきていると言われています。今回、キプロスの研究チームが、成人を対象に地中海食への順守度と、伝統的な乳製品やオリーブ関連食品への好みとの関連を調…
公開日: 2026年08月29日 05:26
書評紹介:レジーナ・セクストン著『アイルランド食文化小史』
アイルランドの食文化は、じゃがいもをはじめとする素朴なイメージで語られることが多いものの、その歴史をまとまった形で紹介する書籍は多くありません。今回取り上げるのは、Helen J Saberi氏(Independent Scholar)による書評で、対象となっているのはレジーナ・セクストン著『アイル…
公開日: 2026年08月28日 12:36
超加工食品の摂取と抗生物質の使用歴、若年性大腸がんとの関連を調べたケースコントロール研究
大腸がんは一般に高齢者に多いがんとされてきましたが、近年、50歳未満で診断される『早発性大腸がん(EOCRC)』が、先進国と南アジアの両方で年あたり約1.5〜2.0%のペースで増加していると報告されています。この背景には食生活の変化や生活習慣の変化があるのではないかと考えられていますが、超加工食品の…
公開日: 2026年08月28日 02:48
東南アジア・インドの発酵食品と健康サプリメント市場、消費者の信頼を左右する要因とは
味噌や納豆に限らず、発酵食品は世界各地の食文化に根付いています。東南アジアやインドでも、テンペや魚醤、発酵米製品、イドリ、ドーサ、ヨーグルト、漬物など、伝統的な発酵食品が日々の食生活に深く組み込まれています。近年はこれらの地域で健康志向の高まりとともに、発酵食品や健康サプリメントが「機能性食品」「予…
公開日: 2026年08月28日 02:47
食料価格の上昇は「体に良い食品」ほど遠ざける? メキシコのコロナ前後データから見える栄養格差
新型コロナウイルスの流行は、世界中の食料の生産・流通の仕組みを混乱させ、多くの国で食料品の値上がりを招きました。では、値上がりは「野菜や果物、肉、魚といった素材そのものに近い食品」と、「スナック菓子や清涼飲料などの超加工食品」とで、同じように起きたのでしょうか。それとも、栄養価の高い食品の方がより値…
公開日: 2026年08月28日 02:40