研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
飼料のフェニルアラニン量を変えると豚肉の質はどう変わるか——肥育豚での検証
豚肉は世界で最も広く食べられている肉の一つで、色や軟らかさ、風味、多汁性といった「食べたときの質」が消費者の選択を左右します。こうした性質は、筋肉内脂肪(サシ)の量や脂肪酸の組み合わせ、と畜後の筋肉のpHの変化など、肉そのものが持つ性質に大きく影響されると考えられています。
公開日: 2026年09月25日 21:36
サトウキビ搾りかす由来のキサンタンガムで、食品包装用フィルムの性能を高める試み
石油などの化石資源からつくられる従来のプラスチック包装に代えて、環境負荷の小さい再生可能な材料を使いたいという要望が高まっています。著者らは、その候補として生分解性の高分子(微生物などの働きで分解される高分子材料)に注目しています。ただし、こうした材料は有望である一方、強度などの機械的性能や、水蒸気…
公開日: 2026年09月25日 21:21
没薬(ミルラ)樹脂の精油、抽出法の違いで収率・成分・活性が変わる ― ソマリア・モガディシュでの比較研究
ミルラ(没薬)は、カンラン科のコンミフォラ属の樹木から採れる樹脂で、古くから香料や伝統的な用途に使われてきました。この樹脂から精油(植物に含まれる揮発性の芳香成分を集めた油)を取り出すには複数の方法がありますが、どの方法を選ぶかによって得られる油の性質が変わる可能性があります。
公開日: 2026年09月25日 21:13
伝統飲料「ダウェット・ジャブン」の博物館を再出発させる——ビジュアルとデジタル発信を軸にした地域支援の取り組み
インドネシア・ポノロゴ県ムララック郡ジャブン村には、地域に伝わる伝統的な飲み物「ダウェット・ジャブン」があります。これを食文化遺産として守り伝えるため、2024年に「ダウェット・ジャブン博物館」が設立されました。しかし著者らによれば、この博物館は開設からおよそ1か月で運営が止まってしまいました。その…
公開日: 2026年09月25日 21:08
コートジボワール産ナツメ(Ziziphus mauritiana)果実の栄養・植物化学成分を初めて調べた研究
ナツメの一種であるZiziphus mauritiana Lam.(クロウメモドキ科)は、西アフリカのサバンナに広く分布するとげのある常緑の果樹です。乾燥や痩せた土壌、高温に強いため、乾燥・半乾燥地域の農林複合システムで重要な役割を果たしており、マリやブルキナファソでは収穫の端境期に人々の食料と収入…
公開日: 2026年09月25日 21:04
ビール酵母でセレンを有機化する ― パイロット規模の醸造試験が示したこと
セレンは、抗酸化や甲状腺ホルモンの代謝などに関わるタンパク質の材料として、人にとって欠かせない微量元素です。ただし、その栄養上の性質は量だけでなく「どのような化学的な形で存在するか」に左右されます。論文によれば、セレノメチオニン(セレンを含むアミノ酸の一種)のような有機のセレンは、亜セレン酸塩などの…
公開日: 2026年09月25日 20:58
バングラデシュ・ラジバリ県の漁業者と養殖業者を比べる――暮らしと仕事の実態調査
バングラデシュの農村部では、川や湖などで魚をとる「漁業者」と、池などで魚を育てる「養殖業者」という、水産にかかわる二つの異なる働き方が並び立っています。同じ魚を扱う仕事でありながら、その暮らしぶりや直面する困難は同じとは限りません。
公開日: 2026年09月25日 20:53
ソルガム粉を加えたチーズクッキー「カステンゲル」——配合の違いと食べた人の評価
カステンゲルは、インドネシアでよく知られた焼き菓子です。チーズを使った香ばしい風味、サクサクした食感、黄褐色の焼き色が特徴で、一般には小麦粉を主な材料としてつくられます。
公開日: 2026年09月25日 20:49
糖尿病と酸化ストレスにおける桑の葉の役割をまとめた総説
著者は、糖尿病で起こる酸化ストレスの生化学的な仕組みを整理し、そのうえで桑(クワ属、Morus spp.)の葉が酸化ストレスの管理と糖尿病合併症の予防にどのような役割を果たすと報告されてきたかを検討することを目的としています。
公開日: 2026年09月25日 20:38
家禽の飼料に使うセレン——さまざまな供給源をどう選ぶかを整理した総説
セレン(Se)は、家禽(ニワトリなどの家畜化された鳥類)の飼育現場で最も広く使われている飼料添加物の一つです。著者らによれば、セレンは抗酸化酵素、とくにグルタチオンペルオキシダーゼや、セレンを含むさまざまなタンパク質(セレノプロテイン)を活性化するために必要とされます。抗酸化酵素とは、体内で生じる反…
公開日: 2026年09月25日 20:33
サフランの花の副産物を活かした新しいペコリーノ型チーズの開発
サフランは、花のめしべの先端にある「柱頭」だけを香辛料として利用します。そのため、花びらやおしべなど残りの部分は副産物として大量に生じます。研究チームは、この「サフランの花の副産物」を捨てずに食品の素材として使えないかという観点から、羊の生乳を用いた新しいチーズの原料として使う可能性を検討しました。…
公開日: 2026年09月25日 20:29
食事の質は高齢者の血液指標とどう関係するか——スウェーデンの地域住民調査から
平均寿命が延びる一方で、慢性疾患や障害を抱えずに過ごせる年数が同じだけ延びるとは限りません。加齢は心血管疾患、2型糖尿病、神経変性疾患、がんなどの主要な危険因子であり、変えられる要因を見つけることが課題になっています。食事はそうした変えられる要因の代表格です。
公開日: 2026年09月25日 20:22