研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
野菜の摂取不足に関連する健康負担は30年でどう変わったか——世界204の国と地域を対象とした分析
野菜はビタミンやミネラル、食物繊維などを多く含み、各国の食事指針で摂取が広くすすめられてきました。研究チームは、野菜の摂取が少ない食事に関連する健康上の負担が、世界全体でどれくらいの大きさなのか、そして1990年から2021年にかけてどのように変化したのかを、体系的に整理することを目的としました。
公開日: 2026年09月18日 04:59
超加工食品と子どもの健康:腸内細菌叢と炎症をめぐるレビュー研究の紹介
子どもや若者の食事に超加工食品(UPF)が占める割合が高まっていることは、長期的な健康への影響という点で大きな関心を集めてきました。超加工食品とは、工業的な加工を重ねて作られた食品を指す呼び方です。
公開日: 2026年09月17日 19:43
食事調査の日ごとのばらつきは「食事パターン」の把握にどう影響するか
私たちが何をどれだけ食べるかは、日によって大きく変わります。栄養疫学の研究では、前日に食べたものを聞き取る「24時間思い出し法」がよく使われますが、この方法は1日分の記録であるため、その人の普段の食生活とはずれが生じます。このずれは「個人内のランダム誤差」と呼ばれ、特定の日をたまたま選んだことによる…
公開日: 2026年09月17日 12:27
朝食のシリアルと牛乳は、子どもの栄養を費用効率よく届けられるか——米国の食事調査データを用いた分析
朝食で食べられている食品が、費用に見合ってどれだけの栄養素や全粒穀物を届けているのか——研究チームはこの点に注目しました。著者らによれば、米国で日常的に食べられている朝食用の食品について、全粒穀物や栄養素を届ける際の「費用効率」を比較したデータはこれまで限られていました。
公開日: 2026年09月17日 12:23
妊娠期の赤血球膜脂肪酸と酸化ストレスを調べる ― ラトビアの女性を対象とした横断研究
妊娠中の体は、胎児の成長を支えるために大きく変化します。基礎代謝や酸素消費量が増えることで、活性酸素種(ROS)と呼ばれる反応性の高い分子が多く生じやすくなります。研究チームは、ROSの産生と体の抗酸化の働きとのつり合いが崩れた状態を「酸化ストレス」として説明しています。
公開日: 2026年09月17日 11:50
薬剤抵抗性てんかんでケトン食療法を受ける子どもの食習慣と食行動を健康な子どもと比較した研究
この研究は、薬剤抵抗性てんかん(抗てんかん薬による治療で発作が十分に抑えられない状態)の子どもたちが、ケトン食療法を受けながらどのような食習慣や食べにくさを抱えているのかを、健康な子どもと比べて明らかにすることを目的としています。ケトン食療法とは、脂質を多くとり糖質を大きく制限する食事による治療法で…
公開日: 2026年09月17日 07:02
慢性腎臓病の「栄養の逆説」——食べても筋肉が戻らない仕組みを整理した展望論文
慢性腎臓病(CKD)が進行して末期腎不全に至ると、体のたんぱく質とエネルギーの蓄えが失われていく状態が起こります。これは「たんぱく質・エネルギー消耗(PEW)」と呼ばれ、論文によれば進行したCKDの患者の11〜54%に見られ、病気の悪化や死亡のリスクを強く予測する要因だとされています。
公開日: 2026年09月16日 05:45
多内分泌代謝性卵巣症候群(PMOS)の食事支援をめぐる栄養士の実践——妨げとなる要因と支えとなる要因の調査
多内分泌代謝性卵巣症候群(PMOS)は、生殖年齢の女性にみられる頻度の高い内分泌(ホルモン)の疾患です。国際的な根拠にもとづく診療指針では、食事や栄養を含む生活習慣への働きかけが第一に選ばれる対応として位置づけられています。そのため、栄養の専門資格をもつ管理栄養士・栄養士(ダイエティシャン)は、こう…
公開日: 2026年09月15日 18:54
目の健康と天然の油脂 ― 成分・研究の現状を整理した総説の紹介
植物や陸上動物、海洋生物に由来する天然の油脂は、単一の物質ではなく複数の成分が混ざった「脂質の集合体」です。その主成分はトリアシルグリセロール(脂肪酸が三つ結びついた脂質の基本形)で、どのような脂肪酸が含まれるかは原料によって異なります。さらに、リン脂質(水になじむ部分と油になじむ部分を併せ持つ脂質…
公開日: 2026年09月15日 18:47
果糖の摂取と若年発症の大腸がん——代謝・腸内細菌の観点から研究を整理した総説
50歳未満で見つかる大腸がん(若年発症大腸がん)が世界的に増えています。年齢や遺伝のように変えられない要因だけでは説明しにくいため、食生活のように後から変えられる要因が関わっているのではないか、という関心が高まっています。
公開日: 2026年09月15日 18:39
ラブアンバジョの飲食店で「アップセリング」はどう実践されているか——接客スタッフの実務を探る質的研究
アップセリング(upselling)とは、飲食やホテルなどのホスピタリティ産業で用いられる販売手法で、客のニーズや好みに合わせて、より価格の高いメニューや追加の一品をすすめることを指します。著者らは、これが単なる売り込みではなく、客に合った提案を通じて食事体験そのものを高めうる接客の一部でもあると位…
公開日: 2026年09月14日 22:01
超加工食品の摂取と子どもの感情調整・社会性との関連を調べた研究
超加工食品とは、工場での加工度が高く、さまざまな添加物を含む食品を指す分類の呼び名です。スナック菓子、加糖飲料、ソーセージなどの加工肉、揚げ物などがこれにあたります。著者らは、こうした食品の摂取が世界的に急増しており、とくに中南米を含む低・中所得国で顕著だと述べています。論文によれば、メキシコは一人…
公開日: 2026年09月14日 18:40