研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
天然に熟したバナナとカーバイド処理バナナ、香りの化学成分をGC-MSと電子鼻で比較した研究
店頭に並ぶバナナの中には、収穫後にカルシウムカーバイド(炭化カルシウム)を使って人工的に追熟を早めたものが存在すると言われています。より早く、より多くの利益を得るために追熟を人工的に促進する方法がしばしば用いられる一方で、品質や安全性への懸念も指摘されてきました。今回紹介する研究は、インドで栽培され…
公開日: 2026年08月29日 03:30
ミルクシスルとベニバナサルギアを加えたヨーグルト「THISAME」、嗜好性と成分を検証
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)は、食生活や代謝の状態と深く関わっていると考えられています。プロバイオティクスを含むヨーグルトの摂取は肝臓に関連する指標や代謝パラメータの改善と関連づけられてきたことから、機能性食品としての応用が注目されています。今回紹介する研究では、抗酸化性を持つ成分を含むと…
公開日: 2026年08月28日 02:44
重度肥満とテストステロン低下、OMAD断食・減量・トリゴネリン摂取後に総テストステロン値が上昇した症例報告
重度の肥満がある男性では、血液中のテストステロン濃度が低下していることがしばしば見られます。これは体組成やインスリン感受性、脂肪組織が持つホルモン分泌的な働きなど、複数の代謝因子が関係すると考えられています。今回紹介する論文は、重度肥満のある54歳男性1名について、食事パターンの変更や体重減少、そし…
公開日: 2026年08月28日 02:38
ミルクシスルと紅参を加えた機能性ヨーグルト「THISAME」、官能評価と栄養成分を調べた研究
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)は、食生活や代謝の状態と深く関わっていると考えられています。プロバイオティクスを含むヨーグルトは、肝機能に関わる指標や代謝パラメーターの改善と関連づけられてきたことから、機能性食品としての応用が期待される食品の一つです。今回紹介する研究では、抗酸化性を持つとされ…
公開日: 2026年08月28日 02:35
動物園の動物の食事に「食物繊維」は足りているか──野生の食生活を模す新たな指標をめぐる考察
動物園で飼育される動物たちは、野生の仲間と同じ種であっても、口にしている食事の中身は大きく異なることがあります。今回紹介する論文は、伴侶動物(ペット)や産業動物、そして動物園動物に共通してみられるある栄養素の不足に着目し、その栄養素こそが「野生の食事をどれだけ再現できているか」を測るものさしになりう…
公開日: 2026年08月28日 00:30
代替タンパク質の工場、どこに建てるべきか──立地決定の要因を調べた研究
植物由来肉や培養肉、微生物発酵によるタンパク質など、「代替タンパク質」と呼ばれる新しい食品の生産が世界的に注目されています。しかし、これらを作る工場をどこに建てるかという決定は、企業の商業的成功だけでなく、地域社会や環境にも大きな影響を及ぼします。今回紹介する研究は、食品加工施設の立地を決める際にど…
公開日: 2026年08月27日 05:31
診断前の血中ビタミンD濃度と前立腺がんの生存率の関連を調べた大規模統合解析
ビタミンDは骨の健康に関わる栄養素として知られていますが、がんとの関係についても長年研究が続けられてきました。これまでの研究では、血中のビタミンD濃度が高い男性ほど前立腺がんと診断されるリスクが高いという報告もあり、ビタミンDと前立腺がんの関係は単純ではないことが示唆されています。しかし、すでに前立…
公開日: 2026年08月23日 19:32
GLP-1薬による体重減少、タンパク質摂取量の低下と『筋肉』への影響は?
近年、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬や、GIPとGLP-1の両方に作用するデュアル受容体作動薬が、2型糖尿病や肥満の治療薬として広く使われるようになりました。これらの薬剤は食欲を抑えることで大幅な体重減少をもたらすことが知られており、高齢者にも処方される機会が増えています。一方で…
公開日: 2026年08月23日 18:41
ルーマニアに自生するセイヨウジュウニヒトエ、香りと抗酸化性に着目した基礎研究
ハーブや野草の中には、まだ食品としての可能性が十分に調べられていない種が数多くあります。今回紹介する研究が注目したのは、シソ科の植物「セイヨウジュウニヒトエ(Ajuga reptans L.)」です。青紫の花を咲かせるこの植物は、ルーマニアの植物相に含まれるものの、これまであまり詳しく研究されてこな…
公開日: 2026年08月23日 18:34
465本の嚥下研究を分析してわかったこと──「食品のかたさ・とろみ」を扱う論文の現状とは
ものを飲み込む力、いわゆる「嚥下(えんげ)」は、加齢や病気によって弱まることがあり、食事の安全に直結する重要なテーマです。研究の現場では、液体のとろみや食品のかたさ(テクスチャー)を変えたときに嚥下がどう変化するかを調べる論文が数多く発表されてきました。今回紹介するのは、そうした研究そのものを一段上…
公開日: 2026年08月23日 06:29
食事・腸内細菌・免疫・脳のつながりは加齢に伴う認知機能とどう関係するのか——最新レビュー論文を紹介
「腸は第二の脳」という言葉を耳にしたことがある方もいるかもしれません。近年の栄養神経科学の分野では、腸内細菌叢(腸内フローラ)が免疫系や脳の働きとどのように結びついているのかが注目されています。今回紹介する論文は、食事・腸内細菌・免疫・脳という4つの要素が加齢に伴う認知機能とどのように関わり得るかに…
公開日: 2026年08月22日 04:30
幼少期の砂糖摂取制限と成人期の不安・うつリスク:英国バイオバンクを用いたコホート研究
「幼い頃の食生活が、大人になってからの心の健康に影響するかもしれない」——そんな仮説を検証したユニークな研究が報告されました。手がかりとなったのは、かつて英国で実施されていた「砂糖配給制」です。第二次世界大戦後のイギリスでは食料が配給制となっており、砂糖もその対象でした。生まれた時期によって、人生の…
公開日: 2026年08月22日 04:29