研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

食事の多様性とフレイル・プレフレイルの関連を検討した久山町研究 研究論文OpenAlex

食事の多様性とフレイル・プレフレイルの関連を検討した久山町研究

年齢を重ねると、体力や気力がじわじわと衰えていく「フレイル」や、その手前の状態である「プレフレイル」が問題になります。食生活の乱れがこうした衰えに関わっていると考えられていますが、具体的に何をどれだけ食べるかよりも、どれだけ多様な食品を食べているかが影響しているのではないか、という視点から行われたの…

公開日: 2026年09月02日 02:23

地中海食は喫煙による「見た目の老化速度」を和らげるか——エピジェネティック時計を使った横断研究 研究論文OpenAlexイギリス

地中海食は喫煙による「見た目の老化速度」を和らげるか——エピジェネティック時計を使った横断研究

年齢の割に体が老けている、あるいは若々しい——こうした「生物学的な老化の進み具合」を血液のDNAメチル化パターンから推定する手法が「エピジェネティック時計」です。近年はこの手法を使い、生活習慣が老化速度にどう影響するかを調べる研究が増えています。今回紹介する研究では、酸化ストレスの代表的な原因である…

公開日: 2026年08月31日 17:08

大腸がん手術と栄養状態:術前の食事・栄養管理は術後の経過にどう関わるのか 研究論文OpenAlexメキシコ

大腸がん手術と栄養状態:術前の食事・栄養管理は術後の経過にどう関わるのか

大腸がんは世界的にみても患者数の多いがんのひとつで、2020年時点で世界で3番目に多く診断されたがんとされています。治療の中心となるのは手術ですが、大腸がんの患者は栄養不良やサルコペニア(筋肉量や筋力の低下)、さらには進行するとがん悪液質(カヘキシア)と呼ばれる状態に陥りやすいことが知られています。…

公開日: 2026年08月31日 14:35

代償性肝硬変(Child-Pugh A)の高齢患者、4割が低栄養リスク 女性で顕著な差 エジプトの横断研究 研究論文OpenAlexエジプト

代償性肝硬変(Child-Pugh A)の高齢患者、4割が低栄養リスク 女性で顕著な差 エジプトの横断研究

肝硬変というと、進行して黄疸や腹水が出るような重い状態を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、比較的病状が安定しているとされる早期段階(Child-Pugh分類A)の患者でも、栄養状態の問題が見過ごされている可能性があります。今回紹介するのは、エジプト・カイロのアハメド・マーヘル教育病院の外来…

公開日: 2026年08月27日 07:38

スポーツボランティアの食習慣、性別・年齢・BMIとどう関係する?ポーランドの調査 研究論文OpenAlexポーランド

スポーツボランティアの食習慣、性別・年齢・BMIとどう関係する?ポーランドの調査

スポーツの国際大会には、選手や観客だけでなく、運営を支える多くのボランティアが関わっています。こうしたボランティアは日常的にスポーツに関わる環境に身を置いている一方で、彼らの食習慣がどのようなものか、そしてそれが性別や年齢、学歴、体格といった社会人口統計学的な特性とどう関連しているのかについては、こ…

公開日: 2026年08月27日 07:33

「タンパク質は足りていればいい」は本当か——米国の新ガイドラインをめぐる専門家からの問題提起 研究論文OpenAlexアメリカ

「タンパク質は足りていればいい」は本当か——米国の新ガイドラインをめぐる専門家からの問題提起

「タンパク質をしっかり摂りましょう」という言葉はよく聞きますが、そもそも「足りている」とはどういう状態を指すのでしょうか。実は栄養学の世界では、欠乏を防ぐための最低ラインである「充足」と、体づくりや健康状態をより良くするための「最適化」は、本来別々の概念だと考えられています。今回紹介する論文は、20…

公開日: 2026年08月25日 23:32

重症患者への高蛋白質投与、観察研究とRCTで結果が食い違う理由とは 研究論文OpenAlexドイツ

重症患者への高蛋白質投与、観察研究とRCTで結果が食い違う理由とは

集中治療室(ICU)で治療を受ける重症患者に、どれくらいの量の蛋白質を投与すべきか。これは栄養管理の現場で長く議論されてきたテーマです。実は2023年より前は、この分野の推奨の多くが観察研究や非ランダム化の介入研究にもとづいていました。2009年から2017年にかけて行われたいくつかの大規模な多施設…

公開日: 2026年08月23日 19:30

GLP-1薬による体重減少、タンパク質摂取量の低下と『筋肉』への影響は? 研究論文OpenAlexイギリス

GLP-1薬による体重減少、タンパク質摂取量の低下と『筋肉』への影響は?

近年、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬や、GIPとGLP-1の両方に作用するデュアル受容体作動薬が、2型糖尿病や肥満の治療薬として広く使われるようになりました。これらの薬剤は食欲を抑えることで大幅な体重減少をもたらすことが知られており、高齢者にも処方される機会が増えています。一方で…

公開日: 2026年08月23日 18:41

465本の嚥下研究を分析してわかったこと──「食品のかたさ・とろみ」を扱う論文の現状とは 研究論文OpenAlexカナダ

465本の嚥下研究を分析してわかったこと──「食品のかたさ・とろみ」を扱う論文の現状とは

ものを飲み込む力、いわゆる「嚥下(えんげ)」は、加齢や病気によって弱まることがあり、食事の安全に直結する重要なテーマです。研究の現場では、液体のとろみや食品のかたさ(テクスチャー)を変えたときに嚥下がどう変化するかを調べる論文が数多く発表されてきました。今回紹介するのは、そうした研究そのものを一段上…

公開日: 2026年08月23日 06:29

ブラジルの中高年者調査に見る、身体活動と食生活の「性差」と「年齢差」 研究論文OpenAlexアメリカ

ブラジルの中高年者調査に見る、身体活動と食生活の「性差」と「年齢差」

健康的に年を重ねる、いわゆる「healthy aging」には、日々の身体活動や食生活が関わっているといわれています。では、性別や年齢によって、これらの生活習慣にはどのような違いがあるのでしょうか。今回紹介するのは、ブラジルの中高年者を対象に、身体活動と食事パターンの性差・年齢差を調べた研究です。中…

公開日: 2026年08月23日 00:35

食事の「炎症を起こしやすさ」と高齢者の認知的フレイル、その関連を調べた米国調査 研究論文OpenAlex中国

食事の「炎症を起こしやすさ」と高齢者の認知的フレイル、その関連を調べた米国調査

年齢を重ねると、体力の衰え(身体的フレイル)だけでなく、もの忘れなどの軽い認知機能の低下が同時に進むことがあります。この二つが重なった状態は「認知的フレイル」と呼ばれ、転倒や入院、要介護、さらには死亡のリスクが高まることが知られています。近年、体内の慢性的な炎症がこの認知的フレイルの発症に関わってい…

公開日: 2026年08月22日 23:29

GLP-1治療で体重は減っても筋肉は大丈夫?「サルコペニア肥満」をめぐる最新レビュー 研究論文OpenAlexポーランド

GLP-1治療で体重は減っても筋肉は大丈夫?「サルコペニア肥満」をめぐる最新レビュー

ここ数年、セマグルチドやチルゼパチドといったインクレチン関連薬(GLP-1受容体作動薬など)による肥満治療が急速に広まりました。体重や体脂肪を大きく減らせることで注目される一方で、「筋肉量まで減ってしまうのでは」という懸念もしばしば話題になります。今回紹介する総説論文は、こうした薬物療法の時代におけ…

公開日: 2026年08月22日 20:29