研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
「減塩」より「素材の味」?ラベル表現が食品の印象を左右する調査結果
減塩は現代の食生活で重要な課題とされていますが、「減塩」と表示された食品は「味が物足りないのでは」という先入観を招きやすく、消費者に選ばれにくいという壁があります。健康にいいはずの食品が、おいしさへの期待値を下げてしまうことで、かえって手に取られない――この研究は、そうした健康と美味しさのジレンマを…
公開日: 2026年09月02日 05:27
女子大学生の食事を調べると、体格(BMI)よりも「エネルギー摂取が足りているか」の方が栄養不足を映し出していた
若い女性のやせすぎは日本で長年指摘されてきた健康課題です。20代女性のやせの割合は20.2%にのぼるとされ、その背景にはやせ願望やダイエット経験、運動習慣の変化などが関わっていると考えられています。やせている女性の多くは栄養摂取が不足しており、なかでも葉酸やビタミンB12の不足が目立つという報告もあ…
公開日: 2026年09月02日 02:32
大学ラグビー部の『チーム食』が育てるもの——学生アスリートのスポーツ栄養と食環境をめぐる研究
大学生アスリートは、競技力を保ちながら学業もこなし、しかも自分の食事は自分で管理しなければならない立場に置かれています。何を食べればよいかという知識だけでなく、時間の余裕、経済的な事情、食べ物へのアクセス、チームの文化や人間関係といった環境要因が、実際の食行動を大きく左右する——この研究は、そうした…
公開日: 2026年09月02日 01:44
大学生の『ストレス太り』はなぜ起きる? 感情的な食べ方と食べ過ぎが橋渡し役という報告
試験前になるとつい甘いものに手が伸びたり、逆に食欲が失せたり——ストレスと食べ方の関係は誰しも心当たりがあるテーマです。サウジアラビアのキング・アブドゥルアジズ大学(ジェッダ)の臨床栄養学科の研究者らが、大学生297人を対象に、感じているストレスの強さと肥満の指標(BMIや腹囲)が、実際にどのような…
公開日: 2026年09月02日 00:31
地中海式食事と体組成の関係を再考する:2型糖尿病・高血圧患者を追った3年間の観察研究
地中海式食事は、野菜や果物、魚、オリーブオイルを中心とした食事パターンとして、心血管疾患のリスク管理に関わる領域で広く推奨されてきました。しかし実際の診療現場で、患者がどの程度この食事法を続けられているのか、また体組成や腎機能にどのような変化が起きるのかを長期にわたって追跡した研究は、これまで限られ…
公開日: 2026年09月02日 00:13
医学生の超加工食品摂取と血管の弾力性――糖分摂取量との関連を調べた研究
ジャンクフードやインスタント食品のような「超加工食品」を日常的に食べる生活が、まだ若く健康なはずの体にどんな影響を及ぼしうるのか。インドネシアの国防大学(Universitas Pembangunan Nasional Veteran Jakarta)の研究チームが、同大学の男子医学生を対象に、超加…
公開日: 2026年09月02日 00:12
タイのバンコクでテンペ作りを指導、モスク信徒向けハラール食品の地域活動を報告
大豆を発酵させてつくる「テンペ」は、インドネシア発祥の伝統食品として知られています。今回紹介する報告は、タイの首都バンコクにあるジャワモスクの信徒を対象に、テンペ作りを教える国際的な地域活動(コミュニティサービス)の記録です。研究チームはインドネシア・スラカルタのムハマディヤ大学などに所属する研究者…
公開日: 2026年08月31日 20:22
加糖飲料はいつ、どこで、なぜ飲まれるのか——パキスタン・ラホールの成人を対象にした調査
甘い炭酸飲料やジュースなどの「加糖飲料」は、心臓病や肥満、2型糖尿病との関連がこれまでも指摘されてきました。ただし、こうした飲料をどれくらい飲んでいるかという「量」の研究は多くても、いつ、どこで、なぜ飲むのかという「消費の場面」に注目した研究は十分に行われてきませんでした。パキスタン・ラホールの18…
公開日: 2026年08月31日 19:29
早食いは2型糖尿病のリスクを高めるのか——静岡県の約9.9万人データから見えてきたこと
「よく噛んでゆっくり食べましょう」という助言は昔からよく耳にしますが、それが実際に糖尿病の発症とどう関係するのかを、大規模なデータで確かめた研究は意外に限られています。今回紹介するのは、日本の静岡県で長期間にわたって集められた健康診断データをもとに、早食いをはじめとする5つの食習慣と2型糖尿病発症と…
公開日: 2026年08月31日 17:15
上海の高齢者調査:甘い・揚げ物・加工食品パターンと心の健康の関連を検証
高齢期の心の健康は、うつ病の有無だけでなく、日々の心理的な苦痛の強さや、生活の質(QOL)としての心理的な満足感など、複数の側面から捉えられるものです。食事が心の健康と関わっている可能性は以前から注目されてきましたが、個々の栄養素ではなく「どんな食品の組み合わせを普段からとっているか」という食事パタ…
公開日: 2026年08月31日 17:14
ナイジェリア南西部の成人調査、伝統食パターンと高血圧の関連が明らかに
高血圧は世界的に心血管疾患の主要な危険因子とされていますが、その背景にある食生活との関係は地域によって大きく異なります。ナイジェリアでは高血圧と伝統的な食習慣が同時に見られることが多いとされる一方で、どのような食事パターンが高血圧とどう関連しているのかを地域レベルで示すデータはこれまで限られていまし…
公開日: 2026年08月31日 17:11
超加工食品をよく食べる人ほど肥満になりやすい? 韓国の大規模追跡調査から
スナック菓子やインスタント食品、加糖飲料のように、工業的な加工を経て作られる「超加工食品」は、私たちの食生活にすっかり定着しています。こうした食品の摂取量が多いことと肥満との関係は以前から関心を集めてきましたが、体質、とくに肥満になりやすい遺伝的な傾向を持つ人でその影響がより強く出るのかどうかは、ま…
公開日: 2026年08月31日 17:05