著者の所属・活動拠点の国は、インドネシアです。
掲載誌:International Journal of Economics Business and Innovation Research
ライセンス: CC BY-SA 4.0 対象: 公開論文 確認元: 論文PDF
「また買いたい」という気持ちは何と結びつくのか
研究チームは、インドネシアのスラバヤにある飲食店「ベベック・ペトモン」を対象に、店での顧客体験と商品の品質が、再購入意向とどのように関係するかを調べました。再購入意向とは、その店の商品を再び購入したいという気持ちのことです。先行研究では両者との関係について結果が分かれており、著者らは地域の伝統的な飲食店で確かめることを目的としました。
オンラインの質問票で100人から回答を集め、各項目を5段階で評価してもらいました。顧客体験では、食事中に感じる印象や気持ち、人との交流などを扱い、商品の品質では味、量、メニューの種類、清潔さを評価しました。研究チームは、この二つの評価と再購入意向との関係を、統計モデルを使って分析しました。
体験と品質の評価が高いほど、再購入意向も高かった
著者らは、顧客体験と商品の品質のどちらも、再購入意向と統計的に有意な正の関連を示したと報告しています。つまり、もう一方の評価を考慮しても、体験や品質を高く評価する回答者ほど、再び購入したいという気持ちが強い傾向にありました。論文では、商品の品質のほうが顧客体験よりも強く関係していたとしています。
二つを合わせた分析でも有意な関連があり、モデルは回答者の再購入意向のばらつきの79.5%を説明したと報告されました。これは再購入した人の割合ではなく、質問票で測った購入意向の違いを、二つの評価でどの程度説明できたかを表す数値です。
料理と食事体験の両方を見る意味
著者らは、特徴的な味や品質の一貫性、適切な量、清潔さを保つことに加え、親しみやすく迅速な接客や居心地のよさにも目を向けることが重要だと述べています。ただし、今回扱ったのは一つの店の100人によるオンライン回答であり、結論はその回答者と店舗の文脈に沿って受け止める必要があります。
この研究が伝えるのは、同店での「また買いたい」という気持ちが、料理そのものの評価だけでなく、そこで過ごした体験の評価とも結びついていたということです。
原著論文の著者・所属:Dinik Andrianti Prameswari(Sekolah Tinggi Ilmu Ekonomi Pemuda (STIE Pemuda))、Syamsul Arifin(Sekolah Tinggi Ilmu Ekonomi Pemuda (STIE Pemuda))、H Abu Darim(Sekolah Tinggi Ilmu Ekonomi Pemuda (STIE Pemuda))、H. Nuryadi(Sekolah Tinggi Ilmu Ekonomi Pemuda (STIE Pemuda))
※本記事は原著論文をもとに、日本語で要約・説明を加えた研究紹介です。 出典(原著論文):Dinik Andrianti Prameswari, Syamsul Arifin, H Abu Darim, H. Nuryadi The Influence of Customer Experience and Product Quality on Repurchase Intention at Bebek Petemon Restaurant in Surabaya. International Journal of Economics Business and Innovation Research 2026-10-31. DOI: 10.63922/ijebir.v5i06.7012. 原著ライセンス:CC BY-SA 4.0.
本紹介記事の文章(題名・見出しを含む)は、CC BY-SA 4.0で提供します。原著論文をもとにNutriMap Japanが日本語で要約・説明を加えています。対象は本紹介記事の文章に限り、ヒーロー画像・サイトのロゴ・画面デザイン・他の記事・データベース全体は含みません。