研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

カリウムを減らした葉物野菜は保存できるか ベビーリーフの品質保持を探る研究 研究論文OpenAlexイタリア

カリウムを減らした葉物野菜は保存できるか ベビーリーフの品質保持を探る研究

レタスの仲間の「ベビーリーフ」は、サラダなどで手軽に野菜を摂れる食材として親しまれています。一方で、カリウムの摂取制限が必要な慢性腎臓病の患者にとっては、葉物野菜はカリウムを多く含むため食べにくい食材でもあります。もし栽培の工夫でカリウム含有量を抑えた野菜を作れれば、こうした患者の選択肢を広げられる…

公開日: 2026年09月02日 01:32

凍結乾燥でダディ発酵乳を粉末化すると何が変わるのか インドネシアの伝統発酵乳研究 研究論文OpenAlexインドネシア

凍結乾燥でダディ発酵乳を粉末化すると何が変わるのか インドネシアの伝統発酵乳研究

インドネシア西スマトラには、水牛の乳を竹筒の中で自然発酵させてつくる「ダディ」という伝統的な発酵乳製品があります。乳酸菌を豊富に含み、健康に役立つ発酵食品として知られていますが、水分が多く傷みやすいため保存期間が短いことが課題とされてきました。今回、インドネシアのポリテクニック・オブ・パダン(保健省…

公開日: 2026年09月02日 01:29

機能性便秘の子どもたちは何を食べているのか——ジャカルタの病院での栄養摂取調査 研究論文OpenAlexインドネシア

機能性便秘の子どもたちは何を食べているのか——ジャカルタの病院での栄養摂取調査

便秘は世界の子どもの0.7〜29.6%にみられるとされ、決して珍しい症状ではありません。原因が特定できない「機能性便秘」は、炭水化物・たんぱく質・脂質・食物繊維・水分といった食事内容と関連することが知られており、子どもの成長や心理社会的な機能にも影響しうると考えられています。では実際に機能性便秘のあ…

公開日: 2026年09月02日 00:08

大腸がん・ポリープの早期発見に腸内細菌を活用する試み――便検査の新たな可能性を検証した総説 研究論文OpenAlex

大腸がん・ポリープの早期発見に腸内細菌を活用する試み――便検査の新たな可能性を検証した総説

大腸がんは世界で罹患数が3番目に多く、がん死亡数では2番目に多いとされています。年間190万人が新たに診断され、90万人以上が亡くなっているとの報告があります。日本を含むアジアや東ヨーロッパでは罹患率が高く、5年生存率もアジアでは46.5%とヨーロッパの89%以上に比べて低いとされ、その差は診断時の…

公開日: 2026年08月31日 20:37

小麦好きの人が主食をエンドウ豆製品に置き換えると、おなかの不調は和らぐのか——日本人30人での臨床試験 研究論文OpenAlex

小麦好きの人が主食をエンドウ豆製品に置き換えると、おなかの不調は和らぐのか——日本人30人での臨床試験

パンや麺類などの小麦製品を食べると、セリアック病でも小麦アレルギーでもないのにお腹の張りや痛み、下痢や便秘といった症状が出る人がいることが知られており、これは「非セリアックグルテン過敏症(NCGS)」と呼ばれています。しかし診断が難しく、症状に心当たりがあっても小麦を食べ続けている人は少なくないと考…

公開日: 2026年08月31日 19:34

腸内細菌と脳のつながりから考える、食事によるアルツハイマー病対策の可能性 研究論文OpenAlex中国

腸内細菌と脳のつながりから考える、食事によるアルツハイマー病対策の可能性

アルツハイマー病は高齢者の認知症の主な原因であり、記憶や認知機能が徐々に低下していく進行性の神経変性疾患です。近年、腸内に棲む多種多様な細菌の集まり(腸内細菌叢)が、脳の働きと密接に関わっているという研究が積み重なっており、アルツハイマー病の発症や進行を理解するうえで腸内細菌叢が重要な研究対象として…

