研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ブルーベリーの日持ちを延ばす?皮を守る「食べられるコーティング」の研究 研究論文OpenAlexポルトガル

ブルーベリーの日持ちを延ばす?皮を守る「食べられるコーティング」の研究

ブルーベリーは収穫後すぐに傷みやすく、水分が抜けて実が柔らかくなったり、カビが生えたりしやすい果物です。この劣化をできるだけ抑えるための方法として、食品の表面に薄い膜をつくる「可食性コーティング」が世界各地で研究されています。今回紹介する研究では、ポルトガルのミーニョ大学(University of…

公開日: 2026年09月02日 01:33

乳酸菌の『上清』が多剤耐性菌に効く? Lactobacillus由来の無細胞抽出液を調べた研究 研究論文OpenAlexポルトガル

乳酸菌の『上清』が多剤耐性菌に効く? Lactobacillus由来の無細胞抽出液を調べた研究

抗菌薬や抗真菌薬が効きにくい薬剤耐性菌の増加は、公衆衛生だけでなく食品産業にとっても大きな課題とされています。世界保健機関(WHO)の推計によれば、2019年には薬剤耐性が直接の原因となった死者が世界で127万人にのぼり、有効な対策が取られなければ2050年には年間最大2803万人が死亡する可能性が…

公開日: 2026年08月28日 01:30

就学前児童のスクリーン利用と生活習慣・こころの健康の関連を調べた研究 研究論文OpenAlexポルトガル

就学前児童のスクリーン利用と生活習慣・こころの健康の関連を調べた研究

テレビやタブレットなどの画面(スクリーン)を見る時間が長い子どもは、睡眠や食事、こころの状態にどのような影響があるのでしょうか。乳幼児期からスマートフォンやタブレットに触れる機会が増える中、スクリーン利用と子どもの生活習慣・メンタルヘルスとの関連は、多くの保護者にとって関心の高いテーマです。今回紹介…

公開日: 2026年08月27日 11:29

熱帯果実の乳酸菌に抗酸化の可能性、ブラジルの研究チームが報告 研究論文OpenAlexポルトガル

熱帯果実の乳酸菌に抗酸化の可能性、ブラジルの研究チームが報告

乳酸菌(LAB)は、発酵食品づくりに古くから使われてきた微生物です。食品の保存性や風味に関わるだけでなく、近年では腸内細菌のバランスを整えたり、免疫の働きを支えたりする可能性があるとして注目されています。一方で、乳酸菌やその代謝物を「抗酸化」や「抗菌」の目的で食品に応用する研究は、特に熱帯果実から分…

公開日: 2026年08月27日 07:37

侵略的外来種ヨーロッパナマズを食品に——テージョ川での高付加価値食品開発研究 研究論文OpenAlexポルトガル

侵略的外来種ヨーロッパナマズを食品に——テージョ川での高付加価値食品開発研究

ヨーロッパの河川で在来の生態系に影響を与えているとされる外来魚がいます。ポルトガルのテージョ川に生息する「ヨーロッパナマズ(Silurus glanis)」です。大型の捕食性魚類であるこの種は、生物多様性を脅かす存在とされる一方で、食資源としてはほとんど活用されてきませんでした。もしこの魚を美味しく…

公開日: 2026年08月01日 01:44

地中海食はなぜ体に良いのか?血中タンパク質のネットワークから探る仕組み 研究論文OpenAlexポルトガル

地中海食はなぜ体に良いのか?血中タンパク質のネットワークから探る仕組み

地中海食(オリーブオイル、野菜、果物、魚、全粒穀物などを中心とした食事パターン)は、慢性疾患や加齢に伴う病気の予防に役立つ食事として広く知られています。しかし、なぜ体に良いとされるのか、その体内での分子レベルの仕組みは、これまで十分に整理されてきませんでした。今回紹介する研究は、地中海食が体の中でど…

