研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

皮膚から出る「アセトン」でケトーシスがわかる? ウェアラブル計測の可能性を探る研究 研究論文OpenAlexアメリカ

皮膚から出る「アセトン」でケトーシスがわかる? ウェアラブル計測の可能性を探る研究

ダイエットや糖質制限に関心がある方なら、「ケトーシス」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。体が糖質の代わりに脂肪を主なエネルギー源として使うようになった状態のことで、糖質を控えた食事(ケトン食)を続けたり、断食などでエネルギー摂取が大きく不足したりすると起こります。ケトーシスの状態になって…

公開日: 2026年07月09日 22:25

植物の『防御物質』フラボノイド、健康への応用と課題を整理したレビュー論文 研究論文OpenAlexアメリカ

植物の『防御物質』フラボノイド、健康への応用と課題を整理したレビュー論文

赤ワインやベリー類、柑橘類、緑茶などに含まれる「フラボノイド」という成分名を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。抗酸化作用があるといった話題を目にする機会も増えていますが、そもそもフラボノイドとは植物にとってどんな役割を持つ物質なのでしょうか。今回紹介する論文は、フラボノイドが植物の中でど…

公開日: 2026年07月08日 23:26

伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介 研究論文OpenAlexアメリカ

伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介

国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」には、貧困や飢餓の解消、健康、教育、平等、気候変動対策など幅広いテーマが含まれています。今回紹介するのは、こうしたSDGsの達成と、心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)をはじめとする慢性疾患の予防とを結びつけて論じた、国際栄養学会と第28回世界臨床栄養学…

公開日: 2026年07月08日 21:29

精密栄養学とAI・機械学習:個人差に応じた食事アプローチの可能性と課題を整理した論文紹介 研究論文OpenAlexアメリカ

精密栄養学とAI・機械学習:個人差に応じた食事アプローチの可能性と課題を整理した論文紹介

「同じ食事でも、人によって体への影響は違う」——そんな感覚を持ったことがある人は多いのではないでしょうか。近年の栄養学では、こうした個人差に着目し、一人ひとりに合わせた栄養アドバイスを目指す「精密栄養学(Precision Nutrition)」という考え方が注目されています。この分野では、大規模な…

公開日: 2026年07月08日 21:28

GLP-1薬使用者は「どこで食べるか」「何を食べるか」が変わる? 米国調査からみえた食行動の違い 研究論文OpenAlexアメリカ

GLP-1薬使用者は「どこで食べるか」「何を食べるか」が変わる? 米国調査からみえた食行動の違い

肥満症や糖尿病の治療薬として注目されているGLP-1(グルカゴン様ペプチド1)関連薬は、食欲を抑える作用が知られており、多くの利用者の食生活に変化をもたらしていると言われています。では、こうした薬を使う人たちは、実際にどこで食事をとり、どんな食材を選ぶ傾向があるのでしょうか。今回紹介するのは、米国の…

公開日: 2026年07月08日 21:27

食品添加物はなぜ『禁止』になるのか?―二酸化チタンと臭素化植物油をめぐる規制の違いを読み解くレビュー論文 研究論文OpenAlexアメリカ

食品添加物はなぜ『禁止』になるのか?―二酸化チタンと臭素化植物油をめぐる規制の違いを読み解くレビュー論文

コンビニのお菓子や加工食品のパッケージ裏に並ぶ、聞き慣れないカタカナの成分名。食品添加物は、食品の安全性を保ったり、色や食感を整えたり、栄養面を補ったりする目的で、世界中の加工食品に幅広く使われています。各国の規制当局はこれらの物質を厳しく管理しており、市場に出る前には安全性の詳細な評価が求められま…

