研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

タケノコの機能性成分に注目——栄養と健康をめぐる可能性を整理した研究 研究論文DOAJインド

タケノコの機能性成分に注目——栄養と健康をめぐる可能性を整理した研究

春の味覚として親しまれるタケノコ。煮物や炊き込みご飯などでおなじみですが、実は近年、単なる食材としてだけでなく「機能性食品」としての注目度が高まっていることをご存知でしょうか。イネ科の多年生植物であるタケの若い芽であるタケノコは、アフリカ、アジア、南米など幅広い気候帯で見られ、建築材や家具、工芸品、…

公開日: 2026年08月13日 20:27

『三重の栄養不良』に挑む、インド伝統の樹「マフア」の可能性を探る研究紹介 研究論文OpenAlexインド

『三重の栄養不良』に挑む、インド伝統の樹「マフア」の可能性を探る研究紹介

世界には、栄養が足りていない「低栄養」と、カロリーの摂りすぎによる「過栄養」、そしてビタミンやミネラルが不足する「微量栄養素欠乏」という、一見矛盾するような3つの栄養問題が同時に存在する地域があります。これは「三重の栄養不良負担」と呼ばれ、特に食料へのアクセスが限られる地域社会にとって大きな課題とさ…

公開日: 2026年07月31日 08:37

オーファン作物『ヒエ』が秘める栄養と機能性の可能性、その研究を紹介 研究論文OpenAlexインド

オーファン作物『ヒエ』が秘める栄養と機能性の可能性、その研究を紹介

気候変動が進む中、干ばつや貧栄養の土地でも育つ雑穀類が、これからの食料システムを支える作物として改めて注目されています。その代表格の一つが「ヒエ」(バーンヤードミレット、Echinochloa属)です。世界的にはまだ十分に活用されていない「オーファン作物」でありながら、気候変動に強い農業を実現する潜…

公開日: 2026年07月24日 02:39

ライチ果樹園でミツバチはどこから花粉を集めているのか―DNAバーコーディングで探る採餌の時空間パターン 研究論文OpenAlexインド

ライチ果樹園でミツバチはどこから花粉を集めているのか―DNAバーコーディングで探る採餌の時空間パターン

甘くみずみずしい果物として知られるライチ。その花が咲く時期、果樹園ではセイヨウミツバチ(Apis mellifera)が忙しく花粉や蜜を集めています。ミツバチはライチの受粉を助ける重要な存在ですが、実際にどの花からどれくらいの花粉を集めているのか、そしてそれが果樹園の場所や時期によってどう変わるのか…

公開日: 2026年07月23日 01:30

副産物ココナッツ果肉から作る「ココナッツフラワー」、魚肉ソーセージの新素材になるか 研究論文DOAJインド

副産物ココナッツ果肉から作る「ココナッツフラワー」、魚肉ソーセージの新素材になるか

ココナッツミルクを作る過程では、しぼった後の果肉が大量に残ります。この残渣は、多くの場合廃棄されてしまう副産物ですが、乾燥させて粉状に加工すれば「ココナッツフラワー」として食品に活用できる可能性があります。今回紹介する研究は、このココナッツフラワーを魚肉ソーセージ(ティラピアを使用)に加える機能性素…

公開日: 2026年07月22日 23:30

南インドの発酵シコクビエ飲料「ケルヴァラグ・クーズ」、高齢者への聞き取りで伝統の知恵を記録 研究論文DOAJインド

南インドの発酵シコクビエ飲料「ケルヴァラグ・クーズ」、高齢者への聞き取りで伝統の知恵を記録

インドには、地域に根ざした発酵食品が数多く存在します。今回紹介する研究は、南インド・タミル・ナードゥ州で古くから飲まれてきた「ケルヴァラグ・クーズ」という発酵飲料に着目したものです。原料となるシコクビエ(インドでは「ラギ」と呼ばれる)は、ミネラルやカルシウムが豊富な穀物として知られ、消化のよさから「…

公開日: 2026年07月19日 21:28

未利用の野菜「オオトゲウリ」に隠れた栄養価とは?46系統の比較から見えた育種のヒント 研究論文OpenAlexインド

未利用の野菜「オオトゲウリ」に隠れた栄養価とは?46系統の比較から見えた育種のヒント

インドの食卓に古くから親しまれてきながら、栄養面での研究があまり進んでいなかった野菜がある。ウリ科の「オオトゲウリ(Trichosanthes dioica Roxb.)」だ。緑色の細長い実をつけるこの野菜は、実は栄養価が高い可能性を秘めていながら、これまで「未利用(underutilized)」な…

公開日: 2026年07月17日 01:35

絶滅危惧種ナマズClarias magurの養殖、プロバイオティクス菌で成長や免疫に変化 研究報告 研究論文OpenAlexインド

絶滅危惧種ナマズClarias magurの養殖、プロバイオティクス菌で成長や免疫に変化 研究報告

魚の養殖現場では、病気の予防や成長促進のために「プロバイオティクス」と呼ばれる有用微生物を飼料に添加する試みが広がっています。今回紹介するのは、インドに生息するナマズの一種「Clarias magur(クラリアス・マグール)」を対象に、特定の菌株を飼料に加えることでどのような変化が起きるかを調べた研…

公開日: 2026年07月12日 07:29

伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介 研究論文OpenAlexインド

伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介

国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」には、貧困や飢餓の解消、健康、教育、平等、気候変動対策など幅広いテーマが含まれています。今回紹介するのは、こうしたSDGsの達成と、心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)をはじめとする慢性疾患の予防とを結びつけて論じた、国際栄養学会と第28回世界臨床栄養学…

公開日: 2026年07月08日 21:29