研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

食品の腐敗を防ぐ「精油」研究の最前線 ― 抗菌のしくみと実用化への課題を整理したレビュー 研究論文OpenAlex中国

食品の腐敗を防ぐ「精油」研究の最前線 ― 抗菌のしくみと実用化への課題を整理したレビュー

加工食品や生鮮食品に使われる合成保存料に対して、健康面での不安から敬遠する消費者が増えています。国際食品情報評議会財団(IFIC)の調査によれば、半数近くの消費者が合成保存料を含む製品を意識的に避け、約4割が天然由来の保存方法を好むと回答しているといいます。こうした背景のもと、植物から得られる「精油…

公開日: 2026年09月02日 09:31

北西太平洋のマサバに含まれる微量元素を調べた研究、食の安全性はどう評価されたか 研究論文OpenAlex中国

北西太平洋のマサバに含まれる微量元素を調べた研究、食の安全性はどう評価されたか

マサバ(Scomber japonicus)は、日本や韓国、ロシアなどでも巻き網漁業の重要な対象となっている魚で、良質なたんぱく質や脂肪酸、ミネラルの供給源として世界的に消費されています。海洋生物は鉄や亜鉛のように体に必要な微量元素だけでなく、カドミウムや鉛のように毒性を持つ非必須元素も、えらや腸、…

公開日: 2026年09月02日 06:29

福島の森でキノコ栽培は再開できるか 露地の菌床栽培2種で放射性セシウムを測定 研究論文OpenAlex

福島の森でキノコ栽培は再開できるか 露地の菌床栽培2種で放射性セシウムを測定

キノコは山の恵みとして親しまれてきた食材ですが、2011年の福島第一原発事故以降、放射性セシウムによる汚染が野外での栽培や採取を難しくしてきました。特に、土壌や落ち葉に直接触れる形で屋外に菌床を置く「露地の菌床栽培」については、キノコがどれくらい放射性セシウムを取り込むのかが十分にわかっておらず、栽…

公開日: 2026年09月02日 06:28

食品を扱う健康な人からもカンピロバクター検出、薬剤耐性と菌株の変遷を調査 研究論文OpenAlex

食品を扱う健康な人からもカンピロバクター検出、薬剤耐性と菌株の変遷を調査

カンピロバクターは、鶏肉などの食品を介して人に下痢や腸炎を引き起こす代表的な細菌の一つです。世界的に抗菌薬が効きにくい耐性菌の広がりが問題視されており、なかでもフルオロキノロン系抗菌薬に耐性を持つカンピロバクターは、優先的に監視すべき薬剤耐性菌として位置づけられています。今回、広島大学大学院統合生命…

公開日: 2026年09月02日 02:26

クルミはナッツの中でもカビ毒に弱い?ドイツ産ナッツへのAspergillus flavus接種実験 研究論文OpenAlexドイツ

クルミはナッツの中でもカビ毒に弱い?ドイツ産ナッツへのAspergillus flavus接種実験

ナッツ類はタンパク質や不飽和脂肪酸、ビタミン、ミネラルを豊富に含む食品として世界中で消費されていますが、保存や輸送の過程でカビが生えると、健康に望ましくない物質が生成されることがあります。とくに問題視されているのが、Aspergillus(アスペルギルス)属のカビ、なかでもAspergillus f…

公開日: 2026年09月02日 01:40

スポーツ用サプリメントの水銀含有量を調査、規制基準は下回るも大量摂取ゲル製品に注意喚起 研究論文OpenAlexポーランド

スポーツ用サプリメントの水銀含有量を調査、規制基準は下回るも大量摂取ゲル製品に注意喚起

プロテインパウダーやエネルギージェルなど、運動をする人々が日常的に摂取するスポーツ用食品サプリメントは、原材料の産地や製造方法によって化学的な安全性が変わりうると考えられています。ポーランドの医科大学ビャウィストク校の研究グループは、同国市場で販売されているスポーツ用サプリメント50製品を対象に、有…

