研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
食品配達アプリでの『税』と『補助金』は健康的な選択を後押しするか?英国の大規模ランダム化比較試験
フードデリバリーアプリで夕食を選ぶとき、もし健康的でないメニューが少し値上がりし、逆に健康的なメニューが少し値下がりしていたら、私たちの選択は変わるのでしょうか。清涼飲料税のように、価格を通じて食行動を変えようとする政策的アイデアは各国で議論されていますが、実際の効果や、所得や学歴などの社会経済的な…
公開日: 2026年08月12日 00:28
青年期・若年成人の『食事とストレス』、その関連を量で見る ― 日本の地域調査から
「野菜をよく食べる人はストレスに強い」「パンや麺類ばかりだと疲れやすい」――そんな話を耳にしたことがある人は多いかもしれません。しかし、こうした食習慣とこころ・からだの状態との関係は、実際にはどの程度、どのような形で結びついているのでしょうか。食事と気分の関係を調べる研究分野では、食事がメンタルヘル…
公開日: 2026年08月11日 23:26
食品由来オメガ3脂肪酸と脳の老化——栄養神経科学と老化学から見えてきたこと
魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸は、健康に関心のある人なら一度は耳にしたことがある成分ではないでしょうか。特にDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は、脳の神経細胞の膜を構成する材料であり、体内の炎症を穏やかに収束させる物質のもとにもなっていることが知られています。世界的に高齢化…
公開日: 2026年08月09日 18:37
食事はアルツハイマー病にどう関わるのか?『媒介要因』と『調整要因』から読み解く総説論文
地中海食やMIND食といった食事パターンが、認知機能の維持や脳の健康と関係しているらしい――そんな話を耳にしたことがある人は多いかもしれません。しかし、なぜ食事が脳に影響するのか、そしてそれは誰にでも同じように当てはまるのかについては、まだわかっていないことが多く残されています。今回紹介する総説論文…
公開日: 2026年08月09日 18:29
がん予防と治療における『酸化ストレス』と食事の関係を整理した総説論文
がんの発症や進行には、体内の細胞が傷つく『酸化ストレス』という現象が深く関わっていると考えられています。酸化ストレスとは、体内で発生する活性酸素などが増えすぎて、細胞やDNAにダメージを与えてしまう状態のことです。近年、この酸化ストレスのバランスに『食事』が影響を与える可能性があるとして、栄養とがん…
公開日: 2026年08月08日 23:34
南方型・欧米型・植物性食品中心――食事パターンと『体の老化スピード』の関係を調べた中国の研究
「同じ年齢でも、実年齢より若く見える人・老けて見える人がいる」という感覚は多くの人が持っているのではないでしょうか。近年の老化研究では、こうした個人差を「生物学的年齢」という指標で数値化する試みが進んでいます。血液検査などの一般的な臨床データから算出されるこの指標は、暦の上での年齢(暦年齢)とは別に…
公開日: 2026年08月08日 23:26
妊婦の食事は地域で違う?母体・胎盤・胎児の脂肪酸をクロアチアで調査
妊娠中に何を食べるかは、おなかの赤ちゃんの発育や神経の発達に関わる大切な要素のひとつとされています。なかでも「脂肪の質」、とくにDHAやEPAといったn-3系脂肪酸、アラキドン酸(AA)などのn-6系脂肪酸のバランスは、母体から胎盤を経て胎児へと受け渡される重要な栄養情報です。ただし、住んでいる地域…
公開日: 2026年08月08日 13:34
YOLOで食品を見分けカロリーを推定する試み——高速・高精度な画像認識システムの研究紹介
食事の内容を記録し、摂取カロリーを把握することは、生活習慣病の管理や健康的な食生活を続けるうえで基本となる取り組みとされています。しかし実際には、食べたものを自分で入力したり、カロリー表と照らし合わせたりする作業は手間がかかり、記録漏れや誤差も生じやすいという課題があります。こうした「食事記録の面倒…
公開日: 2026年08月07日 09:26
残余リスクにどう挑むか——オメガ3脂肪酸と心血管予防をめぐる最新レビュー
魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸、特にEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)は、心血管の健康に関わる成分として長年注目されてきました。抗炎症作用や細胞膜の機能調整、遺伝子発現への関与など、体内でさまざまな働きをすることが知られています。しかし「体に良さそうだ」という理屈と、実際の…
公開日: 2026年08月07日 01:27
血中DHAと『肥満+うつ』の併存リスク——米国成人データからみえた関連性
魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は、炎症を抑える働きを持つことで知られています。一方で、肥満とうつ病は互いに合併しやすいことが知られていますが、こうした「肥満とうつ病の併存」にオメガ3脂肪酸がどう関わっているのかは、これまではっきりしていま…
公開日: 2026年08月06日 00:32
甘い・苦い・塩辛い…味の感じ方はなぜ人それぞれ? 遺伝子と食の好みをめぐる最新レビュー
同じ料理を食べても、「ちょうどいい」と感じる人もいれば「苦い」「塩辛い」と感じる人もいます。こうした味の感じ方の個人差には、育った環境や食習慣だけでなく、生まれ持った遺伝的な要因も関わっていると考えられています。今回紹介する総説論文は、味覚の感じ方や食べ物の好みに関わる遺伝的な変異について、これまで…
公開日: 2026年08月06日 00:31
AIは栄養士の仕事をどう変えるのか——現場29人への聞き取り調査から
食事のアドバイスや栄養指導の場面でも、人工知能(AI)を活用したアプリやチャットボットを見かけることが増えてきました。では、実際に患者や利用者と向き合う栄養士自身は、AIの登場をどう受け止めているのでしょうか。今回紹介する研究は、この問いに正面から向き合い、現場で働く栄養士たちの生の声を丁寧に拾い集…
公開日: 2026年08月05日 00:28