研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
妊娠中のビタミンD不足と乳児の呼吸器症状は関連するか——喘息を持つ母親を対象にした研究
妊娠中、赤ちゃんのためにどんな栄養を意識すればいいか気になる方は多いと思います。特に喘息を持つ妊婦さんは、生まれてくる子どもの呼吸器の健康を心配することもあるでしょう。今回紹介するのは、そんな母親と赤ちゃんに注目した研究です。テーマは「ビタミンD」でした。
公開日: 2026年08月22日 10:30
緑葉野菜は栄養不足対策の切り札になるか——インドの事例から考える総説
ほうれん草や小松菜のような緑の葉物野菜は、私たちの食卓に馴染み深い存在です。しかし発展途上国では、こうした身近な野菜が「栄養不足を補う手段」として改めて注目されているといいます。今回紹介するのは、緑葉野菜の栄養面での重要性を整理した総説論文です。インドをはじめとする発展途上国では、栄養不足や微量栄養…
公開日: 2026年08月22日 05:18
収穫後の果物の品質を『色』で見分ける——画像解析研究の最新レビュー
スーパーで果物を選ぶとき、多くの人は色つやを見て熟れ具合を判断します。実はこの『見た目の色』を科学的に活用しようという研究分野が、農業や食品流通の現場で注目されています。今回紹介するのは、収穫後の果物の品質評価に使われる『色彩ベースイメージング(画像による色の解析)』技術について、これまでの研究をま…
公開日: 2026年08月22日 04:31
干ばつや高温に強い『雑穀』、その耐性の仕組みと品種改良の未来を探る研究
気候変動によって干ばつや高温、土壌の塩害といった環境ストレスが深刻化する中、これらに負けにくい作物をどう育てるかは、世界の食料安全保障にとって重要な課題です。今回紹介するのは、こうした『非生物的ストレス』に対して雑穀類がどのような仕組みで耐えているのかを整理し、今後の品種改良の方向性を論じた総説論文…
公開日: 2026年08月20日 10:28
とろみ調整食で栄養は本当に足りているのか?高齢者の嚥下障害と『摂取量ギャップ』を考える
飲み込みにくさ(嚥下障害)を抱える高齢者は、長期療養の現場で決して珍しくありません。誤嚥(食べ物や飲み物が気管に入ってしまうこと)を防ぐために、食事は「テクスチャー変更食(TMF)」と呼ばれる、とろみをつけたりペースト状にしたりした形態に調整されることがよくあります。国際的な基準であるIDDSI(国…
公開日: 2026年08月19日 01:28
エゾウコギの葉を発酵させると何が変わる? 抗酸化力や機能性成分の変化を調べた研究
エゾウコギ(Eleutherococcus senticosus)は、古くから健康素材として関心を集めてきた植物で、その葉にはさまざまな植物由来成分(フィトケミカル)が含まれています。近年は、味噌や納豆などでおなじみの「発酵」という加工技術を、こうした植物素材に応用することで、成分組成や機能性がどの…
公開日: 2026年08月16日 00:30
血糖値だけじゃない――糖尿病と生きることが心と生活の質に与える影響とは
糖尿病というと、まず思い浮かぶのは「血糖値のコントロール」かもしれません。食事に気をつけ、薬を欠かさず飲み、数値を管理する――そんなイメージが強い病気です。しかし、実際に糖尿病とともに生きる人々にとっての課題は、血糖値の数字だけにとどまりません。日々の自己管理を続けることの精神的な負担や、周囲からの…
公開日: 2026年08月14日 00:26
食品保存料は使われたあと、環境中でどうなるのか——排水や土壌への影響を整理したレビュー
ソルビン酸や亜硝酸塩、EDTA、合成の酸化防止剤——これらはいずれも食品の腐敗を防いだり、色や風味を保ったりするために広く使われている食品保存料です。私たちは日々の食事を通じてこうした添加物の「食品としての安全性」を気にしますが、では使われた保存料が排水や生ごみとして環境中に出たあと、どこへ行き、ど…
公開日: 2026年08月09日 21:30
YOLOで食品を見分けカロリーを推定する試み——高速・高精度な画像認識システムの研究紹介
食事の内容を記録し、摂取カロリーを把握することは、生活習慣病の管理や健康的な食生活を続けるうえで基本となる取り組みとされています。しかし実際には、食べたものを自分で入力したり、カロリー表と照らし合わせたりする作業は手間がかかり、記録漏れや誤差も生じやすいという課題があります。こうした「食事記録の面倒…
公開日: 2026年08月07日 09:26
トダ族の食生活を調査 ― 社会経済状況と栄養バランスの関係とは
インド南部タミル・ナードゥ州のニルギリ丘陵には、独自の文化と食習慣を持つ先住民族「トダ族」が暮らしています。インドでは近年、先住民族の暮らしにも生活様式や食生活の変化が広がりつつあり、それが健康や栄養状態にどのような影響を与えているのかが関心を集めています。今回紹介する研究は、こうした背景のもと、ト…
公開日: 2026年08月04日 00:28
『三重の栄養不良』に挑む、インド伝統の樹「マフア」の可能性を探る研究紹介
世界には、栄養が足りていない「低栄養」と、カロリーの摂りすぎによる「過栄養」、そしてビタミンやミネラルが不足する「微量栄養素欠乏」という、一見矛盾するような3つの栄養問題が同時に存在する地域があります。これは「三重の栄養不良負担」と呼ばれ、特に食料へのアクセスが限られる地域社会にとって大きな課題とさ…
公開日: 2026年07月31日 08:37
ヤマブシタケ(ライオンズマン)の生理活性成分を総説論文がまとめて整理
脳の健康や物忘れ対策への関心が高まるなか、キノコの一種「ヤマブシタケ(ライオンズマン)」が話題にのぼることがあります。見た目が白く長い毛のような突起で覆われたこのキノコは、アジアの伝統医療で古くから用いられてきました。今回紹介するのは、このヤマブシタケに含まれる生理活性成分や、それらを取り出す抽出方…
公開日: 2026年07月31日 08:30