研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

遺伝子から食事まで:2型糖尿病にかかわる遺伝・栄養・エピジェネティクスの仕組みを整理した総説 研究論文OpenAlexメキシコ

遺伝子から食事まで:2型糖尿病にかかわる遺伝・栄養・エピジェネティクスの仕組みを整理した総説

2型糖尿病は、糖尿病全体の9割以上を占める病気です。論文によると、患者数は2045年に成人で約7億8300万人に達すると見込まれています。この病気は、インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞の働きが徐々に落ちること、そして弱い炎症が続くことが重なって起こります…

公開日: 2026年10月19日 09:40

発酵温度はカカオ豆の性質をどう変えるか:15〜45℃の制御発酵の比較 研究論文OpenAlexタイ

発酵温度はカカオ豆の性質をどう変えるか:15〜45℃の制御発酵の比較

チョコレートの原料となるカカオ豆は、収穫後に果肉ごと数日間発酵させます。この工程では、酵母や乳酸菌、酢酸菌などの微生物が果肉の糖を分解し、アルコールや有機酸が生じます。その過程で豆の水分、糖、酸味、色、ポリフェノール類などが変化し、チョコレートの風味のもとになる成分も形づくられます。

公開日: 2026年10月19日 09:36

ブルーベリーの搾りかす粉末は、どこまで細かく砕けばよいのか――粉砕の度合いとポリフェノールの溶け出しやすさ・香り・色の関係 研究論文OpenAlex中国

ブルーベリーの搾りかす粉末は、どこまで細かく砕けばよいのか――粉砕の度合いとポリフェノールの溶け出しやすさ・香り・色の関係

ブルーベリーを搾ってジュースやワインを作ると、果皮や種などを含む固形の搾りかすが残ります。論文によると、搾りかすは生のブルーベリーの重さの20〜30%を占め、果実由来の成分や香りを多く残しています。一方で、現状では堆肥や飼料、廃棄といった価値の低い使い道が中心だと著者らは指摘しています。乾燥して粉末…

公開日: 2026年10月19日 09:29

収穫前のCPPU処理はライチの日持ちとどう関係するか――果皮のホルモンと種子の活力に注目した研究 研究論文OpenAlex中国

収穫前のCPPU処理はライチの日持ちとどう関係するか――果皮のホルモンと種子の活力に注目した研究

ライチは中国南部を代表する果物で、鮮やかな赤い果皮と、乳白色で半透明の果肉が好まれています。一方で非常に傷みやすく、常温では3〜4日ほどで商品価値が急速に失われます。果皮の褐変、果肉の劣化、病気の発生が主な原因で、輸送や販売、輸出の大きな制約になっています。

公開日: 2026年10月19日 09:24

柿の皮・種・葉・へたに含まれる成分と活用の可能性を整理した文献レビュー 研究論文OpenAlexオーストラリア

柿の皮・種・葉・へたに含まれる成分と活用の可能性を整理した文献レビュー

柿は世界で広く食べられている果物です。論文によると、2024年の世界生産量は約507万トンで、その約8割を中国が占めています。柿の健康への働きを調べた研究は多いものの、その大半は普段食べる果肉を対象としてきました。一方、加工の過程で出る皮、種、葉、へた(がく)は、十分に利用されないまま捨てられること…

公開日: 2026年10月19日 09:18

カチョカヴァッロチーズのカビに対するローズマリー、オレガノ、ローレル精油の抗カビ作用を調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

カチョカヴァッロチーズのカビに対するローズマリー、オレガノ、ローレル精油の抗カビ作用を調べた研究

カチョカヴァッロは、加熱した生地を練って伸ばす「パスタ・フィラータ」製法で作られるイタリアの伝統的なセミハードチーズです。熟成と保管の間に表面へカビが生えると、風味や保存期間が損なわれます。カビの種類や株によっては、カビ毒(マイコトキシン)を作るおそれもあります。

