研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ローズヒップ由来成分ティリロシド、腹部内臓脂肪への影響を検証したランダム化比較試験 研究論文OpenAlex

ローズヒップ由来成分ティリロシド、腹部内臓脂肪への影響を検証したランダム化比較試験

ローズヒップ(バラの実)に含まれる「ティリロシド」というポリフェノールの一種が、内臓脂肪に関わる可能性があるとして研究が続けられている。過去には肥満予備群を対象にした研究で、腹部の総脂肪面積や内臓脂肪面積を減らしたとの報告もあったが、その根拠となるデータはまだ限られているという。今回、日本の過体重の…

公開日: 2026年09月08日 21:34

中国各地の茶葉、香りと味の違いを化学成分から読み解く研究 研究論文OpenAlex中国

中国各地の茶葉、香りと味の違いを化学成分から読み解く研究

同じチャノキ(Camellia sinensis L.)から作られるお茶でも、産地によって味わいや香りが異なることは、お茶を飲む人であれば経験的に感じたことがあるかもしれません。こうした「産地ごとの個性」がどのような化学物質の違いによって生まれているのかを、大規模な成分分析と機械学習を組み合わせて調…

公開日: 2026年09月08日 19:50

野菜や果物由来のカロテノイド摂取と胃がんリスク、炎症マーカーの関連を調べた症例対照研究 研究論文OpenAlexルクセンブルク

野菜や果物由来のカロテノイド摂取と胃がんリスク、炎症マーカーの関連を調べた症例対照研究

β-カロテンやリコピンなど、緑黄色野菜や果物に含まれる色素成分「カロテノイド」は、抗酸化作用や抗炎症作用を持つことが実験レベルで知られています。活性酸素を消去したり、炎症に関わる転写因子NF-κBの働きを調整したり、細胞自身の抗酸化システムに関わるNrf-2という因子を活性化したりする仕組みが報告さ…

公開日: 2026年09月08日 19:39

ウガンダの発酵乳「アマカモ」づくりに使われる燻蒸植物、その抗酸化成分を調べた研究 研究論文OpenAlexウガンダ

ウガンダの発酵乳「アマカモ」づくりに使われる燻蒸植物、その抗酸化成分を調べた研究

ウガンダのキルフラ県では、伝統的な発酵乳「アマカモ」を作る際、容器を特定の木の幹材でいぶす(燻蒸する)習慣があります。牛の胃袋などから作った容器やひょうたん容器に煙をあてることで、風味づけや保存性の向上を狙っていると考えられていますが、その煙や木材そのものにどのような化学成分が含まれているのかは、こ…

公開日: 2026年09月08日 19:34

海藻に含まれる成分は健康に役立つのか 最新研究をまとめたレビュー論文を読む 研究論文OpenAlexインド

海藻に含まれる成分は健康に役立つのか 最新研究をまとめたレビュー論文を読む

コンブやワカメ、ノリといった海藻は日本の食卓に馴染み深い食材ですが、世界的にも「機能性成分の宝庫」として研究対象になっています。今回紹介するのは、海藻由来の生理活性化合物がヒトの健康にどのような働きを持ちうるかを、2020年から2026年にかけての研究をもとに整理した総説(レビュー)論文です。硫酸化…

公開日: 2026年09月08日 08:23

小麦・ライ麦・大麦の食物繊維に含まれる『アラビノキシラン』、その細かな構造を読み解く新しい分析法 研究論文OpenAlexドイツ

小麦・ライ麦・大麦の食物繊維に含まれる『アラビノキシラン』、その細かな構造を読み解く新しい分析法

パンやシリアルの原料となる小麦、ライ麦、大麦などの穀物には、細胞壁を構成する食物繊維の一種として『アラビノキシラン(AX)』という多糖類が豊富に含まれています。アラビノキシランは、キシロースという糖が鎖状につながった背骨のような構造(キシロピラノース骨格)に、アラビノフラノースという糖が枝のように結…

