研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
フィリピンの若者を対象にした調査、超加工食品の摂取と体脂肪や体形指標との関連を報告
菓子パンやスナック菓子、清涼飲料水など、工業的な加工を重ねて作られた「超加工食品」は、世界的に食生活の中で存在感を増しています。フィリピンでもこうした食品の消費が増えているとされ、肥満や高血圧といった生活習慣病の増加と時期が重なっていることから、両者の関係に関心が寄せられてきました。今回、マニラの若…
公開日: 2026年09月09日 05:27
経管栄養は子どものARFID治療でどう使われているのか―神経性やせ症との違いを比べた研究
食べ物への強い苦手意識や興味の乏しさから栄養不足に陥る「回避・制限性食物摂取障害(ARFID)」は、2013年に診断基準として登場した比較的新しい概念です。やせ願望や体型へのこだわりを特徴とする神経性やせ症(AN)とは異なる背景を持つにもかかわらず、多くの病院ではAN向けに作られた栄養回復プログラム…
公開日: 2026年09月09日 05:25
冠動脈疾患の患者ではビタミンA・C・Kなどの摂取が少ない傾向、メキシコの横断研究
心臓病の予防というと、脂質やコレステロールの話が中心になりがちですが、ビタミンやミネラルといった微量栄養素が心血管の健康にどう関わっているかは、これまであまり注目されてきませんでした。今回紹介する研究は、冠動脈疾患(心臓を養う血管が狭くなったり詰まったりする病気)を持つ人と持たない人とで、実際に食事…
公開日: 2026年09月09日 05:07
母乳に含まれる糖「HMO」、腸内細菌を介して腸のバリア機能を助ける仕組みとは―乳児と成人で違いも
母乳には「ヒト母乳オリゴ糖(HMO)」と呼ばれる糖の一種が豊富に含まれており、赤ちゃんの腸内でビフィズス菌などの善玉菌を増やす働きがあることが知られています。オランダのフローニンゲン大学医療センター、ワーヘニンゲン大学、マーストリヒト大学の研究者らによる研究グループは、HMOの中でも代表的な「2′-…
公開日: 2026年09月09日 05:05
腸内細菌に働きかける『ニュートリバイオティクス』『ファーマバイオティクス』と体組成の関係とは
肥満や筋肉量の減少(サルコペニア)、メタボリックシンドロームといった体組成の変化は、単にカロリー収支だけで決まるわけではないと考えられるようになってきました。近年注目されているのが、腸内細菌叢(マイクロバイオータ)がエネルギーの使われ方や炎症、腸のバリア機能を通じて、体の脂肪量や筋肉量の分布に影響し…
公開日: 2026年09月09日 05:02
オレガノ精油の乳化コーティングでカツオの切り身は長持ちするのか——冷蔵保存を伸ばす天然由来の工夫を検証した研究
刺身や切り身として食卓に並ぶ魚は、脂質やたんぱく質を豊富に含む一方で、脂質の酸化や微生物による腐敗が進みやすく、冷蔵庫に入れていても品質が落ちるスピードが速いという弱点があります。ポルトガル沿岸で多く水揚げされるカツオの一種であるSarda sarda(英名Atlantic bonito)も例外では…
公開日: 2026年09月09日 05:00
まき網漁に真空ポンプを導入すると何が変わるのか——マレーシア・サバ州の商業船で検証
魚を船に引き揚げる作業は、これまで人手による「玉網(たまあみ)すくい」が主流でした。しかし労働負担が大きく、漁業の担い手不足が進む中で、この作業をどう効率化するかは水産業の重要な課題です。今回紹介する研究は、マレーシア・サバ州の商業まき網漁船を対象に、真空式の魚ポンプ(吸い上げて魚を運ぶ機械)を導入…
公開日: 2026年09月09日 04:58
小麦に頼らない「混合粉」は途上国の食料問題を救えるか——国際研究チームが現状と課題を整理
パンや麺など、小麦粉を使う食品は世界中で日常的に食べられていますが、多くの発展途上国では小麦を輸入に頼っており、経済の不安定さや気候変動の影響を受けやすいという弱点があります。こうした状況を背景に、キャッサバや雑穀、豆類など地域で手に入る作物を小麦粉に混ぜ合わせた「コンポジット粉(混合粉)」が、途上…
公開日: 2026年09月09日 04:57
オキアミ油に含まれる成分、老化促進マウスの筋肉の衰えを和らげる可能性を示唆する研究
年齢を重ねると誰にでも起こる筋肉量や筋力の低下は「サルコペニア」と呼ばれ、生活の質や寿命に大きく関わることが知られています。この現象に食品由来の成分がどう働きかけられるのかを調べた研究が、エヌピージェイ・サイエンス・オブ・フードに発表される予定です。今回注目されたのは、南極海に生息するオキアミから得…
公開日: 2026年09月09日 04:55
捨てられる柑橘の種から油を——6種の柑橘種子油を比較した研究
オレンジやライムを食べたり搾ったりしたあと、種は多くの場合そのまま廃棄されます。しかし柑橘の種には油分が含まれており、農産業の副産物としてどの程度活用できる可能性があるのかは、種の種類によってあまり整理されてきませんでした。今回紹介する研究では、同じイランの気候条件で栽培された6種類の柑橘、すなわち…
公開日: 2026年09月09日 04:53
「畏敬の念」は食品ロスを減らす気持ちを高めるか——788人によるオンライン実験
食べ物を無駄にしてしまうことへの罪悪感は誰にでもあるものですが、それを実際に減らす行動につなげるのは簡単ではありません。これまでの研究の多くは、食品ロスの環境負荷を伝える情報提供や啓発キャンペーンに焦点を当ててきましたが、それだけでは行動が変わりにくいことも指摘されてきました。今回、広州大学とナンザ…
公開日: 2026年09月09日 04:51
冷凍保存で変わるティラピアの筋肉タンパク質構造と『におい』の抱え込みやすさ
冷凍した魚を長く保存していると、解凍したときに風味が落ちていると感じることがあります。この変化には、においの成分そのものが減ること以外に、魚肉に含まれるタンパク質が香りの成分を『抱え込む』能力が変化していることも関わっていると考えられています。中国・北部湾大学(Beibu Gulf Universi…
公開日: 2026年09月09日 04:50