研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

「ホルムアルデヒド処理済み」表示のきのこは抗菌活性が弱い?ヒラタケとマッシュルームを比べた予備的研究 研究論文OpenAlexインド

「ホルムアルデヒド処理済み」表示のきのこは抗菌活性が弱い?ヒラタケとマッシュルームを比べた予備的研究

スーパーや市場で売られているきのこの中には、流通過程で防腐目的の薬剤処理が行われているものがあるとされます。なかでもホルムアルデヒドは反応性の高い化学物質で、細胞毒性や変異原性、発がん性が知られている一方、栽培きのこにはごく低濃度で自然に含まれる場合もあり、通常の食事の範囲ではリスクは小さいとする報…

公開日: 2026年09月04日 05:36

産地が違えば香りも変わる?草果の水蒸気蒸留水を科学する 研究論文OpenAlex中国

産地が違えば香りも変わる?草果の水蒸気蒸留水を科学する

草果(Amomum tsaoko)は中国雲南省などで香辛料や伝統的な食材として利用されている植物です。この果実を水蒸気蒸留すると、精油とともに「ハイドロゾル(蒸留水)」と呼ばれる芳香性の水溶液が得られます。ハイドロゾルは精油に比べて成分が穏やかで、化粧品や食品分野での応用可能性が注目されていますが、…

公開日: 2026年09月04日 04:56

お茶を飲む習慣と加齢後の認知機能――研究データは何を示しているのか 研究論文OpenAlex中国

お茶を飲む習慣と加齢後の認知機能――研究データは何を示しているのか

年齢を重ねるにつれて記憶力や判断力が少しずつ変化していくことは、多くの人にとって身近な関心事です。認知症の根本的な治療法がまだ確立されていない中で、食生活を通じた予防に注目が集まっており、その候補の一つとして挙げられてきたのがお茶です。中国を起源とし、世界三大無アルコール飲料の一つとされるお茶には、…

公開日: 2026年09月04日 04:54

運動とお茶・カカオ由来ポリフェノールの組み合わせは脳の老化にどう働きかけるのか、研究の整理から 研究論文OpenAlex中国

運動とお茶・カカオ由来ポリフェノールの組み合わせは脳の老化にどう働きかけるのか、研究の整理から

年齢を重ねると、脳や筋肉の細胞でエネルギーを作り出すミトコンドリアの働きが落ちたり、血管の柔軟性が失われたり、筋肉量や認知機能が徐々に低下したりすることが知られています。こうした変化はフレイル(心身の虚弱)や生活習慣病、神経変性疾患のリスクを高める要因とされ、運動習慣や食事内容を組み合わせて健康な老…

公開日: 2026年09月04日 01:32

焼き畑ではなく培地へ:農業残渣でキノコ栽培のコストと収量を両立させる試み 研究論文OpenAlexラオス

焼き畑ではなく培地へ:農業残渣でキノコ栽培のコストと収量を両立させる試み

稲わらやトウモロコシの茎など、収穫後に残る農業残渣(バイオマス)は、多くの地域で畑での野焼きによって処分されています。この野焼きは温室効果ガスの排出や大気汚染を引き起こすだけでなく、本来なら別の用途に使えたはずの資源を燃やして失っていることにもなります。この研究は、そうした廃棄されがちな農業残渣を、…

公開日: 2026年09月03日 08:27

エラジタンニンという植物成分、メタボリック症候群への効果を探る研究レビュー 研究論文OpenAlex南アフリカ

エラジタンニンという植物成分、メタボリック症候群への効果を探る研究レビュー

肥満や運動不足、食生活の乱れ、そして高齢化を背景に、メタボリック症候群(内臓脂肪型肥満に高血糖・高血圧・脂質異常などが重なった状態)は世界的な公衆衛生上の課題として大きく取り上げられるようになっています。こうした中で注目されているのが、植物に含まれる「エラジタンニン」という成分群です。これは加水分解…

