研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

マテ茶の「実」を活かす — 溶媒の計算予測と実験を組み合わせた有用成分の抽出研究 研究論文OpenAlexブラジル

マテ茶の「実」を活かす — 溶媒の計算予測と実験を組み合わせた有用成分の抽出研究

マテ茶(イェルバ・マテ、学名 Ilex paraguariensis)は南米を中心に飲まれ、近年は世界にも広がっている常緑樹です。飲用に使われるのは主に葉と茎で、赤黒く熟す小さな果実はほとんど利用されていません。研究チームによれば、1本の木は葉7.5kgあたりおよそ1kgの果実をつけるとされ、現状で…

公開日: 2026年09月13日 16:55

腸の炎症をやわらげる酪酸菌「CB-a株」——腸内細菌と代謝産物のつながりから探る 研究論文OpenAlex中国

腸の炎症をやわらげる酪酸菌「CB-a株」——腸内細菌と代謝産物のつながりから探る

わたしたちの腸には、無数の細菌が複雑な生態系をつくっています。研究チームはその序論で、食事の大きな変化や化学的なストレスによってこのバランスが崩れる状態(ディスバイオシス)が、炎症性腸疾患(IBD、腸に慢性的な炎症が起きる病気)の成り立ちと関わると説明しています。バランスが崩れた腸では、細菌の多様性…

公開日: 2026年09月13日 16:38

海藻のタンパク質、体内でどれだけ吸収されうるのか 消化性を種類別に調べた研究 研究論文OpenAlexスペイン

海藻のタンパク質、体内でどれだけ吸収されうるのか 消化性を種類別に調べた研究

海藻は、環境負荷の少ないタンパク質源として注目されています。しかし海藻を食べたとき、その中のタンパク質が実際にどれだけ体内で消化・吸収されうるのかは、これまで十分に分かっていませんでした。海藻の細胞は陸上植物とは異なる複雑な細胞壁構造を持っており、これが消化酵素のタンパク質へのアクセスを妨げている可…

公開日: 2026年09月10日 10:23

トマトの搾りかすが食品包装に? カゼイン酸塩フィルムに配合する研究 研究論文OpenAlexイタリア

トマトの搾りかすが食品包装に? カゼイン酸塩フィルムに配合する研究

トマトジュースやピューレを作る過程では、皮や種などの副産物が大量に発生します。こうした農産加工の副産物をどう活用するかは、食品産業にとって身近な課題です。今回紹介する研究は、このトマト副産物から得られる「オレオレジン」という抽出成分を、食品を包む生分解性フィルムの材料に混ぜ込み、その性質がどう変わる…

公開日: 2026年09月10日 10:22

ホエイを使ったアイスクリーム、酵素で質感は変わるのか 微生物トランスグルタミナーゼ添加の効果を調べた研究 研究論文OpenAlexポーランド

ホエイを使ったアイスクリーム、酵素で質感は変わるのか 微生物トランスグルタミナーゼ添加の効果を調べた研究

チーズ製造時に大量に発生する副産物「ホエイ(乳清)」は、栄養価の高いタンパク質を含みながらも廃棄や飼料利用にとどまることが多く、食品への有効活用が課題とされてきました。ホエイをアイスクリームの原料として使う試みはその一つですが、乳脂肪や乳タンパクを主体とする従来のアイスクリームと比べて、食感や安定性…

公開日: 2026年09月10日 09:39

予冷処理は西洋ナシとモモの鮮度をどう守るのか──収穫後の品質変化を調べた研究 研究論文OpenAlexスペイン

予冷処理は西洋ナシとモモの鮮度をどう守るのか──収穫後の品質変化を調べた研究

果物は収穫された瞬間から追熟や劣化が進み、輸送や貯蔵の間にどれだけ品質を保てるかは生産者にとって大きな課題です。収穫後すぐに果実の温度を下げる「予冷」という工程は、経験的に品質保持に役立つとされてきましたが、その効果を貯蔵期間や果実の種類ごとに詳しく検証した研究は限られています。今回紹介するのは、コ…