公開日: 2026年07月30日 01:31

米の農薬残留、洗浄と調理でどこまで減らせる? 品種別に調べた研究 研究論文OpenAlexポルトガル

米の農薬残留、洗浄と調理でどこまで減らせる? 品種別に調べた研究

お米は炊く前に研いだり、時には浸水させたりと、下ごしらえの過程がある食品です。こうした調理の工程が、もし米に残っている農薬の量を減らす効果を持っているとしたら――そんな視点から行われた研究が、学術誌「フード・アディティブス・アンド・コンタミナンツ パートA」に2026年07月に掲載予定です。農業や家…

公開日: 2026年07月27日 02:27

地中海食と持続可能性を学校で学ぶ:ポルトガルの小学校での教育介入を追った研究 研究論文OpenAlexポルトガル

地中海食と持続可能性を学校で学ぶ:ポルトガルの小学校での教育介入を追った研究

地中海食は野菜や果物、豆類、魚、オリーブオイルを中心とした食習慣として知られ、子どもの健やかな食生活を育む方法の一つとして関心が寄せられています。近年では、食の持続可能性――地産地消や食品ロスの削減なども合わせて子どもたちに伝えようとする学校教育の取り組みが各地で行われています。今回紹介するのは、ポ…

公開日: 2026年07月26日 03:36

微細藻類ナンノクロロプシスから脂質もタンパク質も引き出す:細胞破砕法を比較する研究 研究論文OpenAlexポルトガル

微細藻類ナンノクロロプシスから脂質もタンパク質も引き出す:細胞破砕法を比較する研究

健康食品やサプリメントの原料として注目される微細藻類。オメガ3脂肪酸のEPAやタンパク質を豊富に含むことで知られていますが、実は培養コストの高さが実用化の壁になっているといいます。今回紹介する研究では、Nannochloropsis oceanica(ナンノクロロプシス・オセアニカ)という微細藻類か…

公開日: 2026年07月17日 01:34

培養肉・培養シーフードの『培地』はどこまで安く、持続可能にできるか——研究の現状を整理したレビュー論文 研究論文OpenAlexポルトガル

培養肉・培養シーフードの『培地』はどこまで安く、持続可能にできるか——研究の現状を整理したレビュー論文

近年、動物を育てずに細胞を培養して食用の肉やシーフードをつくる「細胞農業(培養肉・培養シーフード)」の研究が世界的に進んでいます。細胞を育てるためには、栄養や成長因子を含んだ「培地」という培養液が欠かせません。しかし、この培地は高価で、しかも動物由来の血清などを使うと持続可能性の面でも課題が残ります…

公開日: 2026年07月17日 01:29

トマト加工の副産物「ポマース」は犬のごはんに使えるか?酵素処理・真空乾燥した試作原料を成犬で試験 研究論文OpenAlexポルトガル

トマト加工の副産物「ポマース」は犬のごはんに使えるか?酵素処理・真空乾燥した試作原料を成犬で試験

トマトジュースやケチャップなどを作る過程では、皮や種、果肉の残りが大量に発生します。これは「トマトポマース」と呼ばれる副産物で、水分を多く含むため腐りやすく、廃棄や保存の方法が課題とされてきました。もし乾燥・加工して飼料の原料として活用できれば、輸入原料に頼らない、地域で調達できる持続可能な選択肢に…

公開日: 2026年07月13日 02:29

食は土から腸まで――『食システムの微生物』をワンヘルスの視点で読み解く総説 研究論文OpenAlexポルトガル

食は土から腸まで――『食システムの微生物』をワンヘルスの視点で読み解く総説

私たちが日々口にする食べ物には、栄養素だけでなく、目には見えない大量の微生物やその痕跡も含まれています。土壌にすむ微生物、作物や食品に付着する微生物、加工や調理の環境にいる微生物——これらは農場から食卓までの過程(食システム)を通じて、最終的に私たちの腸内細菌叢にも影響を及ぼしうると考えられています…

公開日: 2026年07月09日 22:29