研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

精油を加えたサチャインチ油の酸化のしやすさと推定保存期間を調べた研究 研究論文OpenAlexペルー

精油を加えたサチャインチ油の酸化のしやすさと推定保存期間を調べた研究

サチャインチは脂質を多く含む種子で、その油は「多価不飽和脂肪酸」が豊富なことで知られています。研究チームが分析した油でも、多価不飽和脂肪酸が脂肪酸全体の約82%を占め、なかでもω-3系のα-リノレン酸が46.7%と最も多く含まれていました。一方、こうした脂肪酸は酸化しやすく、酸化が進むと品質や風味が…

公開日: 2026年10月20日 07:03

ザクロの加工副産物を「クリーンラベル」食品素材に生かすための現状と課題を整理した総説 研究論文OpenAlexペルー

ザクロの加工副産物を「クリーンラベル」食品素材に生かすための現状と課題を整理した総説

ザクロを加工すると、果皮、果実内部の薄い膜、種子、搾りかすが大量に出ます。著者らによれば、これらにはポリフェノール、食物繊維、ペクチン、種子由来の脂肪酸であるプニカ酸などが残っており、食品の機能を高める素材として役立つ可能性があります。

公開日: 2026年10月12日 11:01

超音波処理はルピナス粉のパン適性を変えるか:欧州種とペルー種の比較 研究論文OpenAlexペルー

超音波処理はルピナス粉のパン適性を変えるか:欧州種とペルー種の比較

ルピナスは広く栽培されている豆類で、栄養面の利点からパンなどの焼き菓子への利用が注目されています。一方で、有害なアルカロイドを含むことや、粉としての加工特性(水や油を抱え込む性質、生地のまとまりやすさなど)が十分でないことが、利用拡大の妨げになってきました。

公開日: 2026年10月10日 21:33

ビタミンD濃度と乳がんの有無は結びつくのか——米国の全国調査データを用いた横断的な記述研究 研究論文OpenAlexペルー

ビタミンD濃度と乳がんの有無は結びつくのか——米国の全国調査データを用いた横断的な記述研究

ビタミンDの血中濃度が低い人ほど乳がんのリスクが高い、という関連を報告した研究はこれまでに数多くあります。ただし著者らによれば、そうした研究の多くは、がんと診断される前にビタミンD濃度を測っておき、その後の発症を追いかける「前向き」の設計で行われてきました。そのため、一般の米国女性のうち、すでに乳が…

公開日: 2026年10月03日 06:28

炎症性腸疾患に向けたフラボノイドのナノカプセル化——臨床応用をめざす「設計指針」の提案 研究論文OpenAlexペルー

炎症性腸疾患に向けたフラボノイドのナノカプセル化——臨床応用をめざす「設計指針」の提案

植物に広く含まれるフラボノイド(ケルセチン、バイカリン、ヘスペリジン、カテキン類、アントシアニンなどを含む化合物群)は、腸内細菌の構成、腸のバリア機能、腸の局所的な免疫反応に働きかけることが知られています。著者らは、この性質から、潰瘍性大腸炎やクローン病などをまとめて指す炎症性腸疾患(IBD)に対す…

公開日: 2026年10月02日 10:01

バナナ・マンゴー種子・タロイモから取り出したデンプンを調べた研究 研究論文Europe PMCペルー

バナナ・マンゴー種子・タロイモから取り出したデンプンを調べた研究

デンプンは食品や工業で広く使われる多糖類ですが、その供給はトウモロコシ、キャッサバ、小麦、ジャガイモといった限られた作物に偏っています。研究チームは、この偏りが単一作物の大規模栽培や資源の集中的な利用と結びついていることを指摘し、あまり使われていない植物資源からデンプンを得る可能性に目を向けました。

