研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
食料価格の上昇は「体に良い食品」ほど遠ざける? メキシコのコロナ前後データから見える栄養格差
新型コロナウイルスの流行は、世界中の食料の生産・流通の仕組みを混乱させ、多くの国で食料品の値上がりを招きました。では、値上がりは「野菜や果物、肉、魚といった素材そのものに近い食品」と、「スナック菓子や清涼飲料などの超加工食品」とで、同じように起きたのでしょうか。それとも、栄養価の高い食品の方がより値…
公開日: 2026年08月28日 02:40
青年期のメンタルヘルスと食習慣・睡眠・運動の関係を整理 栄養に関する知識や理解力(ヘルスリテラシー)は『上流の標的』になりうるか
思春期から青年期にかけては、体だけでなく心の発達にとっても敏感な時期とされています。世界的に不安や抑うつなど青年期のメンタルヘルスの問題が増えている一方で、朝食の欠食や糖分の多い飲料の摂り過ぎといった不健康な食習慣もこの年代でよく見られます。こうした背景のもと、『栄養に関する情報を入手し、理解し、評…
公開日: 2026年08月28日 02:37
超加工食品と代謝の不調をめぐる関連は?イタリア栄養・臨床栄養学会がまとめたポジションペーパー
スナック菓子や清涼飲料、即席食品など、工業的に高度に加工された「超加工食品(UPF)」の摂取が肥満や糖尿病などの慢性疾患と関連することが近年多く報告されています。イタリア栄養・臨床栄養学会(ADI)は、超加工食品と代謝の健康への影響について、これまでの研究をまとめたポジションペーパー(学会としての見…
公開日: 2026年08月28日 02:33
砂糖入り飲料税だけでいいのか?ガーナ都市部で聞いた『包括的食品政策』への市民の本音
近年、世界各地で「甘い飲み物に税金をかける」政策が広がっています。ガーナでも2023年に、砂糖入り飲料(SSB)に20%の物品税を課す法律(Excise Duty(Amendment)Act 1108)が施行されました。しかし公衆衛生の専門家たちは、税金だけでなく、食品の宣伝規制、パッケージ前面への…
公開日: 2026年08月27日 08:37
心筋梗塞を経験した人の食事の質と、その後の生存との関連を調べた前向き研究
心筋梗塞(心臓の血管が詰まり心筋の一部が壊死する病気)を経験した後、どのような食事を続けるとその後の生存に関係するのか。これまでの食事ガイドラインの多くは、心筋梗塞の既往がない一般の人々を対象にした研究データに基づいており、心筋梗塞を生き延びた人自身を対象に、食事パターンと生存との関連を検討したデー…
公開日: 2026年08月27日 08:35
抗炎症食、知ってはいても実践は道半ば――中国貴州省での意識調査から
野菜や果物、全粒穀物、豆類、ナッツ、オメガ3脂肪酸を含む魚などを多くとり、加工食品や精製された炭水化物、飽和脂肪を控える「抗炎症食」という食事パターンが、近年の研究で注目されています。慢性的な軽い炎症は、虚血性心疾患や脳卒中、糖尿病、慢性腎臓病、非アルコール性脂肪肝、さらには自己免疫疾患や神経変性疾…
公開日: 2026年08月27日 08:31
過剰な糖分摂取と健康リスク:これまでの知見を整理した報告
甘いものはおいしく、食生活に彩りを与えてくれますが、摂りすぎると体にどのような影響が出るのでしょうか。今回紹介する論文は、糖分の過剰摂取が人の体に及ぼす悪影響について整理したものです。清涼飲料水など、日常的に口にする機会が多い加糖食品と健康との関係を考えるうえで参考になる内容です。
公開日: 2026年08月27日 07:36
東南アジアの果物・野菜46種類をAIで見分ける:健康アプリ向け画像分類モデルの開発研究
スマートフォンで食事の写真を撮るだけで栄養管理ができるアプリが広がっています。タイでは「ThaiSook」という健康増進アプリが開発されており、体重や野菜・果物の摂取量、運動量、血圧、血中脂質、血糖値、喫煙習慣といった生活習慣病(非感染性疾患)のリスクに関わる指標をユーザー自身が記録し、チーム対抗の…
公開日: 2026年08月27日 07:31
ブラジルの青少年の食事パターンとメンタルヘルスの関連を調査した大規模調査
思春期の食生活が心の健康と関係しているのではないかという指摘は各国で見られますが、全国規模の調査データを使い、実際に食べているものの組み合わせ(食事パターン)から検討した研究はまだ限られています。今回紹介する論文は、ブラジルの学校に通う13〜17歳の青少年を対象に、2015年と2019年に実施された…
公開日: 2026年08月27日 06:31
塩味・苦味・辛味を「適度に」好む人はうつ病リスクが低い? 脳構造との関連を調べた大規模研究
「辛いものが好き」「しょっぱい味が好き」といった食の好みは、単なる嗜好の問題だと思われがちです。しかし近年、食の好みや食習慣とこころの健康との間に何らかのつながりがあるのではないかという研究が進められています。今回紹介する研究は、14万人を超える非常に大規模なデータを用いて、味の好み(塩味・苦味・辛…
公開日: 2026年08月25日 23:36
超加工食品と心血管疾患・高血圧の関連、その根拠となる研究の「質」を検証すると?
スナック菓子やインスタント食品、清涼飲料水などに代表される「超加工食品(UPF)」については、これまでも心血管疾患(CVD)や高血圧のリスクとの関連を報告する研究が数多く発表されてきました。しかし、そうした研究の多くは、超加工食品の分類方法や統計解析の手法がまちまちで、その結果の信頼性については十分…
公開日: 2026年08月25日 22:38
母乳中のDHA不足を報告 バルカン3カ国の授乳婦を対象とした調査
母乳は赤ちゃんにとって理想的な栄養源とされていますが、その成分は母親の食生活によって左右される部分があります。中でもドコサヘキサエン酸(DHA)は、赤ちゃんの脳や視覚の発達に関わる重要な脂肪酸の一つで、体内でほとんど作られないため、魚介類などの食事から摂る必要があるとされています。もし授乳中の女性が…
公開日: 2026年08月25日 22:37