研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
押出加工でインスタント化する黄色ワキシーコーン粉 ― 湯を注いだときのダマと分離を抑える構造変化
ワキシーコーン(もちとうもろこし)は中国原産の作物で、枝分かれの多いデンプン(アミロペクチン)や食物繊維、ビタミン、ミネラルを含み、もちもちとした食感で幅広い年代に好まれています。しかし研究チームによれば、その加工品は冷凍の穂や真空パックの粒に偏っており、深い加工による高付加価値の商品が少ないことが…
公開日: 2026年09月17日 13:47
ハダカムギ粉を物理的に加工して小麦粉に混ぜると、麺はどう変わるか
ハダカムギ(highland barley、青稞)は、β-グルカンや食物繊維を多く含む穀物として、中国をはじめアジア各地で食べられてきました。研究チームは、こうした雑穀を主食に取り入れる関心が高まる一方で、ハダカムギ粉にはグルテンとなるタンパク質が少なく食物繊維が多いため、麺やパンのような加工食品に…
公開日: 2026年09月17日 13:37
キヌア全粒粉の乾熱処理がパンの生地特性と血糖応答に与える影響を調べた研究
キヌアは南米原産の疑似穀物で、塩害や乾燥に強く世界各地で栽培が広がっています。研究チームによれば、キヌアはタンパク質を14〜18%含み、必須アミノ酸のバランスがよく、食物繊維やミネラル、ポリフェノールなどの成分も豊富で、グルテンを含まず血糖値の上がりやすさを示す指標(グリセミック指数)が低いという特…
公開日: 2026年09月14日 22:32
ローゼル(ハイビスカス・サブダリファ)のガク由来ムシラージとカルボキシメチルセルロースから作る生分解性フィルム
プラスチック包装は製品を守るうえで欠かせませんが、合成樹脂は微生物に分解されず、廃棄物や環境汚染の一因になっています。そこで、植物などの再生可能な資源から得られる天然高分子を使い、微生物によって分解される「生分解性フィルム」をつくる試みが各国で進められています。
公開日: 2026年09月14日 22:14
青バナナ粉と全粒小麦粉を加えた食物繊維強化パスタの品質評価
パスタは世界中で親しまれている主食のひとつですが、一般的なパスタは精製した小麦粉から作られるため、炭水化物が中心で食物繊維や生理機能をもつ成分は少ないと著者らは説明しています。食物繊維の摂取量が推奨水準に届かない集団は多く、とくに食生活が変化しつつある都市部ではその傾向がみられるといいます。そこで研…
公開日: 2026年09月14日 13:31
ブドウ種子抽出物を加えたビスケット:生地の性質と品質への影響を調べた研究
ビスケットは手軽さと食べやすさから広く親しまれていますが、主な原料が精製した小麦粉・油脂・砂糖であるため、栄養面での利点は限られ、天然の抗酸化成分も比較的少ないと著者らは説明しています。さらに保存中の酸化による劣化は、風味や食感、全体的な品質を損なう要因になります。そのため、食べておいしいと感じられ…
公開日: 2026年09月14日 00:13
キャッサバ改質粉とカボチャ粉で作る生麺——成分・機能性・でんぷん消化性を調べた研究
麺類はアジアをはじめ世界各地で広く食べられていますが、その主原料である小麦粉は、熱帯地域の多くの国では生産が限られ、輸入に頼っているのが現状です。著者らは、この輸入依存が食料システムの脆弱さや生産コストの上昇につながると指摘し、地域で得られる原料を活かした麺の開発が食の多様化と自給力の強化につながる…
公開日: 2026年09月13日 23:22
バジルシードガムを加えたニンジン粉末パンケーキの品質を調べた研究
ニンジンにはカロテノイドや食物繊維、ビタミン、抗酸化性をもつ成分が含まれており、乾燥させて粉にしたニンジン粉末は、焼き菓子類の栄養面を高める素材として注目されています。しかし著者らは、ニンジン粉末を加えると生地のふくらみが落ちたり、硬くなったり、内部の組織が不均一になったりして、食べる人の受け入れら…
公開日: 2026年09月13日 16:46
捨てられるメロンの皮を機能性食材に――酵素処理で食物繊維クッキーの血糖応答を改善する試み
世界の糖尿病人口は2024年時点で成人の約11.1%にあたる5億8900万人と推計され、2050年には8億5300万人に達すると予測されています。食後の血糖値上昇はこうした代謝異常の主要な要因のひとつとされ、食物繊維の摂取が血糖応答の緩和に役立つと考えられていますが、多くの集団で摂取量は推奨水準に届…
公開日: 2026年09月04日 19:24
コーンめんの弱点をキノコ多糖で補う——霊芝由来の成分を使った加工品質と機能性の改善研究
とうもろこしを主原料とする「コーンめん」は、独特の風味や食物繊維・ビタミン・ミネラルの豊富さから人気がある一方で、加工時に切れやすく、茹でると煮崩れしやすいという弱点を抱えています。小麦粉のめんはグルテンというたんぱく質網目が生地を支えますが、とうもろこし粉にはグルテンがほとんど含まれず、でんぷんだ…
公開日: 2026年09月04日 11:27
電子レンジで大豆を膨化させると味噌の旨味が増す? 構造変化から探る研究
味噌は中国や日本をはじめ東アジアで古くから使われてきた発酵調味料で、その価値を決めるのはコクのある旨味です。旨味のもとになるのは、発酵の過程で大豆タンパク質が分解されてできるアミノ酸や小さなペプチド(アミノ酸が数個つながったもの)ですが、天然の大豆タンパク質は構造が密なため、酵素が入り込みにくく、分…
公開日: 2026年09月04日 11:24
クソニンジン由来成分をエサに混ぜると、ティラピア切り身の冷蔵保存はどう変わるか
スーパーで買った魚の切り身が、数日でどれだけ鮮度を保てるか気にしたことはないでしょうか。魚は水分が多く、pHが中性に近く、不飽和脂肪酸も豊富なため、肉類に比べて傷みやすい食材です。合成の保存料に対する消費者の懸念が高まる中、植物由来の天然成分を使って冷蔵保存中の品質低下を遅らせようとする研究が進めら…
公開日: 2026年09月04日 07:30