研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
スーダンの10〜15歳を対象に、食事の傾向と代謝の指標との関係を調べた研究
世界的に子どもの肥満が増えるなか、腹囲の増大や血圧・血糖・血中脂質の異常が重なった状態である「メタボリックシンドローム(MetS)」が問題になっています。研究チームは、こうした代謝の乱れに食事が深く関わることに注目しました。
公開日: 2026年09月13日 17:32
『ビーチのりんご』を食べてしまったら――マンチニールという毒木をめぐる症例報告
南国のビーチで木陰に落ちている青いりんご状の実。見た目は食べられそうでも、これがカリブ海沿岸などに分布するマンチニールの木の実だった場合、命に関わる中毒を起こすことがあります。カナダ・トロント大学の研究者らが、コスタリカ旅行中にこの実を口にした患者の症例を報告し、あわせてこれまでの文献をレビューした…
公開日: 2026年09月08日 05:33
アダプトゲン植物、サプリだけでなく食品にも広がるか 研究論文が市場と論文動向を分析
「アダプトゲン」という言葉を、サプリメントの成分表示などで見かけたことがある人もいるかもしれません。ストレスへの身体の適応を助けるとされる植物由来の天然成分の総称で、健康志向の高まりとともに注目を集めています。今回紹介する研究は、こうしたアダプトゲン植物が実際の食品市場でどれだけ使われているのか、そ…
公開日: 2026年09月02日 11:36
アップサイクル食品、パッケージの見せ方次第で消費者の受け止め方が変わる
賞味期限が近い食材や製造工程で余った副産物などを活用してつくられる「アップサイクル食品」は、食品ロス削減の手段として注目されています。ただし、こうした食品が実際に選ばれるかどうかは、原材料がどのように活かされているかという価値が消費者の目に直接見えないぶん、パッケージの伝え方に大きく左右されると考え…
公開日: 2026年09月02日 11:28
動物園の動物の食事に「食物繊維」は足りているか──野生の食生活を模す新たな指標をめぐる考察
動物園で飼育される動物たちは、野生の仲間と同じ種であっても、口にしている食事の中身は大きく異なることがあります。今回紹介する論文は、伴侶動物(ペット)や産業動物、そして動物園動物に共通してみられるある栄養素の不足に着目し、その栄養素こそが「野生の食事をどれだけ再現できているか」を測るものさしになりう…
公開日: 2026年08月28日 00:30
とろみ調整食で栄養は本当に足りているのか?高齢者の嚥下障害と『摂取量ギャップ』を考える
飲み込みにくさ(嚥下障害)を抱える高齢者は、長期療養の現場で決して珍しくありません。誤嚥(食べ物や飲み物が気管に入ってしまうこと)を防ぐために、食事は「テクスチャー変更食(TMF)」と呼ばれる、とろみをつけたりペースト状にしたりした形態に調整されることがよくあります。国際的な基準であるIDDSI(国…
公開日: 2026年08月19日 01:28
海藻由来の乳化剤でヴィーガンケーキ作り? 紅藻の加水分解物を活用する研究
近年、フレキシタリアンやベジタリアン、ヴィーガンといった食生活を選ぶ人が増えています。加えて新型コロナウイルス流行後には卵の価格が高騰したこともあり、食品業界では卵の代わりに使える「代替乳化剤」への関心が高まっています。乳化剤とは、水と油のように本来混ざりにくいものを均一に混ぜ合わせる働きを持つ成分…
公開日: 2026年08月09日 19:29
がん予防と治療における『酸化ストレス』と食事の関係を整理した総説論文
がんの発症や進行には、体内の細胞が傷つく『酸化ストレス』という現象が深く関わっていると考えられています。酸化ストレスとは、体内で発生する活性酸素などが増えすぎて、細胞やDNAにダメージを与えてしまう状態のことです。近年、この酸化ストレスのバランスに『食事』が影響を与える可能性があるとして、栄養とがん…
公開日: 2026年08月08日 23:34
食用クラゲへの心理的ハードル、欧州3か国調査でわかったこと
近年、持続可能な海洋資源として「クラゲ」を食品に活用する試みが世界各地で提案されています。しかし、クラゲを日常的に食べる文化を持たない欧米圏の消費者が、実際にクラゲ料理をどう受け止めるのかについては、これまであまり詳しく調べられてきませんでした。今回紹介する研究は、フィンランド・アイルランド・オラン…
公開日: 2026年07月29日 01:37
母乳バンクはどう運営されているのか——世界の研究をまとめたアンブレラレビュー
体調や出産の事情で自分の母乳を十分に与えられない赤ちゃんのために、他の女性が余った母乳を提供する仕組みがあります。それが「母乳バンク」です。提供された母乳(ドナーミルク)は「ヒューマンミルクバンク」と呼ばれる施設を通じて、必要とする赤ちゃんに届けられます。こうした仕組みを継続的かつ公平に運営していく…
公開日: 2026年07月29日 01:28
食物繊維入り食パンで塩を半分に? 生地とパン品質への影響を調べた研究
パンは毎日のように食卓に上る主食ですが、実は欧州をはじめ世界的に見て、私たちが口にする食塩(ナトリウム)の主要な供給源のひとつになっていると言われています。塩分の摂りすぎは心血管疾患などのリスクを高める要因として知られており、パンの塩分をどこまで減らせるのかは、食品科学における重要なテーマのひとつで…
公開日: 2026年07月04日 19:28