公開日: 2026年07月08日 01:26

加齢による腸内細菌の乱れと『腸-脳軸』 認知機能とプロバイオティクスの関係を探る総説 研究論文OpenAlexアメリカ

加齢による腸内細菌の乱れと『腸-脳軸』 認知機能とプロバイオティクスの関係を探る総説

年を重ねると、体だけでなく「お腹の中の細菌たち」も変化していくことをご存じでしょうか。近年、腸内に棲む細菌の集まり(腸内細菌叢)が、脳の働きと密接に関わっているという考え方が注目されています。今回紹介する総説論文は、加齢に伴う腸内細菌叢の変化と、脳の働き、とくに認知機能との関係について、これまでの研…

公開日: 2026年07月06日 18:27

老化研究の「テーラーメイド化」に挑む8週間のパイロット試験、PROMETHEUS臨床試験プロトコルを紹介 研究論文OpenAlexアメリカ

老化研究の「テーラーメイド化」に挑む8週間のパイロット試験、PROMETHEUS臨床試験プロトコルを紹介

高齢化が進む社会では、加齢に伴う病気をどう防ぐかが大きな課題になっています。近年注目されているのが「精密老年医学(プレシジョン・ジェロメディシン)」という考え方です。これは、一人ひとりの老化のパターンに合わせて生活習慣やサプリメントなどを個別に調整し、健康寿命を最適化しようとするアプローチです。今回…

公開日: 2026年07月04日 20:26

食事と『脳の若さ』の関係、直線ではないかもしれない ― 新しい栄養スコア「BRAiN」を紹介 研究論文OpenAlexアメリカ

食事と『脳の若さ』の関係、直線ではないかもしれない ― 新しい栄養スコア「BRAiN」を紹介

「バランスの良い食事は脳にいい」――そんな話を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。実際、加齢に伴う認知機能の低下(いわゆる「もの忘れ」や認知症のリスク)には、食事や睡眠、運動といった生活習慣が関わっている可能性が指摘されてきました。こうした背景から、食事内容を点数化して健康リスクを評価す…

公開日: 2026年07月04日 19:30

植える間隔と収穫回数はステビアの生育にどう影響するか——2年間の圃場試験から 研究論文OpenAlexアメリカ

植える間隔と収穫回数はステビアの生育にどう影響するか——2年間の圃場試験から

砂糖の代わりになる甘味植物として知られる「ステビア(Stevia rebaudiana)」。その葉には強い甘み成分が含まれており、世界各地で栽培研究が行われています。今回紹介するのは、ステビアをどのくらいの間隔で植えるか、また収穫を何回行うかによって、生育や収量がどのように変わるのかを調べたトルコの…

公開日: 2026年07月04日 03:26

赤色光と遠赤色光の補助照射が室内栽培のレタスとケールを変える? 光スペクトルと栄養成分の関係を調べた研究 研究論文OpenAlexアメリカ

赤色光と遠赤色光の補助照射が室内栽培のレタスとケールを変える? 光スペクトルと栄養成分の関係を調べた研究

スーパーで売られている葉物野菜の中には、太陽光ではなくLED照明を使った「植物工場」で栽培されているものが増えています。LEDは光の色(波長)を自由に組み合わせられるため、光の当て方を工夫することで野菜の育ち方や中身の成分をコントロールできるのではないか、という研究が世界各地で進められています。今回…

公開日: 2026年07月04日 01:30

食べ物の成分は細胞の“お掃除機能”に働きかけるのか——オートファジーと炎症老化をめぐる研究レビュー 研究論文OpenAlexアメリカ

食べ物の成分は細胞の“お掃除機能”に働きかけるのか——オートファジーと炎症老化をめぐる研究レビュー

私たちの体は年齢を重ねるにつれて、細胞の中に壊れたタンパク質や傷んだミトコンドリア(細胞のエネルギー工場)が少しずつ蓄積していくと考えられています。これらの“ゴミ”をきちんと分解・処理する仕組みが「オートファジー」であり、特にミトコンドリアを対象にしたものは「マイトファジー」と呼ばれます。加齢に伴っ…

公開日: 2026年07月03日 03:30