研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
天然と養殖のマダイ、成長段階で味と栄養はどう変わるのか
刺身や塩焼きで親しまれるマダイ(Pagrus major)は、日本だけでなく中国や韓国でも重要な食用魚です。天然物のほうが養殖物よりおいしく栄養価が高いというイメージを持つ消費者は多いとされますが、実際には養殖魚がn-3系多価不飽和脂肪酸などの点で天然魚に劣らない、あるいは上回るという報告もあり、実…
公開日: 2026年09月04日 08:25
白トウモロコシの発芽にひと工夫、過酸化水素処理でフェノール類・GABA・抗酸化力を高める研究
メキシコの食卓に欠かせないトウモロコシは、炭水化物やたんぱく質、食物繊維に加えて、ビタミンやミネラル、抗酸化作用を持つ機能性成分を含む穀物です。伝統的にはアルカリ処理(ニシュタマル化)でトルティーヤなどに加工されますが、この工程ではたんぱく質や多糖類、ポリフェノールなどが排水(ネハヨテと呼ばれる副産…
公開日: 2026年09月04日 07:25
観賞用ゴイの成長と体色を高める? ローゼル抽出物の給餌研究
ローゼル(Hibiscus sabdariffa L.)は、萼(がく)の部分が鮮やかな赤色をしていることで知られる植物で、ハーブティーなどに利用されることがあります。この赤色のもととなる色素成分が、観賞魚の体色や健康にどのような影響を与えるのかを調べた研究が報告されました。今回紹介するのは、観賞用の…
公開日: 2026年08月23日 01:32
ギニア湾のボンガシャッドとアフリカヒメシタビラメ、資源状態はどうなっている? データ制限下での評価研究
魚の資源を守りながら漁業を続けるためには、『今どれくらいの魚が獲られていて、資源はどのくらい残っているのか』を科学的に把握することが欠かせません。しかし、多くの国や地域では、長期にわたる詳細な調査データが十分にそろっているわけではなく、こうした『データが限られた状況』でも資源状態を評価する手法の開発…
公開日: 2026年08月22日 08:38
サケの飼料に使う『つなぎ』成分、糞の量や消化にも影響か 大西洋サケでの検討
養殖魚のエサ(配合飼料)は、粉末原料を粒状(ペレット)に固めて作られます。運搬や取り扱いの際にペレットが崩れたり、水の中でふやけて崩壊したりしないよう、飼料には『バインダー』と呼ばれるつなぎ成分がよく加えられます。今回紹介する研究は、このバインダーが単にペレットの丈夫さを保つだけでなく、魚の糞の性質…
公開日: 2026年08月22日 05:00
抗生物質の代わりに『卵内プロバイオティクス』は使えるか——ブロイラー飼育での可能性を探った研究
鶏肉の生産現場では、成長を促す目的で飼料に抗生物質を添加する方法が長く使われてきました。しかし、薬剤耐性菌の問題などを背景に、抗生物質に頼らない飼育法への関心が高まっています。その代替候補として近年注目されているのが「プロバイオティクス」、つまり健康に良い影響を与えるとされる微生物です。今回紹介する…
公開日: 2026年08月18日 06:27
魚の廃棄物が鶏の腸を育てる――抗生物質に頼らない飼料の一報
魚を加工した後に残る頭・骨・内臓は、その多くが利用されずに廃棄される。ところが最近、そうした廃棄物を発酵させてカプセルに閉じ込めた飼料添加物が、鶏の腸内環境を整える可能性を示す研究が発表された。「廃棄物が育てるものに変わる」という逆転の発想が、抗生物質に頼らない飼料づくりの選択肢として注目されはじめ…
公開日: 2026年06月18日 11:05
腸と免疫をつなぐ回路、やまのいもが示した可能性
免疫が低下すると、ウイルス感染が重症化しやすくなる。「何を食べることが腸を経由して免疫に関わるのか」という問いに対し、2026年6月、一つの興味深い報告が学術誌ニュートリエンツに掲載された。
公開日: 2026年06月16日 01:26