公開日: 2026年09月03日 07:41

水に溶けにくいクルクミンを改良し、光で酵母を殺す――食品保存への新しい試み 研究論文OpenAlex中国

水に溶けにくいクルクミンを改良し、光で酵母を殺す――食品保存への新しい試み

ウコンなどに含まれる黄色い成分クルクミンは、抗菌性を持つことで知られていますが、水にほとんど溶けないという弱点があります。この性質のため、飲料やソースといった水分の多い食品にそのまま応用することは難しいとされてきました。近年注目されている光線力学技術(PDT)は、光感受性物質に特定の光を当てることで…

公開日: 2026年09月03日 06:27

海藻由来の硫酸化多糖と腸内細菌叢の関係を整理した研究 研究論文OpenAlex

海藻由来の硫酸化多糖と腸内細菌叢の関係を整理した研究

コンブやワカメといった海藻には、フコイダンやカラギナン、ウルバンといった硫酸化多糖と呼ばれる成分が含まれています。これらは食物繊維の一種で、近年は腸内細菌のえさとなる「プレバイオティクス」としての働きが注目されています。今回紹介するのは、こうした海洋由来の硫酸化多糖について、腸内細菌叢との関わりやヒ…

公開日: 2026年09月03日 05:37

おからをヒラタケの菌糸体で発酵させると、うま味が増す? 食品残さ活用に関する研究 研究論文OpenAlex

おからをヒラタケの菌糸体で発酵させると、うま味が増す? 食品残さ活用に関する研究

豆腐や豆乳を作る際に大量に発生する副産物「おから」は、世界全体で年間14億トンも生まれているといいます。栄養価は高いものの、腐りやすく、食物繊維が多いために水に溶けにくく、そのままではざらついた食感や味の点で食品への利用が難しいという課題があります。こうした食品残さを、キノコの菌糸体を使って発酵させ…

公開日: 2026年09月02日 11:34

産地と加工法でコーヒーの中身はどう変わる?インドネシア産リベリカ種を分析した研究 研究論文OpenAlexインドネシア

産地と加工法でコーヒーの中身はどう変わる?インドネシア産リベリカ種を分析した研究

コーヒーといえばアラビカ種やロブスタ種が主流ですが、東南アジアではリベリカ種(Coffea liberica)という品種への商業的な関心が高まっています。ただし、収穫後にどのような処理を施すかによって、豆の性質や体に作用する成分がどう変わるのかについては、まだ十分に調べられてきませんでした。今回紹介…

公開日: 2026年09月02日 10:39

ピーナッツの薄皮に含まれるカテキンを、ナノ乳化技術と分光光度法で調べる 研究論文OpenAlexインドネシア

ピーナッツの薄皮に含まれるカテキンを、ナノ乳化技術と分光光度法で調べる

ピーナッツを剥いたときに出る薄い茶色の皮は、通常は捨てられる部分です。しかしこの皮にはカテキンと呼ばれるポリフェノールの一種が豊富に含まれていることが知られており、強い抗酸化作用を持つ成分として、医薬品や化粧品への応用が期待されています。インドネシア・スラウェシ島のカワンコアン地域産のピーナッツ皮を…

公開日: 2026年09月02日 10:38

巨大な野生ニンジンは薬になるか? アルジェリア産Daucus carota subsp. maximusの成分と機能性を調べた研究 研究論文OpenAlexアルジェリア

巨大な野生ニンジンは薬になるか? アルジェリア産Daucus carota subsp. maximusの成分と機能性を調べた研究

ニンジンといえば食卓でおなじみの野菜だが、その野生種の中には食用のニンジンとは姿形も性質も異なるものが存在する。今回紹介する研究が対象とした「Daucus carota subsp. maximus」は、セリ科に属する二年生植物で、アルジェリアに自生する野生ニンジン亜種の中でも最大級の大きさを持つと…

公開日: 2026年09月02日 09:38