公開日: 2026年09月10日 09:38

食品まるごとで摂るポリフェノールの働きとは?分布の違いと体への作用機序を整理した総説 研究論文OpenAlex中国

食品まるごとで摂るポリフェノールの働きとは?分布の違いと体への作用機序を整理した総説

お茶や果物、野菜、豆類などに含まれる「ポリフェノール」という成分は、健康志向の食品の話題でよく耳にする言葉です。しかし一口にポリフェノールといっても、その種類は非常に多く、含まれる食品によって種類や量、体内での働き方が大きく異なります。今回紹介する総説論文は、こうしたポリフェノールが食品というマトリ…

公開日: 2026年09月10日 09:37

でん粉をナノサイズの結晶に変える新しい手法とは?酵素と通電加熱を組み合わせた研究 研究論文OpenAlexブラジル

でん粉をナノサイズの結晶に変える新しい手法とは?酵素と通電加熱を組み合わせた研究

でん粉は米や小麦、いも類などに含まれるごくありふれた成分ですが、その結晶構造をナノメートル単位まで小さく加工すると、食品や工業分野で新しい機能材料として利用できる可能性があります。こうした「でん粉サブミクロ結晶」は従来、強い酸で長時間分解する方法で作られてきましたが、酸を大量に使うことや廃液処理など…

公開日: 2026年09月10日 09:36

未利用果実アケビ、混濁果汁飲料化への配合最適化を検討した研究 研究論文OpenAlex中国

未利用果実アケビ、混濁果汁飲料化への配合最適化を検討した研究

アケビ(Akebia trifoliata)は独特の香りと食感を持つ果実ですが、飲料原料としての活用はまだ限られています。皮や果肉を丸ごと使う『混濁果汁』はビタミンや食物繊維を残せる一方、風味のバランスを取りにくく、時間が経つと果肉の粒子が沈んだり分離したりしてしまう課題があります。今回紹介する研究…

公開日: 2026年09月10日 09:34

医療従事者のカフェイン摂取と抑うつ症状・ストレス・睡眠の関係を調べた研究 研究論文OpenAlexサウジアラビア

医療従事者のカフェイン摂取と抑うつ症状・ストレス・睡眠の関係を調べた研究

コーヒーやエナジードリンク、紅茶などから摂取するカフェインは、眠気覚ましや集中力維持のために日常的に利用されています。とりわけ交代勤務や長時間労働が珍しくない医療従事者にとって、カフェインは身近な存在といえます。一方で、抑うつ症状や強いストレス、睡眠の質の低下も医療従事者が抱えやすい課題として知られ…

公開日: 2026年09月10日 09:33

クルクミンの光の力で守るバナナ包装フィルム、抗菌性と食品保存への応用を検証 研究論文OpenAlex中国

クルクミンの光の力で守るバナナ包装フィルム、抗菌性と食品保存への応用を検証

食品を包む袋やフィルムに抗菌機能を持たせる「アクティブパッケージング」という考え方が注目されています。抗菌成分を練り込んだ包装材があれば、食品の腐敗や食中毒菌の増殖を抑えられる可能性があるためです。しかし、天然の抗菌成分は光や熱で分解されやすく、時間が経つと効果が弱まってしまうという課題がありました…

公開日: 2026年09月10日 09:32

調理が面倒な緑葉野菜を『ソース』に――ツボクサとオカワカメを使った新しいハーブグリーンソースの研究 研究論文OpenAlexスリランカ

調理が面倒な緑葉野菜を『ソース』に――ツボクサとオカワカメを使った新しいハーブグリーンソースの研究

ツボクサ(Centella asiatica)やオカワカメ(Basella alba L.)は、栄養価が期待される緑葉野菜として知られていますが、下処理や調理に手間がかかるため、日常的に取り入れにくい面があります。こうした野菜をもっと手軽に食生活に取り入れられないかという発想から、これらの葉を原料に…

公開日: 2026年09月10日 09:31