著者の所属・活動拠点の国は、インドネシアです。

掲載誌:Jurnal Ners

ライセンス: CC BY-SA 対象: 公開論文 確認元: OpenAlex

研究の目的

研究チームは、ファミカ大学の女子学生を対象に、食生活、自分の体形や身体に対する受け止め方である「身体イメージ」、ストレスの程度が、それぞれ月経周期の乱れと関連するかを調べました。大学生活では生活習慣の変化や学業・対人関係の負担が重なることから、食事と心理面の両方に着目しました。

何を、どのように調べたか

対象は、月経を経験している18~25歳の女子学生52人です。研究チームが定めた条件に合う参加者を選び、妊娠中の人、ホルモン避妊法を使用している人、月経周期に影響する既知の病気がある人は除外しました。

質問票で、食事の規則性や頻度、食べる食品の種類、身体に対する認識や評価、ストレスの程度を尋ねました。月経については、直近の数周期の規則性などを本人に回答してもらいました。これらをほぼ同じ時点で把握する横断研究です。

研究チームは、食生活を良好・不良、身体イメージを肯定的・否定的、ストレスを低い・中程度から高いという区分で整理し、それぞれの群で月経周期の乱れを報告した学生の割合を比較しました。

主な報告結果

全体では、52人中25人(48.1%)が月経周期の乱れを報告しました。研究チームは、食生活、身体イメージ、ストレスのいずれについても、月経周期の乱れとの統計的に有意な関連を報告しています。

食生活が不良と分類された28人では19人(67.9%)に月経周期の乱れがあり、良好と分類された24人では6人(25.0%)でした。

身体イメージが否定的だった25人では18人(72.0%)に月経周期の乱れがあり、肯定的だった27人では7人(25.9%)でした。

ストレスが中程度から高かった32人では22人(68.8%)に月経周期の乱れがあり、ストレスが低かった20人では3人(15.0%)でした。

この報告が示すこと

著者らは、女子学生の月経の健康を考える際には、栄養面だけでなく、身体への受け止め方や心理的な負担、日常の行動も含めて捉える必要があると結論づけています。その観点から、大学での支援として、バランスのよい食事、身体の受容、ストレスへの対処に関する教育を挙げています。

今回の報告は、同じ時点で集めた質問票の回答どうしの関連を示したものです。食生活やストレスを変えることで月経周期が改善するかを検証した研究ではありません。

原著論文の著者・所属:Septi Hendy Telaumbanua(Tamalatea University)、Rahmawati Azis(Tamalatea University)、Muhammad Ilyas Nur(Tamalatea University)、Sitti Nurfaizah(Tamalatea University)、Diana Mirja Togubu(Tamalatea University)

※本記事は原著論文をもとに、日本語で要約・説明を加えた研究紹介です。 出典(原著論文):Septi Hendy Telaumbanua, Rahmawati Azis, Muhammad Ilyas Nur, Sitti Nurfaizah, Diana Mirja Togubu The Relationship Between Eating Patterns, Body Image, And Stress Levels And Menstrual Cycle Disorders Among Female College Students At Famika University. Jurnal Ners 2026-09-23. DOI: 10.31004/jn.v10i4.62859. 原著ライセンス:CC BY-SA 4.0.

本紹介記事の文章(題名・見出しを含む)は、CC BY-SA 4.0で提供します。原著論文をもとにNutriMap Japanが日本語で要約・説明を加えています。対象は本紹介記事の文章に限り、ヒーロー画像・サイトのロゴ・画面デザイン・他の記事・データベース全体は含みません。