公開日: 2026年09月02日 00:26

メキシコ農業地帯の子どもたちの食事に潜む農薬残留を調べた研究 研究論文OpenAlexメキシコ

メキシコ農業地帯の子どもたちの食事に潜む農薬残留を調べた研究

いちごやトマトなど、子どもがよく食べる果物や野菜には、栽培の過程で使われた農薬がごく微量残っていることがあります。こうした残留農薬を一つひとつ見れば基準値以下でも、複数の農薬に同時に、しかも繰り返しさらされ続けたときの影響はまだよくわかっていません。特に、体が発達段階にある幼い子どもは、大人よりも食…

公開日: 2026年09月02日 00:14

豚肉サプライチェーンの川下工程が薬剤耐性サルモネラの拡散拠点に、中国での実地調査から 研究論文OpenAlex中国

豚肉サプライチェーンの川下工程が薬剤耐性サルモネラの拡散拠点に、中国での実地調査から

サルモネラ菌による食中毒は世界各地で報告されていますが、抗菌薬が効きにくい耐性菌株が食肉の流通経路のどの段階で増えていくのかは、これまで十分に解明されていませんでした。とくに発展途上国では、豚肉が農場から食卓に届くまでの「川下」にあたる屠畜場や小売市場での実態を追跡した研究は限られていました。今回、…

公開日: 2026年08月31日 21:34

パキスタンの小売牛肉から見つかったサルモネラ菌、多剤耐性と遺伝的多様性を調査した研究 研究論文OpenAlexパキスタン

パキスタンの小売牛肉から見つかったサルモネラ菌、多剤耐性と遺伝的多様性を調査した研究

サルモネラ菌(Salmonella enterica)は食中毒の原因として世界的に知られる細菌で、汚染された食肉を介してヒトに感染することがあります。パキスタン・ペシャワール地域の研究チームは、小売市場で販売されている牛肉に含まれるサルモネラ菌がどの程度存在し、抗菌薬にどれだけ耐性を持ち、どのような…

公開日: 2026年08月31日 21:31

バングラデシュのドライフルーツ・ナッツ類にアフラトキシン汚染、市場調査で明らかに 研究論文OpenAlexバングラデシュ

バングラデシュのドライフルーツ・ナッツ類にアフラトキシン汚染、市場調査で明らかに

レーズンやデーツ(ナツメヤシの実)、各種ナッツ類は、たんぱく質や良質な脂肪酸、カリウム、食物繊維、生理活性成分などを含み、風味や栄養価の高さから世界中で親しまれている食品です。しかし、これらの乾燥食品は高温多湿な環境下でカビが繁殖しやすく、なかでも発がん性が指摘されるアフラトキシンという毒素による汚…

公開日: 2026年08月31日 15:26

ナイジェリア・エフルンマーケットで販売される果物の重金属汚染を調べた研究 研究論文OpenAlexナイジェリア

ナイジェリア・エフルンマーケットで販売される果物の重金属汚染を調べた研究

オレンジやスイカ、キュウリといった果物は加熱調理をせずそのまま食べることが多く、栄養素を効率よく摂取できる一方で、土壌や大気に含まれる汚染物質をそのまま取り込んでしまう可能性も指摘されています。ナイジェリアではこれまでにも果物の重金属汚染が報告されており、今回紹介する研究は、デルタ州ウブウィエ地方自…

公開日: 2026年08月31日 14:27

木の実で乳児に重い胃腸症状?非IgE性の食物アレルギー『FPIES』の症例報告 研究論文OpenAlexオランダ

木の実で乳児に重い胃腸症状?非IgE性の食物アレルギー『FPIES』の症例報告

赤ちゃんに離乳食としてピーナッツや卵などのアレルギーを起こしやすい食品を早期に取り入れることが近年推奨されるようになり、それに伴って、じんましんなどの分かりやすい症状ではなく、遅れて繰り返す嘔吐を特徴とする『食物蛋白誘発性腸炎症候群(FPIES)』という非IgE性の食物アレルギーが注目されています。…

公開日: 2026年08月29日 03:44