研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

トウモロコシの「ひげ・芯・皮」を資源として見直す ― 栄養・機能性・産業利用をまとめた総説 研究論文OpenAlexアメリカ

トウモロコシの「ひげ・芯・皮」を資源として見直す ― 栄養・機能性・産業利用をまとめた総説

トウモロコシは世界165か国で栽培され、生産量も増え続けている主要穀物です。しかし、粒を取り出したあとに残るひげ(コーンシルク)、芯(コーンコブ)、皮(コーンハスク)は、栄養や機能性についての知識が広まっていないために、大量に廃棄されたり、飼料や堆肥として使われるにとどまっているのが現状です。著者ら…

公開日: 2026年09月23日 07:09

海藻の硫酸化多糖と腸内細菌・粘膜バリア・自然免疫のつながりを整理した総説 研究論文OpenAlexアメリカ

海藻の硫酸化多糖と腸内細菌・粘膜バリア・自然免疫のつながりを整理した総説

海藻には、硫酸基(硫黄と酸素からなる化学的な置換基)が結びついた多糖(糖がたくさんつながった大きな分子)が含まれます。褐藻のフコイダン、紅藻のカラギーナンとポルフィラン、緑藻のウルバンなどがその代表です。これらは腸内細菌のはたらきや、腸の内側を守る粘膜バリア、そして体に生まれつき備わった自然免疫に影…

公開日: 2026年09月21日 07:25

アメリカニワトコの遺伝的多様性を探る——同一圃場での品種・系統比較 研究論文OpenAlexアメリカ

アメリカニワトコの遺伝的多様性を探る——同一圃場での品種・系統比較

アメリカニワトコ(Sambucus nigra subsp. canadensis)は、北米で果実や花がサプリメントや食品に利用される特産作物として、この15年ほどで急速に注目を集めてきました。しかし論文によれば、この植物の遺伝的な多様性、とくに栽培上の性質(生育や収量など)や有益な代謝成分について…

公開日: 2026年09月21日 04:52

L-テアニンは認知・気分・睡眠にどう関わるか——ヒト試験の証拠をまとめた総説 研究論文OpenAlexアメリカ

L-テアニンは認知・気分・睡眠にどう関わるか——ヒト試験の証拠をまとめた総説

L-テアニンは、チャノキ(Camellia sinensis)や一部のキノコに自然に含まれるアミノ酸です。タンパク質を作る材料にはならない「非タンパク質性アミノ酸」と呼ばれる種類にあたります。お茶が世界中で広く飲まれてきたこと、そして心身の調子を整える目的で長く伝統的に用いられてきたことを背景に、こ…

公開日: 2026年09月19日 08:19

市販シーモス製品の微生物と重金属を調べた研究の紹介 研究論文OpenAlexアメリカ

市販シーモス製品の微生物と重金属を調べた研究の紹介

シーモスは紅藻の一種で、ビタミンやミネラル、食物繊維などを含む食材として注目され、乾燥品やゲル状の製品として広く売られています。生や最小限の加工で食べられることも多く、スムージーやスープに加える使い方も一般的です。近年は市場が拡大し、メディアで取り上げられる機会も増えています。

公開日: 2026年09月16日 06:20

野生オリーブの葉とバタフライピー、シーバックソーンを使ったインスタントティー錠の開発研究 研究論文OpenAlexアメリカ

野生オリーブの葉とバタフライピー、シーバックソーンを使ったインスタントティー錠の開発研究

手軽に飲めて体によい成分を含む飲料への関心が高まる一方、まだ十分に活用されていない植物素材や、食品加工の過程で出る副産物をどう役立てるかが課題になっています。研究チームは、そうした素材の一つとして野生オリーブの葉に注目しました。論文によれば、この葉はポリフェノール(植物に含まれる抗酸化性の成分群)を…

公開日: 2026年09月14日 01:39

多民族コホート研究が調べた、大腸がん診断後のコーヒー摂取と死亡リスクの関連 研究論文OpenAlexアメリカ

多民族コホート研究が調べた、大腸がん診断後のコーヒー摂取と死亡リスクの関連

大腸がんは世界で3番目に多いがんであり、米国ではがんによる死亡原因の2番目に位置します。そのため、生活習慣のように本人が変えられる要素が、大腸がんの経過にどう関わるのかを知ることが重要だと著者らは説明しています。コーヒーは以前から注目されてきた候補のひとつで、細胞や動物を使った実験では、細胞の増殖を…

公開日: 2026年09月13日 22:58

フコイダンが老齢マウスの腸内環境を整えるという報告 研究論文OpenAlexアメリカ

フコイダンが老齢マウスの腸内環境を整えるという報告

年齢を重ねると、腸の働きは少しずつ変化していくと考えられています。食べ物を消化・吸収する能力や、腸を守るバリア機能、そこに棲む腸内細菌のバランスなどが、若い頃とは異なる状態になっていくためです。こうした加齢に伴う腸内環境の変化に、食品由来の成分がどこまで働きかけられるのかを調べた研究が、エヌピージェ…

公開日: 2026年09月10日 09:09

長期発酵大豆食品と健康の関係、その仕組みはどこまでわかっているのか 研究論文OpenAlexアメリカ

長期発酵大豆食品と健康の関係、その仕組みはどこまでわかっているのか

味噌や醤油、韓国のテンジャン、中国の豆豉(トウチ)など、大豆を長期間発酵させてつくる食品は、東アジアの食卓に古くから根付いています。これらは共通して、12〜20%という高濃度の塩分環境のもとで、数か月から数年という長い時間をかけて発酵させることでつくられます。塩分が高いにもかかわらず、こうした発酵大…

公開日: 2026年09月06日 05:28

海藻由来の硫酸化多糖と腸内細菌叢の関係を整理した研究 研究論文OpenAlexアメリカ

海藻由来の硫酸化多糖と腸内細菌叢の関係を整理した研究

コンブやワカメといった海藻には、フコイダンやカラギナン、ウルバンといった硫酸化多糖と呼ばれる成分が含まれています。これらは食物繊維の一種で、近年は腸内細菌のえさとなる「プレバイオティクス」としての働きが注目されています。今回紹介するのは、こうした海洋由来の硫酸化多糖について、腸内細菌叢との関わりやヒ…

公開日: 2026年09月03日 05:37

肌の測定器でカロテノイド摂取量はわかるのか 米国8地域での検証研究 研究論文OpenAlexアメリカ

肌の測定器でカロテノイド摂取量はわかるのか 米国8地域での検証研究

にんじんやほうれん草、トマトなどに含まれる色素成分「カロテノイド」は、体内では抗酸化物質として働くことが知られており、摂取量の把握は栄養調査で重要視されてきました。しかし食事内容を思い出して記入する自己申告式の調査には限界があり、より簡便な方法として、皮膚に光を当てて測定する「反射分光法(RS)」を…

公開日: 2026年09月02日 05:39

ラテン系の若者を対象に、食事由来のカロテノイド摂取量と腸内細菌の関係を調べた研究 研究論文DOAJアメリカ

ラテン系の若者を対象に、食事由来のカロテノイド摂取量と腸内細菌の関係を調べた研究

果物や野菜に豊富に含まれる色素成分「カロテノイド」は、生理活性を持つことが知られており、腸内の環境に働きかけることで腸内細菌の構成に影響を与える可能性が指摘されています。しかし、こうした関連を若い成人世代で調べた研究はこれまで限られていました。今回、フロリダ国際大学の研究者らのグループが、ラテン系の…

公開日: 2026年08月27日 01:31