公開日: 2026年10月01日 23:12

果物と野菜を「買おう」と思う気持ちは何と結びつくのか — ペルーの成人458人を対象にした調査 研究論文OpenAlexペルー

果物と野菜を「買おう」と思う気持ちは何と結びつくのか — ペルーの成人458人を対象にした調査

果物と野菜は食物繊維やビタミン、ミネラルなどを供給し、健康的な食事の柱とされています。世界保健機関(WHO)は10歳以上の人に1日400グラム以上の摂取を推奨していますが、論文が引用するペルーの2024年人口・家族保健調査(ENDES)では、15歳以上で1日5皿分以上を食べている人はわずか8.9%に…

公開日: 2026年09月30日 07:26

コーヒー焙煎の温度プロファイルを画面から選べる制御装置の試作 —— PLCとHMIを組み合わせた設計と検証 研究論文OpenAlexペルー

コーヒー焙煎の温度プロファイルを画面から選べる制御装置の試作 —— PLCとHMIを組み合わせた設計と検証

コーヒーの味や香り、色といった感覚的な特徴は、焙煎中の温度と時間の組み合わせで大きく変わります。ところが著者らによれば、その設定は豆の性質や作業者の経験に頼る部分が大きく、標準化が難しいままです。産業規模の工場であっても作業者の判断が入るため、仕上がりのばらつきや再現性の低下、人的ミスが避けにくいと…

公開日: 2026年09月28日 09:41

アンデス産ブルーベリー「マチャマチャ」を加えたヨーグルトの開発――抗酸化性と嗜好性を調べた研究 研究論文OpenAlexペルー

アンデス産ブルーベリー「マチャマチャ」を加えたヨーグルトの開発――抗酸化性と嗜好性を調べた研究

ペルーの高地アンデス地域で「マチャマチャ」と呼ばれる果実、ワクシニウム・フロリブンダム(Vaccinium floribundum Kunth、アンデス産ブルーベリー)は、独特の色合いや生体活性成分、栄養価などから高く評価されてきました。著者らは、この果実で作ったジェリーを加えた機能性ヨーグルトを開…

公開日: 2026年09月27日 05:34

個人の遺伝・分子情報に基づく栄養介入は「生物学的な老化」に働きかけられるか——人を対象とした研究を整理したスコーピングレビュー 研究論文DOAJペルー

個人の遺伝・分子情報に基づく栄養介入は「生物学的な老化」に働きかけられるか——人を対象とした研究を整理したスコーピングレビュー

食事や栄養素への反応は人によって異なります。この個人差を遺伝子や代謝の特徴から読み解き、一人ひとりに合った食事や栄養補助成分(ニュートラシューティカル)を提案しようとする分野は「精密栄養」「ニュートリゲノミクス」と呼ばれ、近年注目されています。

公開日: 2026年09月25日 05:29

食料不安の深刻さと家庭の食料購入の変化――ペルー全国調査(ENAHO 2025)の分析 研究論文DOAJペルー

食料不安の深刻さと家庭の食料購入の変化――ペルー全国調査(ENAHO 2025)の分析

食料不安とは、必要な食べ物を十分に手に入れられない状態を指します。著者らは、この食料不安が食べ物を手に入れられるかどうかだけでなく、実際に購入する量にも影響しうると述べています。ただし、ペルーにおいて食料不安が果物や野菜といった個別の食品グループの購入とどう関係しているかについては、これまで得られて…

公開日: 2026年09月24日 17:27

ペルー・アマゾンのゴマ栽培で微生物資材と栽植密度の効果を検証した圃場試験 研究論文OpenAlexペルー

ペルー・アマゾンのゴマ栽培で微生物資材と栽植密度の効果を検証した圃場試験

ゴマ(Sesamum indicum L.)は油分含量が高く、食品や化粧品などの需要を背景に世界で生産されている作物です。論文によれば、ペルーでは主にピウラやランバイエケなどの沿岸地域で生産されてきましたが、近年はアマゾン地域のピチャリなどにも栽培が広がっています。一方で、病害虫や栽培管理上の制約が…

公開日: 2026年09月23日 07:16