公開日: 2026年09月08日 07:26

水産練り製品の食感はどう作られる?物理加工技術の可能性を探るレビュー研究 研究論文OpenAlex中国

水産練り製品の食感はどう作られる?物理加工技術の可能性を探るレビュー研究

かまぼこやちくわのような魚肉練り製品、カニ風味かまぼこなどのすり身加工食品、そして海藻由来のゲル食品は、水産資源を無駄なく活用するための重要な食品分野です。しかし、こうした食品づくりには古くからの課題があります。加熱時に熱がムラなく伝わりにくいこと、原料に含まれる酵素の働きで品質が劣化してしまうこと…

公開日: 2026年09月08日 06:37

ヒラタケ(シメジ)の菌糸体には何が含まれているのか——培養バイオマスの栄養と抗酸化力を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

ヒラタケ(シメジ)の菌糸体には何が含まれているのか——培養バイオマスの栄養と抗酸化力を調べた研究

きのこといえば食卓に並ぶ「かさ」と「柄」の部分を思い浮かべる人が多いはずです。しかし菌類の本体は、土壌や培地の中に張り巡らされる糸状の組織「菌糸体」にあります。この菌糸体は培養皿やタンクの中で管理された条件下で育てることができ、きのこ本体(子実体)を実らせるよりも短い期間で、成分を安定させたバイオマ…

公開日: 2026年09月08日 06:36

緑茶と体重管理をめぐる研究、20年間の広がりを俯瞰する 研究論文OpenAlexインドネシア

緑茶と体重管理をめぐる研究、20年間の広がりを俯瞰する

緑茶に含まれるカテキンの一種エピガロカテキンガレート(EGCG)は、体重管理や肥満に関する研究で長年注目されてきた成分です。今回紹介する研究は、こうした個々の実験結果ではなく、2005年から2024年までの20年間に発表された論文そのものを対象にした「書誌計量分析」です。つまり、緑茶(Camelli…

公開日: 2026年09月08日 06:34

クルミの力でタラ肝油を守れるか?三層フィルム包装の実験 研究論文OpenAlexポーランド

クルミの力でタラ肝油を守れるか?三層フィルム包装の実験

魚の肝油、特にタラの肝油はオメガ3脂肪酸を豊富に含む一方で、酸化しやすく風味や品質が劣化しやすいという扱いにくさを抱えている。光や酸素に触れると酸化が進み、栄養価や品質が落ちてしまうため、こうした油をどう包装し、保存するかは食品科学の重要なテーマになっている。今回紹介する研究では、海藻由来の多糖類で…

公開日: 2026年09月08日 06:26

サケの皮や骨に含まれるコラーゲンから、抗酸化ペプチドをコンピューターで探し出す試み 研究論文OpenAlexチリ

サケの皮や骨に含まれるコラーゲンから、抗酸化ペプチドをコンピューターで探し出す試み

魚を加工する過程で出る皮や骨、うろこには、コラーゲンというタンパク質が豊富に含まれています。これらは廃棄されることも多い一方、コラーゲンを分解して得られる小さなペプチド(アミノ酸がいくつかつながった断片)の中には、体内で酸化ストレスの原因となる活性酸素を消去する働きを持つものが報告されてきました。た…

公開日: 2026年09月08日 04:47

食中毒菌の武装を解く?タイ由来の植物抽出物が黄色ブドウ球菌の増殖と病原性を弱めるしくみ 研究論文OpenAlexタイ

食中毒菌の武装を解く?タイ由来の植物抽出物が黄色ブドウ球菌の増殖と病原性を弱めるしくみ

食品を汚染して食中毒の原因になる細菌のひとつに、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)があります。加熱で菌自体は死んでも、あらかじめ産生された毒素が残ってしまうことがあるため、食品を扱う現場では菌をできるだけ増やさないこと、そして菌が持つ「病原性の武器」そのものを弱めることが重…

公開日: 2026年09月08日 01:34