研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

魚と野菜を同時に育てる「アクアポニックス」、野菜の生育を画像とデータで追跡した研究 研究論文OpenAlexスウェーデン

魚と野菜を同時に育てる「アクアポニックス」、野菜の生育を画像とデータで追跡した研究

都市部で食料を持続的に生産する方法として、魚の養殖(アクアカルチャー)と水耕栽培(ハイドロポニックス)を組み合わせた「アクアポニックス」という農法が注目されています。魚の排せつ物を微生物が分解して植物の栄養にし、その水を浄化して魚のもとに戻すという循環の仕組みですが、栄養バランスや水質、微生物の管理…

公開日: 2026年09月08日 04:46

食事研究のメタ解析、『調整方法』の違いが結果を歪めている可能性 研究論文OpenAlexスウェーデン

食事研究のメタ解析、『調整方法』の違いが結果を歪めている可能性

飽和脂肪酸や魚の摂取と心血管疾患の関係を調べた研究は数多くあり、それらをまとめて総合的な結論を出す『メタ解析』は、食事に関するガイドラインづくりの重要な根拠になっています。しかし、食事の研究には見落とされがちな落とし穴があります。それは、食べた総エネルギー量(カロリー)をどう扱うかという『エネルギー…

公開日: 2026年09月04日 04:48

スウェーデン軍新兵の基礎訓練、食事の乱れと血液・体力の関係を調査 研究論文OpenAlexスウェーデン

スウェーデン軍新兵の基礎訓練、食事の乱れと血液・体力の関係を調査

厳しい体力・認知能力の訓練が続く軍隊の基礎戦闘訓練は、栄養状態が大きく試される場でもあります。十分な食事や規則的な食事リズムは、代謝の健康だけでなく、身体機能や認知機能を保つうえでも欠かせない要素と考えられています。今回紹介するのは、スウェーデンの軍新兵を対象に、訓練前後の食習慣・食事パターンと、血…

公開日: 2026年09月03日 05:34

発酵オーツ飲料は悪玉コレステロールを下げるか―フィンランドの臨床試験から 研究論文OpenAlexスウェーデン

発酵オーツ飲料は悪玉コレステロールを下げるか―フィンランドの臨床試験から

植物性ミルクやヨーグルト代替品(プラントベース・デイリー・オルタナティブ)は市場を広げている一方、大豆ベースの製品を除くと乳製品に比べてたんぱく質が少なく、食物繊維も製品によっては十分でないことが指摘されています。オーツ麦(Avena sativa)はたんぱく質や不飽和脂肪、そして血中コレステロール…

公開日: 2026年08月31日 21:38

ケニアの青少年は食べ物をどう選んでいるのか―写真とマッピングで探る食環境 研究論文OpenAlexスウェーデン

ケニアの青少年は食べ物をどう選んでいるのか―写真とマッピングで探る食環境

「今日の昼食はどこで、なぜそれを選んだのか」。大人にとっても答えるのが難しいこの問いを、ケニアの都市部に暮らす12〜13歳の青少年たちに、写真を使って語ってもらった研究があります。ケニアでは食をめぐる環境が急速に変化しており、栄養不足・過体重・微量栄養素欠乏が同時に存在する「三重の栄養負荷」が広がる…

公開日: 2026年08月26日 00:34

診断前の血中ビタミンD濃度と前立腺がんの生存率の関連を調べた大規模統合解析 研究論文OpenAlexスウェーデン

診断前の血中ビタミンD濃度と前立腺がんの生存率の関連を調べた大規模統合解析

ビタミンDは骨の健康に関わる栄養素として知られていますが、がんとの関係についても長年研究が続けられてきました。これまでの研究では、血中のビタミンD濃度が高い男性ほど前立腺がんと診断されるリスクが高いという報告もあり、ビタミンDと前立腺がんの関係は単純ではないことが示唆されています。しかし、すでに前立…

