研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
セレンを蓄えた微細藻でキクイモを育てると何が起きる? フルクタン代謝を探った総説
お腹の調子を整える食物繊維として、イヌリンという成分を聞いたことがあるでしょうか。キクイモはこのイヌリンを豊富に含む植物として知られています。今回、そのキクイモに「セレン」という微量元素を効率よく取り込ませる研究の総説が発表されました。
公開日: 2026年08月22日 12:29
酢飲料を4週間、便秘傾向の成人が飲むと排便はどう変わる? 二重盲検試験の報告
お腹の調子を整える食習慣として、酢を使った飲み物を思い浮かべる方もいるかもしれません。ただ、こうした食品由来の飲料が実際の排便状況にどの程度関わるのかは、科学的な検証を経て初めて確かなことが言えます。今回紹介するのは、軽い便秘傾向がある健康な成人を対象に、酢飲料を4週間毎日飲んでもらい、排便の状態や…
公開日: 2026年08月22日 12:26
自閉スペクトラム症と腸内細菌叢の関係を考える:最新の見解論文を読む
子どものおなかの調子と発達には、何か関係があるのでしょうか。自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもには、便秘や下痢、腹痛、胃食道逆流、お腹の張りといった消化器症状を持つ子が少なくないといわれています。そうした経験から、腸内細菌叢が発達に関わっているのではないかという関心が高まってきました。今回紹介…
公開日: 2026年08月22日 10:37
腸内細菌の力でアレルギー性鼻炎を和らげられる? 乳酸菌BGI-N6をラットで検証した研究
花粉やハウスダストなどが引き金となるアレルギー性鼻炎は、世界的に患者数が増えている慢性の炎症性疾患です。既存の薬には効果や使い心地の面で限界があるとされ、新しい対策の必要性が指摘されてきました。近年注目されているのが、腸内細菌のバランスを整えることで免疫の働きに働きかける「プロバイオティクス」という…
公開日: 2026年08月22日 09:32
便秘と食事・生活習慣の関係、これまでの研究をまとめた総説論文
お通じの悩みは多くの人にとって身近なテーマです。今回紹介する総説論文は、成人の10〜15%が経験するとされる慢性便秘について、食事や生活習慣がどう関わるのかをこれまでの研究から整理したものです。食物繊維の量やキウイ・プルーンといった特定の食品、地中海式の食事パターン、水分摂取、運動や睡眠との関連まで…
公開日: 2026年08月22日 08:33
腸内細菌に良いとされる食事パターンと『概日リズム症候群』の関連を調べた大規模研究
睡眠のリズムが乱れがちな現代生活と、生活習慣病との関係が近年注目されています。「概日リズム症候群(Circadian Syndrome, CircS)」とは、肥満や高血圧、脂質異常などの代謝の問題に加え、睡眠や気分に関する不調も併せ持つ状態をまとめて捉える、比較的新しい疫学的な考え方です。これまでの…
公開日: 2026年08月22日 06:31
カシス果実の抽出物、口腔内細菌への効果を検証した研究
赤紫色の小さな実をつけるカシス(ブラックカラント)は、ジャムやジュース、お菓子の香り付けなどでおなじみの果実です。実はこのカシス、これまでの研究でベリー類のジュースが強い殺菌力を持つ可能性が報告されてきました。今回紹介する論文は、そうした知見をさらに掘り下げ、カシス果実から作られたさまざまな抽出物が…
公開日: 2026年08月22日 04:57
食事・腸内細菌・免疫・脳のつながりは加齢に伴う認知機能とどう関係するのか——最新レビュー論文を紹介
「腸は第二の脳」という言葉を耳にしたことがある方もいるかもしれません。近年の栄養神経科学の分野では、腸内細菌叢(腸内フローラ)が免疫系や脳の働きとどのように結びついているのかが注目されています。今回紹介する論文は、食事・腸内細菌・免疫・脳という4つの要素が加齢に伴う認知機能とどのように関わり得るかに…
公開日: 2026年08月22日 04:30
腸内細菌叢の乱れと加齢の関係を探る―フレイルやサルコペニアとのつながりをレビュー
年齢を重ねるとともに気になる「フレイル(虚弱)」や「サルコペニア(筋肉量の減少)」。これらは老年症候群と呼ばれ、加齢に伴う慢性的な健康課題の指標として注目されています。近年、こうした加齢関連の変化に、腸内に住むたくさんの細菌たち、すなわち「腸内細菌叢(マイクロバイオータ)」が関わっているのではないか…
公開日: 2026年08月16日 17:29
下痢型過敏性腸症候群への中医学・鍼治療・食事療法:長期的な症状緩和に向けた可能性を探る総説
お腹の調子が慢性的に不安定で、下痢や腹痛を繰り返す「下痢型過敏性腸症候群(IBS-D)」。ストレスや自律神経の乱れなど、脳と腸の相互作用が関わる身近な疾患として知られていますが、既存の治療法だけでは症状が長く落ち着かないケースも少なくないとされています。そうした中で近年、副作用が少ないとされる中医学…
公開日: 2026年08月15日 00:27
術後の腸内環境を支える新しい乳酸菌?Leuconostoc属菌の可能性を探る研究
手術のあと、体力の回復とともに気になるのが「感染症」のリスクです。実は、手術によって腸内細菌のバランスが乱れることが、術後の感染合併症につながる可能性があると考えられており、これを防ぐ手段としてプロバイオティクス(体によい影響を与えるとされる生きた微生物)やシンバイオティクス(プロバイオティクスと、…
公開日: 2026年08月14日 06:32
カカオポリフェノールと脳の健康:気分・腸内環境・認知機能をめぐる研究の現状
チョコレートの原料であるカカオには、ポリフェノールと呼ばれる植物由来の成分が豊富に含まれています。近年、この成分が脳の働きにどう関わるのかについて、うつ症状や記憶力、さらには腸内細菌との関係まで、さまざまな角度から研究が進められてきました。今回紹介するのは、これまでに発表された臨床試験や動物実験の結…
公開日: 2026年08月14日 06:30