研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

糖原病VII型(垂井病)の子どもにおける外因性ケトンと修正アトキンス食の試み 研究論文OpenAlexオーストラリア

糖原病VII型(垂井病)の子どもにおける外因性ケトンと修正アトキンス食の試み

糖原病VII型は垂井病とも呼ばれ、骨格筋の酵素であるホスホフルクトキナーゼ(PFK)が欠損することで起こる病気です。典型的な症状として、運動できる量が減り、運動によって筋肉の症状が引き起こされます。論文によれば、この症状は炭水化物を摂取すると悪化するという特徴があります。

公開日: 2026年09月26日 05:28

1型糖尿病を想定した経口シンバイオティクスカプセルの計算モデル研究 研究論文OpenAlex

1型糖尿病を想定した経口シンバイオティクスカプセルの計算モデル研究

1型糖尿病は、体を守るはずの免疫が膵臓のベータ細胞を長期にわたって攻撃し、壊してしまう自己免疫の病気です。著者らによれば、従来の合成免疫抑制薬は、この攻撃を担う自己反応性Tリンパ球の働きを止めることには成功する一方で、全身に強い毒性を及ぼしたり臓器障害を招いたりすることが多いという課題があります。

公開日: 2026年09月26日 00:44

子どもの肥満はなぜ起こり、どのような影響をもたらすのか——リスク要因と健康への影響を整理した総説 研究論文OpenAlexインド

子どもの肥満はなぜ起こり、どのような影響をもたらすのか——リスク要因と健康への影響を整理した総説

子どもの肥満は、重要な公衆衛生上の課題として浮上していると著者らは述べています。この論文は、子どもの肥満がどのような要因によって生じるのかについて、これまでに積み重ねられてきた研究の知見を整理し、あわせて身体面・心理面にどのような影響が伴うのかを示すことを目的とした総説(レビュー)です。

公開日: 2026年09月25日 21:53

腸内細菌がつくる短鎖脂肪酸と「駆出率が保たれた心不全」——総説論文が整理した現状 研究論文OpenAlex中国

腸内細菌がつくる短鎖脂肪酸と「駆出率が保たれた心不全」——総説論文が整理した現状

心不全のうち「駆出率が保たれた心不全(HFpEF)」は、心臓が血液を送り出す力(左室駆出率)は50%以上に保たれているのに、息切れ・倦怠感・むくみといった心不全の症状が現れる病態です。心臓がうまく拡がって血液を受け入れる「拡張機能」の障害が特徴で、著者らによれば、加齢、高血圧、肥満、糖尿病、冠動脈疾…

公開日: 2026年09月25日 08:36

中年期の食事内容と閉経の年齢に関連はあるか——カナダの長期追跡調査からの報告 研究論文OpenAlexカナダ

中年期の食事内容と閉経の年齢に関連はあるか——カナダの長期追跡調査からの報告

月経が12か月続けて止まった状態を自然閉経と呼び、その年齢は人によってかなり幅があります。研究チームは、カナダでは自然閉経がおおむね51歳ごろに起こる一方で個人差が大きいこと、そして閉経が早い場合は心血管疾患や骨粗鬆症などのリスクが高いとされ、遅い場合はホルモンに反応しやすいがんのリスクが高いとされ…

公開日: 2026年09月25日 05:21

カザフスタン中部の都市部に住む児童・生徒864人の食習慣を調べた研究 研究論文OpenAlexカザフスタン

カザフスタン中部の都市部に住む児童・生徒864人の食習慣を調べた研究

学齢期は、その後の人生にも影響しうる食習慣が形づくられる時期であり、成長にともなって栄養素の必要量も増えます。研究チームは、この時期の食事のあり方を知る手がかりとして、主な食品群をどのくらいの頻度で口にしているかに注目しました。ある一日だけの記録ではとらえにくい、日常的で安定した食べ方の特徴を描き出…

公開日: 2026年09月25日 05:13

GLP-1受容体作動薬を使う人では、味の感じ方と食べる行動に何が違うのか 研究論文OpenAlexアメリカ

GLP-1受容体作動薬を使う人では、味の感じ方と食べる行動に何が違うのか

GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)は、もともと2型糖尿病の治療薬として開発され、現在は肥満などに対する体重管理にも使われている薬です。研究チームは、この薬を使っている人では食べる量が減り、体重が減ることが知られている一方で、その背景に「味やにおいの感じ方の変化」がどのくらい関わっているのかは十…

公開日: 2026年09月25日 05:02

2型糖尿病の発症に関わる要因を、近年の研究から整理した文献レビュー 研究論文OpenAlexインドネシア

2型糖尿病の発症に関わる要因を、近年の研究から整理した文献レビュー

糖尿病は、すい臓が十分なインスリンをつくれなくなったり、つくられたインスリンを体がうまく使えなくなったり(インスリン抵抗性)することで起こる慢性の病気だと、著者らは説明しています。インスリンは血液中の糖の量を調整するホルモンで、その働きが不十分になると血糖の管理が難しくなります。

公開日: 2026年09月24日 22:32

食品の構造と加工は、体内のGLP-1分泌にどう関わるのか——総説からの報告 研究論文OpenAlexクロアチア

食品の構造と加工は、体内のGLP-1分泌にどう関わるのか——総説からの報告

GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食事をとったあとに腸の細胞から分泌されるホルモンです。近年、食品によってこの体内のGLP-1を増やそうとする関心が高まっています。しかし著者らは、食後に一時的にGLP-1が増えることが、実際に意味のある身体の変化につながるという証拠は、その関心の高まりに追い…

公開日: 2026年09月24日 22:13

失神患者におけるイブキジャコウソウ精油の影響を調べた小規模臨床研究 研究論文OpenAlexセルビア

失神患者におけるイブキジャコウソウ精油の影響を調べた小規模臨床研究

立ちくらみや一過性の意識消失(失神)の背景には、自律神経系のはたらきの乱れ(自律神経機能障害)があることが少なくありません。自律神経系は、心拍や血圧のように意識して調節することのできない体のはたらきを担う神経のしくみで、その調節がうまくいかないと、立ち上がったときに血圧が下がる起立性低血圧などが起こ…

公開日: 2026年09月24日 09:02

オンラインの仲間同士の学びで、子どもの食事に向き合う親を支える――スウェーデンでの試行研究 研究論文OpenAlexオーストラリア

オンラインの仲間同士の学びで、子どもの食事に向き合う親を支える――スウェーデンでの試行研究

小さな子どもの食習慣は人生の早い時期に形づくられ、その後も続きやすいことが知られています。そして子どもの食べ方は、親の食習慣や、食事の場での親のかかわり方に影響を受けます。研究チームが着目したのは「レスポンシブ・フィーディング(応答的な食事支援)」と呼ばれる考え方です。これは、子どもの「おなかがすい…

公開日: 2026年09月23日 23:41

マーシャル諸島における2型糖尿病の自己管理を阻むもの——社会文化的・構造的な壁を探る混合研究 研究論文OpenAlex

マーシャル諸島における2型糖尿病の自己管理を阻むもの——社会文化的・構造的な壁を探る混合研究

マーシャル諸島共和国では、2型糖尿病が最も深刻な健康課題とされています。研究チームが引用する2018年の全国調査によれば、18歳以上の27%が糖尿病を有し、35歳を超える層では50%に達していました。糖尿病全体の99.8%が2型であり、約65%は診断されておらず、自らの慢性疾患に気づいていないと報告…

公開日: 2026年09月23日 06:21