公開日: 2026年10月19日 09:12

地理的表示のナシ「高平大黄梨」を化学的に見分ける手がかりを探った探索的メタボローム研究 研究論文OpenAlex中国

地理的表示のナシ「高平大黄梨」を化学的に見分ける手がかりを探った探索的メタボローム研究

中国山西省高平県で400年以上栽培されてきた在来品種のナシ「高平大黄梨(ガオピン・ダーホワンリー)」は、2013年に国の地理的表示(GI)産品に指定されました。地理的表示とは、特定の産地と結びついた品質や評判をもつ産品の名称を保護する制度です。論文によると、この梨は黄緑色の果皮、非常に硬い果肉、甘酸…

公開日: 2026年10月19日 09:06

食用のセスバニア・グランディフローラの花で、培養細胞への毒性を示した画分の成分を探った研究 研究論文OpenAlexベトナム

食用のセスバニア・グランディフローラの花で、培養細胞への毒性を示した画分の成分を探った研究

セスバニア・グランディフローラ(Sesbania grandiflora)はマメ科の植物です。その花は、ベトナム、タイ、インドネシア、インド、スリランカなど南アジアや東南アジアの国々で、加熱して野菜として食べられています。この植物の抽出物には、培養細胞に対する毒性(細胞毒性)がこれまでに報告されてい…

公開日: 2026年10月19日 08:58

遺伝子dmrt2aを失ったゼブラフィッシュで肝臓の長鎖多価不飽和脂肪酸の組成と脂質代謝が変化:研究チームの報告 研究論文OpenAlex中国

遺伝子dmrt2aを失ったゼブラフィッシュで肝臓の長鎖多価不飽和脂肪酸の組成と脂質代謝が変化:研究チームの報告

EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)に代表される長鎖多価不飽和脂肪酸(LC-PUFA)は、人の健康に欠かせない栄養素とされ、魚や水産物はその主要な食事由来の供給源です。論文によると、魚が体内でこれらの脂肪酸を合成する能力は、食品としての栄養価に直結します。合成には脂肪酸の炭素…

公開日: 2026年10月19日 08:51

食事の炎症傾向・多様性・微量栄養素の充足度と関節リウマチの関連:インドの症例対照研究 研究論文OpenAlexインド

食事の炎症傾向・多様性・微量栄養素の充足度と関節リウマチの関連:インドの症例対照研究

関節リウマチは、免疫の仕組みが自分の関節を攻撃し、関節の内側を覆う膜(滑膜)に炎症が続く慢性の自己免疫疾患です。発症には遺伝的な要因に加えて、喫煙や感染、食事などの環境要因が関わると考えられています。食事は体内の炎症に影響しうるため、関節リウマチとの関係が注目されてきました。

公開日: 2026年10月19日 08:46

トルコ・アルトヴィンの野生ローズヒップ5試料の果実特性・フェノール成分・抗酸化能の比較 研究論文OpenAlexトルコ

トルコ・アルトヴィンの野生ローズヒップ5試料の果実特性・フェノール成分・抗酸化能の比較

ローズヒップはバラ属(Rosa)の植物がつける果実で、ビタミンC(アスコルビン酸)やポリフェノールなどの成分を豊富に含むことが知られています。ただし、果実の性質や含まれる成分は種や個体によって大きく異なることがあります。トルコのアナトリア地方はバラ属の遺伝的多様性が高い地域の一つで、多くの野生ローズ…

公開日: 2026年10月19日 08:38

トルコ東黒海地方の在来オリーブ「ブトコ」の果実成分を調べた予備的研究 研究論文OpenAlexトルコ

トルコ東黒海地方の在来オリーブ「ブトコ」の果実成分を調べた予備的研究

オリーブは地中海地域を代表する作物で、果実やオリーブオイルには一価不飽和脂肪酸や、ポリフェノールと総称されるフェノール化合物が含まれることが知られています。トルコはオリーブ栽培の歴史的な中心地の一つで、地域ごとの気候に適応した多くの品種や在来系統が受け継がれてきました。

公開日: 2026年10月19日 08:33