研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ヒスタミンはどのくらい食べても大丈夫? 魚や発酵食品の「食べ過ぎリスク」を統計モデルで見積もる研究
青魚やチーズ、しょうゆのような発酵食品には、ヒスタミンという成分が含まれていることがあります。ヒスタミンは本来体内にも存在する物質ですが、食品中に多く蓄積すると、頭痛や発疹、動悸といった症状を引き起こすことが知られており、食品の安全性を考えるうえで注目される成分の一つです。
公開日: 2026年08月12日 23:30
牛肉ドライソーセージの品質を高める乳酸菌スターターとは―食肉加工環境由来の菌株を使った試作研究
生ハムやサラミのような「ドライ発酵ソーセージ」は、加熱せずに乳酸菌などの微生物のはたらきと乾燥・熟成によって作られる保存食品です。発酵や熟成の過程をどのような微生物が担うかによって、風味や食感、そして保存性が変わってくることが知られています。近年では、食品そのものだけでなく、食肉加工工場の環境中から…
公開日: 2026年08月12日 23:29
エラグ酸を水になじみやすくする海藻由来多糖の可能性——固体分散体で腸内変換も促進?
ザクロやベリー類などに含まれるポリフェノールの一種「エラグ酸(EA)」は、抗酸化作用をはじめとした多様な生理活性が報告されている注目の食品成分です。しかしエラグ酸には大きな弱点があります。水にほとんど溶けず、水中で凝集してしまうため、腸内細菌がうまく働きかけにくいという課題です。エラグ酸は腸内細菌に…
公開日: 2026年08月12日 23:29
海藻から作った『カーボンドット』、エビの鮮度保持に役立つ可能性 ― 抗酸化・UV遮蔽の基礎研究
海藻といえば、食物繊維やミネラルが豊富な食材というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。実は近年、海藻に含まれる多糖類やポリフェノールを原料にして、ナノサイズの炭素材料「カーボンドット(CDs)」を作る研究が進められています。カーボンドットは直径10ナノメートル以下という非常に小さな粒子で、抗…
公開日: 2026年08月12日 23:28
アマランサスを乳酸発酵させると何が生まれる? 機能性食品素材としての可能性を探る研究レビュー
近年、腸内環境や健康維持への関心から、「発酵食品」や「メタバイオティクス(発酵によって生まれる代謝産物などを活用する考え方)」が注目を集めています。ヨーグルトやぬか漬けのように、乳酸菌を使った発酵は身近な存在ですが、その「発酵させる元の材料(基質)」として何を選ぶかによって、できあがる食品の栄養価や…
公開日: 2026年08月12日 23:27
廃棄物から食卓へ――カボチャの皮を使った機能性パスタ開発の研究
カボチャを調理するとき、多くの人は中の果肉だけを使い、皮は捨ててしまうのではないでしょうか。しかし食品を作る過程で生まれるこうした「副産物」を有効活用することは、食品ロスを減らし、資源を循環させる取り組みとして近年注目されています。今回紹介する研究は、通常は廃棄されるカボチャの皮を粉末にして小麦パス…
公開日: 2026年08月12日 23:26
全粒小麦粉に含まれる成分が鉛の吸収を抑える仕組みとは? in vitro研究が報告
鉛は環境中に広く存在する重金属で、食事を通じて体内に取り込まれると健康への影響が懸念される物質です。これまでの研究で、全粒小麦粉を摂取すると鉛の排出が促進されることが知られていましたが、その中のどの成分が働いているのか、そしてどのようなメカニズムで作用しているのかは、はっきりとはわかっていませんでし…
公開日: 2026年08月12日 17:27
共役リノール酸を強化した発酵乳がMASLD患者の腸内環境と代謝物に与える影響を調べた研究
脂肪肝というと「お酒の飲みすぎ」というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、近年は飲酒とは関係なく、肥満や糖尿病などの代謝異常に伴って肝臓に脂肪がたまる「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」が世界的に増えていることが知られています。MASLDは腸内細菌叢と肝臓の働きが密接に関わり合う「腸肝…
公開日: 2026年08月12日 16:27
加工食品中心の食事と炎症マーカー、そして閉経の時期に関連はあるか——HRSコホートからの報告
閉経を迎えた女性の体では、女性ホルモンの減少とともに体内の慢性炎症がゆるやかに高まりやすくなると言われています。この慢性炎症は、加齢に伴うさまざまな健康課題との関わりが指摘されてきたテーマですが、では日々の食事のパターンは炎症マーカーとどう関係しているのでしょうか。また、閉経を迎える時期の早さ・遅さ…
公開日: 2026年08月12日 14:29
ホタテ由来「プラズマローゲン」摂取と言語記憶の関係を調べた臨床試験
「記憶力の衰えが気になる」という声は、40代以降になるとよく耳にするようになります。こうした変化に食品成分でアプローチできないか、という研究は世界各地で行われていますが、今回紹介するのは、ホタテに由来する「プラズマローゲン」という脂質成分に着目した研究です。
公開日: 2026年08月12日 14:27
スープの旨みと栄養を引き出す処理順序とは? ティラピアスープをめぐる物理処理の研究
魚のスープは、身のうまみや栄養が出汁にどれだけ溶け出すかで味わいが大きく変わります。しかし従来のティラピア(テラピア)スープづくりには、魚の組織から出汁への可溶性成分の溶出が少ない、栄養素が十分に溶け出さない、風味が失われやすいといった課題があるとされています。近年ではコロイドミル処理(食材を細かく…
公開日: 2026年08月11日 13:31
植物性ヨーグルトは乳製品の代わりになる? スイスの市場調査からわかったこと
大豆やアーモンド、ココナッツなどを原料にした「植物性ヨーグルト」は、健康志向や環境配慮の高まりを背景に、スーパーの売り場でも見かける機会が増えました。世界的な食生活の指針でも植物性食品への移行が呼びかけられており、乳製品ヨーグルトの代わりにこうした製品を選ぶ人も増えているようです。しかし、見た目や食…
公開日: 2026年08月11日 13:29