研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
雑穀は健康や食料安全保障にどう役立つのか 栄養と加工方法をまとめたレビュー論文
雑穀(ミレット)は、乾燥や水不足に強い穀物として近年あらためて注目を集めています。米や小麦、トウモロコシと並ぶ栄養的な利点を持つとされながらも、実際にはあまり広く食べられていません。今回、公衆衛生・食料安全保障・持続可能な農業という観点から雑穀の栄養面の利点を整理したレビュー論文が、学術誌『ディスカ…
公開日: 2026年08月31日 14:28
ナイジェリア・エフルンマーケットで販売される果物の重金属汚染を調べた研究
オレンジやスイカ、キュウリといった果物は加熱調理をせずそのまま食べることが多く、栄養素を効率よく摂取できる一方で、土壌や大気に含まれる汚染物質をそのまま取り込んでしまう可能性も指摘されています。ナイジェリアではこれまでにも果物の重金属汚染が報告されており、今回紹介する研究は、デルタ州ウブウィエ地方自…
公開日: 2026年08月31日 14:27
ナイジェリアの思春期前期の子どもたち、タンパク質摂取は足りているのに栄養不良も併存?横断調査からの報告
思春期の入り口にあたる10〜14歳の時期は、身体と心が大きく成長する重要な段階であり、十分な栄養が欠かせません。特にタンパク質は成長期に必須の栄養素ですが、発展途上国ではタンパク質摂取の不足や栄養状態の悪化が公衆衛生上の課題として指摘されてきました。今回紹介する研究は、ナイジェリア・オスン州イレイフ…
公開日: 2026年08月28日 03:44
ナイジェリアの乳幼児、市販スナックや加糖飲料をどれだけ口にしている?―イバダンでの調査から
離乳食(補完食)は、母乳やミルクだけでは足りなくなる生後6か月頃から少しずつ始まる、子どもの成長にとって大切な食事の時期です。近年、多くの低・中所得国では、加工されたスナック菓子や甘い飲み物が身近になり、食生活が大きく変化していると言われています。こうした市販の菓子や飲料は、エネルギーは高いものの栄…
公開日: 2026年08月25日 23:41
西アフリカの食品加工用鋳鉄製砥石、熱処理で摩耗が進みやすくなる可能性——微細組織と摩耗の関係を調べた研究
穀物やキャッサバなどをすりつぶす食品加工の現場では、鋳鉄でできた砥石(グラインディングホイール)が広く使われています。西アフリカの家庭用食品加工でも、表面が硬い「白鋳鉄」の層で覆われ、内部を粘り強い「ねずみ鋳鉄」が支える構造の砥石が使われていますが、これらは使ううちに摩耗が進み、劣化してしまうことが…
公開日: 2026年08月24日 23:32
生活習慣の改善は血圧にどう関わる? 2016年以降の比較研究144件をまとめたレビュー
高血圧は生活習慣病の代表格として知られ、食事や運動を見直すことが対策の一つとしてよく挙げられます。しかし一口に「生活習慣改善」と言っても、食事パターンの変更、減塩、運動、ストレス対策、スマートフォンなどを使ったデジタル自己管理まで、その中身は多岐にわたります。今回紹介する論文は、2016年以降に発表…
公開日: 2026年08月23日 08:29
ナイジェリアの子どもの『食事パターン』と血圧、関連は見られるのか——イバダンでの横断研究
子どもの頃の食習慣は、その後の健康にどうつながっていくのか。脂肪や塩分、糖分の多い食事が、子どもや青年期の早いうちから血圧を高めるリスクと関係しているのではないか、という指摘は以前からあります。とはいえ「何をどれだけ食べているか」を個々の栄養素ではなく、日常の食べ方全体の傾向、つまり「食事パターン」…
公開日: 2026年08月22日 08:31
ナイジェリア・ンスッカの高齢者の食生活とテクノロジー活用を調べた研究
世界的に高齢化が進むなか、高齢者がどのように食事をとり、健康的に年を重ねていけるかは、多くの地域で共通する関心事です。とりわけ、伝統的な食文化が根強く残る地域では、昔ながらの食習慣と、ラジオや携帯電話といった現代のテクノロジーがどのように関わり合うのかが注目されています。今回紹介する研究は、ナイジェ…
公開日: 2026年08月22日 05:39
改変キャッサバ粉に血糖値を抑える働き? 食後血糖応答を調べた研究
キャッサバは熱帯地域を中心に広く食べられているイモ類で、粉に加工して主食や料理の材料として利用されています。近年、糖尿病などの代謝疾患を持つ人向けに、食後の血糖値の上がり方をできるだけ緩やかにする食品への関心が高まっています。今回紹介する研究は、キャッサバ粉に特別な加工(バイオマスを用いた処理)を施…
公開日: 2026年08月10日 18:28
パーキンソン病と食用油の関係を探る:亜麻仁油やニゲラサティバ油に注目した研究レビュー
パーキンソン病は、体の動きに関わる神経細胞が徐々に失われていく神経変性疾患で、アルツハイマー病に次いで多くみられることが知られています。現在の治療法は症状を和らげることはできても、病気の進行そのものを止めることは難しく、副作用の問題もあります。そうした中で、食用油に含まれる成分が神経を保護する働きを…
公開日: 2026年08月03日 07:26
発芽させたミレット×アフリカパンノキの複合食、栄養と抗栄養成分はどう変わる?
離乳食や補完食の分野では、地域で入手しやすい穀物や果実を組み合わせて、栄養バランスの良い食品を作る試みが続けられています。今回紹介する研究では、西アフリカなどで親しまれている雑穀「ミレット(Pennisetum glaucum)」と、「アフリカパンノキ(Treculia africana)」という植…
公開日: 2026年08月01日 01:37
モリンガ・バンバラマメ・トウモロコシの混合粉、抗酸化・血糖管理サポートの機能性食品素材となる可能性
「捨てられがちな葉」や「あまり知られていない豆」が、実は栄養価に優れた食材だったという話を耳にすることがあります。今回紹介するのは、モリンガ(ワサビノキ)の葉粉末、バンバラマメ(アフリカ原産の豆類)、そして黄トウモロコシという3つの植物性素材を組み合わせた「混合粉(コンポジット・フラワー)」に関する…
公開日: 2026年07月31日 08:35