研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
HIV陽性男性の腸内環境を調べる:短鎖脂肪酸と脂質代謝の関係とは
私たちの腸には無数の細菌がすみ着いており、食べ物を分解する過程で「短鎖脂肪酸(SCFA)」と呼ばれる物質を作り出しています。この短鎖脂肪酸は、体のエネルギー代謝や健康状態と深く関わっていると考えられている物質です。今回紹介する研究は、抗レトロウイルス療法(HAART)を受けているHIV陽性の男性たち…
取得日: 2026年07月18日 17:26
都市化が腸内細菌に与える影響、南アジア10地域の調査からわかったこと
私たちの腸には無数の細菌が棲んでおり、これらは「腸内マイクロバイオーム」と呼ばれ、食事や生活習慣の変化に応じて変わることが知られています。近年、農村部から都市部への移住のような大きな生活の変化(都市化)が、腸内細菌にどのような影響を与えるのかが注目されていますが、こうした反応が地域や文化が異なっても…
取得日: 2026年07月17日 00:24
ホウレンソウの根の育ちを助ける『バイオスティミュラント』、効果は品種しだい? 温室実験からの報告
野菜の栽培では、土や培地に施す肥料だけでなく、植物の生育を助ける「バイオスティミュラント」と呼ばれる資材が近年注目されています。海藻由来の抽出物やフミン酸をベースにした製品は、根の働きや養分の吸収を高める目的で商業的に広く使われていますが、実際にどの程度、どんな作物に効果があるのかは、作物や品種ごと…
取得日: 2026年07月14日 19:24
がん治療中の栄養サポート、何がわかっている? 15研究をまとめたスコーピングレビュー
がん治療を受けている患者さんにとって、「食べられない」「体重が減っていく」といった悩みは珍しくありません。栄養不良や、治療にともなう体の異化亢進(筋肉や脂肪が分解されやすくなる状態)は、治療の効果や経過に影響しうることが知られています。では、栄養面からのサポートは実際にどのような形で行われ、どんな効…
取得日: 2026年07月12日 04:26
動脈硬化と高血圧に対する「機能性食品成分」研究、この10年の知見を整理したレビュー論文
心血管疾患は、世界の死因の約半数を占めるとされる、非常に大きな健康課題です。近年では都市化の進展や生活習慣の変化、心理社会的ストレス、経済状況、食生活の変化などが、心臓や血管の健康に影響を与える要因として注目されています。中でも「動脈硬化」と「高血圧」は、心血管疾患の発症や進行に深く関わる、生活習慣…
取得日: 2026年07月10日 18:24
皮膚から出る「アセトン」でケトーシスがわかる? ウェアラブル計測の可能性を探る研究
ダイエットや糖質制限に関心がある方なら、「ケトーシス」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。体が糖質の代わりに脂肪を主なエネルギー源として使うようになった状態のことで、糖質を控えた食事(ケトン食)を続けたり、断食などでエネルギー摂取が大きく不足したりすると起こります。ケトーシスの状態になって…
取得日: 2026年07月09日 22:23
植物の『防御物質』フラボノイド、健康への応用と課題を整理したレビュー論文
赤ワインやベリー類、柑橘類、緑茶などに含まれる「フラボノイド」という成分名を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。抗酸化作用があるといった話題を目にする機会も増えていますが、そもそもフラボノイドとは植物にとってどんな役割を持つ物質なのでしょうか。今回紹介する論文は、フラボノイドが植物の中でど…
取得日: 2026年07月08日 23:23
伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」には、貧困や飢餓の解消、健康、教育、平等、気候変動対策など幅広いテーマが含まれています。今回紹介するのは、こうしたSDGsの達成と、心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)をはじめとする慢性疾患の予防とを結びつけて論じた、国際栄養学会と第28回世界臨床栄養学…
取得日: 2026年07月08日 21:23
精密栄養学とAI・機械学習:個人差に応じた食事アプローチの可能性と課題を整理した論文紹介
「同じ食事でも、人によって体への影響は違う」——そんな感覚を持ったことがある人は多いのではないでしょうか。近年の栄養学では、こうした個人差に着目し、一人ひとりに合わせた栄養アドバイスを目指す「精密栄養学(Precision Nutrition)」という考え方が注目されています。この分野では、大規模な…
取得日: 2026年07月08日 21:23
GLP-1薬使用者は「どこで食べるか」「何を食べるか」が変わる? 米国調査からみえた食行動の違い
肥満症や糖尿病の治療薬として注目されているGLP-1(グルカゴン様ペプチド1)関連薬は、食欲を抑える作用が知られており、多くの利用者の食生活に変化をもたらしていると言われています。では、こうした薬を使う人たちは、実際にどこで食事をとり、どんな食材を選ぶ傾向があるのでしょうか。今回紹介するのは、米国の…
取得日: 2026年07月08日 21:23
食品添加物はなぜ『禁止』になるのか?―二酸化チタンと臭素化植物油をめぐる規制の違いを読み解くレビュー論文
コンビニのお菓子や加工食品のパッケージ裏に並ぶ、聞き慣れないカタカナの成分名。食品添加物は、食品の安全性を保ったり、色や食感を整えたり、栄養面を補ったりする目的で、世界中の加工食品に幅広く使われています。各国の規制当局はこれらの物質を厳しく管理しており、市場に出る前には安全性の詳細な評価が求められま…
取得日: 2026年07月08日 01:23
加齢による腸内細菌の乱れと『腸-脳軸』 認知機能とプロバイオティクスの関係を探る総説
年を重ねると、体だけでなく「お腹の中の細菌たち」も変化していくことをご存じでしょうか。近年、腸内に棲む細菌の集まり(腸内細菌叢)が、脳の働きと密接に関わっているという考え方が注目されています。今回紹介する総説論文は、加齢に伴う腸内細菌叢の変化と、脳の働き、とくに認知機能との関係について、これまでの研…
取得日: 2026年07月06日 18:23