研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
腸内細菌と代謝物から見る肥満研究:食事・薬・AIをつなぐ最新レビュー
肥満は単に食べ過ぎややせにくい体質という話では片づけられず、腸内に棲む微生物たちと私たちの体との複雑なやり取りが背景にあることが近年の研究で注目されています。今回紹介する総説論文は、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)とそれらが作り出す代謝物(メタボローム)が、エネルギーバランスやインスリンの効き方、体…
公開日: 2026年09月03日 07:42
カリウムを減らした葉物野菜は保存できるか ベビーリーフの品質保持を探る研究
レタスの仲間の「ベビーリーフ」は、サラダなどで手軽に野菜を摂れる食材として親しまれています。一方で、カリウムの摂取制限が必要な慢性腎臓病の患者にとっては、葉物野菜はカリウムを多く含むため食べにくい食材でもあります。もし栽培の工夫でカリウム含有量を抑えた野菜を作れれば、こうした患者の選択肢を広げられる…
公開日: 2026年09月02日 01:32
発酵食品は本当に安全か?―世界の研究をまとめて調べたレビュー論文
キムチ、ヨーグルト、味噌、チーズ、発酵ソーセージ…。発酵食品は世界中の食文化に根づき、健康志向の高まりとともにその栄養的・機能的な特性が注目されています。一方で、発酵という工程自体が食品の保存性や安全性を高めるとされる反面、微生物や化学物質によるリスクを心配する声も根強くあります。今回紹介する論文は…
公開日: 2026年08月22日 01:26
トマトやリンゴの搾りかすを乳酸菌で発酵、AIが最適条件を予測する研究
ジュースやピューレを作る過程で出る野菜や果物の搾りかす、皮、種などの「副産物」は、食品業界で大量に発生しています。こうした副産物は多くの場合廃棄されていますが、ビタミンやポリフェノールなどの成分をまだ含んでいることが多く、有効活用できれば環境負荷の軽減と資源の有効利用の両方につながる可能性があります…
公開日: 2026年08月08日 23:32
オーツと米のオカラでつくる自然発酵サワードウ、微生物の移り変わりを追跡
豆乳や植物性ミルクをつくる過程で大量に発生する「オカラ」は、栄養価が高いにもかかわらず廃棄されやすい副産物として知られています。近年では、こうした食品副産物を無駄にせず有効活用する手段として、パン種(サワードウ)発酵が注目されています。しかし、オーツミルクや米ミルクの製造から出るオカラを使ったサワー…
公開日: 2026年07月27日 23:39
腸内細菌のバランス異常と慢性腎臓病――「炎症老化」をつなぐ鍵とは
年齢を重ねると体のあちこちで小さな炎症がくすぶるようになる――こうした現象は「炎症老化(インフラメイジング)」と呼ばれ、さまざまな慢性疾患との関わりが注目されています。慢性腎臓病(CKD)もその一つで、腎臓の機能が徐々に低下していく過程には、体内の慢性的な炎症が深く関わっていると考えられています。近…
公開日: 2026年07月01日 10:29
腸と全身をつなぐ「腸-臓器軸」と食事の関わり
私たちのお腹の中には、無数の腸内細菌が暮らしています。近年の研究では、この腸内細菌の集まり(腸内マイクロバイオーム)が、腸の中だけでなく全身のさまざまな臓器と"会話"している可能性が注目されています。今回は、食事と腸内環境の関わりに迫った国際的なレビュー研究をもとに、その奥深い世界をのぞいてみましょ…
公開日: 2026年06月02日 08:36