研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
アマゾンの果実アビウ(Pouteria caimito)を食品素材として見直す総説
アビウ(学名 Pouteria caimito)は、アマゾン地域に育つ果実で、これまで十分に活用されてこなかった作物だと著者らは述べています。地元では果実としてそのまま食べられてきましたが、近年は食品加工の原料としての可能性に関心が集まっているといいます。
公開日: 2026年09月14日 02:53
サトウキビ果汁とカカオハニーを使ったコンブチャの研究 — 発酵中の成分と抗酸化性はどう変わるか
コンブチャは、甘みを加えた緑茶や紅茶を、細菌と酵母が共生した培養体(SCOBY と呼ばれます)で発酵させて作る飲み物です。発酵中、酵母が糖をアルコールに変え、酢酸菌がそのアルコールを酢酸に変えるため、飲料は酸っぱくなり pH が下がります。近年は世界的に市場が広がり、風味づけをした製品が人気を集めて…
公開日: 2026年09月13日 18:46
アサイーの種を粉にする——アマゾンで大量に捨てられる残さの特性を調べた研究
アサイーはアマゾン地域で広く育つヤシ科の樹木の果実で、ブラジルでは2024年の生産量が174万1757トンに達し、なかでもパラー州が世界最大の産地として知られています。ただし果実のうち食用となる果肉はわずか1割ほどで、残りの約9割は種が占めます。論文によれば、パラー州では搾汁後に出るアサイーの種が1…
公開日: 2026年09月13日 18:20
ヒラタケ(シメジ)の菌糸体には何が含まれているのか——培養バイオマスの栄養と抗酸化力を調べた研究
きのこといえば食卓に並ぶ「かさ」と「柄」の部分を思い浮かべる人が多いはずです。しかし菌類の本体は、土壌や培地の中に張り巡らされる糸状の組織「菌糸体」にあります。この菌糸体は培養皿やタンクの中で管理された条件下で育てることができ、きのこ本体(子実体)を実らせるよりも短い期間で、成分を安定させたバイオマ…
公開日: 2026年09月08日 06:36
マテ茶とコーヒー果皮でつくるコンブチャ、発酵の道筋はどう違うのか
紅茶を発酵させてつくる発酵飲料コンブチャは、近年では紅茶以外の素材を使う試みも研究されています。今回紹介する研究は、南米で親しまれているマテ茶と、コーヒー豆を精製する際に出るコーヒー果皮という二つの素材を使い、同じ条件でコンブチャを発酵させたときに、飲料の成分や微生物の顔ぶれがどのように違ってくるの…
公開日: 2026年09月04日 00:25
赤い酵母が生み出す色素アスタキサンチン——ファフィア・ロドザイマの可能性を探る総説
エビやサケの身が鮮やかな赤色をしているのは、アスタキサンチンというカロテノイド色素のおかげです。この色素は強い抗酸化作用を持つことで知られ、食品やサプリメント、化粧品などさまざまな分野で注目されてきました。実はこのアスタキサンチン、藻類だけでなく「ファフィア・ロドザイマ(Phaffia rhodoz…
公開日: 2026年07月26日 03:40
ゴムの木の種子が食品原料に? パンとクッキーへの応用を調べた研究
天然ゴムの原料として知られるパラゴムノキ(Hevea brasiliensis)。その樹液からゴムを採取する産業は世界各地にありますが、実はこの木は種子も作ります。これまで食用としてはほとんど注目されてこなかったこの種子を粉にして、食品への活用可能性を探った研究が発表されました。今回は、この論文の内…
公開日: 2026年07月14日 17:29
乳がん経験者の食事とポリフェノール摂取、死亡リスクとの関連を調べた研究
コーヒーや野菜、果物、お茶などに含まれる「ポリフェノール」は、抗酸化作用を持つ植物由来の成分として知られており、これまでにも生活習慣病や老化との関連が注目されてきました。乳がんは女性の主要な死因の一つであり、診断後の食生活が病気の経過にどう関わるのかは、多くの研究者の関心を集めているテーマです。今回…
公開日: 2026年07月12日 04:37