公開日: 2026年08月23日 19:32

被ばく後もがんリスクは変えられる? 生活習慣と放射線防護をめぐる考察論文を紹介 研究論文OpenAlexスウェーデン

被ばく後もがんリスクは変えられる? 生活習慣と放射線防護をめぐる考察論文を紹介

放射線に被ばくすると「がんになるリスクはもう決まってしまった」と感じてしまう方も少なくないかもしれません。しかし、その受け止め方は本当に正しいのでしょうか。2026年8月に学術誌『ラディエーション・アンド・エンバイロメンタル・バイオフィジックス』に掲載予定の論文は、放射線被ばく後のがんリスクは固定さ…

公開日: 2026年08月15日 19:26

口腔の健康と栄養状態、その関係を探る研究を世界規模で整理してみると 研究論文OpenAlexスウェーデン

口腔の健康と栄養状態、その関係を探る研究を世界規模で整理してみると

「よく噛めること」と「きちんと栄養がとれていること」は、どこかでつながっている——そんな感覚を持つ人は多いのではないでしょうか。歯や歯ぐきの状態が悪くなると食べられるものが限られ、それが栄養状態に影響する。逆に栄養状態が口の健康に影響することもあるかもしれません。こうした口腔の健康と栄養状態の関係は…

公開日: 2026年07月26日 02:29

5:2ダイエットは血圧やコレステロールにどう影響する?—2型糖尿病がある人・ない人での比較試験 研究論文OpenAlexスウェーデン

5:2ダイエットは血圧やコレステロールにどう影響する?—2型糖尿病がある人・ない人での比較試験

「週2日だけ食事量を減らし、残り5日は普段どおりに食べる」というスタイルのダイエット法は「5:2ダイエット」と呼ばれ、体重管理の方法として関心を持たれています。ただ、体重が減ること自体はよく知られていても、血圧やコレステロール、炎症に関わる血液中の物質など、心血管疾患のリスクに関わる指標にどう影響す…

公開日: 2026年07月24日 02:36

オーストラリアの若者の食事、健康と環境の両面で理想にどれだけ近い? 研究論文OpenAlexスウェーデン

オーストラリアの若者の食事、健康と環境の両面で理想にどれだけ近い?

「健康にいい食事」と「地球にやさしい食事」は、実は重なる部分が多いと言われています。野菜や豆類を中心とした食生活は、生活習慣病のリスクに関わるとされる一方で、環境への負荷も比較的小さいと考えられているためです。こうした「健康的で持続可能な食事」への移行は、健康と環境の両方の課題に対応するために必要と…

公開日: 2026年07月24日 02:31

砂糖と人工甘味料、14日間摂取したら体はどう変わる?—健康な成人での比較試験 研究論文OpenAlexスウェーデン

砂糖と人工甘味料、14日間摂取したら体はどう変わる?—健康な成人での比較試験

砂糖の代わりに人工甘味料(非カロリー甘味料)を使えば、摂取エネルギーを減らせると考えられ、ダイエット飲料などに広く使われています。しかし、こうした甘味料が体の代謝にどのような影響を与えるのかについては、実はまだ議論が続いているテーマです。今回紹介する研究は、健康な成人を対象に、ショ糖(砂糖)、サッカ…

公開日: 2026年07月18日 17:46

動脈硬化と高血圧に対する「機能性食品成分」研究、この10年の知見を整理したレビュー論文 研究論文OpenAlexスウェーデン

動脈硬化と高血圧に対する「機能性食品成分」研究、この10年の知見を整理したレビュー論文

心血管疾患は、世界の死因の約半数を占めるとされる、非常に大きな健康課題です。近年では都市化の進展や生活習慣の変化、心理社会的ストレス、経済状況、食生活の変化などが、心臓や血管の健康に影響を与える要因として注目されています。中でも「動脈硬化」と「高血圧」は、心血管疾患の発症や進行に深く関わる、生活習慣…

公開日: 2026年07月10日 19:34