公開日: 2026年08月31日 19:26

便を『壊す前』と『壊した後』で分けて調べたら見えてきた、腸内細菌どうしの物質のやりとり 研究論文OpenAlex

便を『壊す前』と『壊した後』で分けて調べたら見えてきた、腸内細菌どうしの物質のやりとり

私たちの腸の中には無数の細菌がすみ、互いに作った物質を分け合いながら生きています。ある菌が作った代謝物を別の菌が利用する『クロスフィーディング』と呼ばれる関係は、腸内細菌が織りなす生態系の重要な仕組みとされていますが、便を調べる従来の代謝物分析には大きな弱点がありました。便に含まれる物質の総量を測る…

公開日: 2026年08月31日 18:31

乳酸菌がつくる「善玉物質」同士は足し算にならない――エンテロコッカス属の研究から 研究論文OpenAlexアルメニア

乳酸菌がつくる「善玉物質」同士は足し算にならない――エンテロコッカス属の研究から

ヨーグルトなどの発酵食品に使われる乳酸菌は、生きた菌そのものだけでなく、菌が作り出す代謝産物にも注目が集まっています。こうした「ポストバイオティクス」と呼ばれる物質群には、抗菌作用を持つバクテリオシンや、発酵乳製品の食感や機能性に関わる菌体外多糖(エキソポリサッカライド、EPS)などが含まれます。ア…

公開日: 2026年08月31日 17:36

口の中の細菌と腸の細菌、そして子どもの肥満――中国の研究チームが調べた「つながり」 研究論文OpenAlex中国

口の中の細菌と腸の細菌、そして子どもの肥満――中国の研究チームが調べた「つながり」

肥満は世界的に子どもの健康課題として広がっており、2012年から2023年にかけての小児肥満の有病率は2000年から2011年と比べて1.5倍に増加したと報告されています。子どもの頃の肥満は大人になっても続きやすく、糖尿病やがん、心代謝系の問題との関連も指摘されていますが、有効な予防・介入策はまだ十…

公開日: 2026年08月31日 17:33

腸内細菌の多様性で反応が変わる? 過体重成人を対象にした乳酸菌由来素材の臨床試験 研究論文OpenAlex韓国

腸内細菌の多様性で反応が変わる? 過体重成人を対象にした乳酸菌由来素材の臨床試験

腸内細菌の構成は人によって大きく異なります。同じ食品やサプリメントを摂っても、体重や代謝への影響が人によってまちまちなのは、この腸内細菌の個人差が関係しているのではないかという見方があります。今回紹介する研究は、過体重の成人を対象に、乳酸菌由来のパラプロバイオティクス素材「Lactiplantiba…

公開日: 2026年08月31日 17:32

全粒粉パンは食後の血糖上昇を抑えるか 前糖尿病の成人を対象にした管理食試験から 研究論文OpenAlexアメリカ

全粒粉パンは食後の血糖上昇を抑えるか 前糖尿病の成人を対象にした管理食試験から

白いパンを全粒粉パンに変えるだけで、血糖値の上がり方は変わるのだろうか。米国オハイオ州立大学のJillian T. Piersonらの研究グループは、前糖尿病(糖尿病予備群)と判定された肥満傾向の成人39人を対象に、食事全体を厳密に管理したうえで全粒小麦パンと精製小麦(白い)パンの効果を比較するラン…

公開日: 2026年08月31日 17:02

小児セリアック病の子どもに地中海式食事の教育・料理教室・心理支援を組み合わせたら何が変わったか ランダム化比較試験の報告 研究論文OpenAlexアルジェリア

小児セリアック病の子どもに地中海式食事の教育・料理教室・心理支援を組み合わせたら何が変わったか ランダム化比較試験の報告

セリアック病は、小麦などに含まれるグルテンの摂取によって腸に炎症が起きる病気で、現在の唯一の治療法は厳格なグルテンフリー食(グルテンを含まない食事)です。しかし、グルテンフリー食を守っているからといって、栄養状態が自動的に良くなるわけではないことが知られています。市販のグルテンフリー加工食品には飽和…

公開日: 2026年08月31日 15:27