研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

マンゴーの追熟を支える分子メカニズム——収穫後の品質を左右する仕組みの総説 研究論文OpenAlexインド

マンゴーの追熟を支える分子メカニズム——収穫後の品質を左右する仕組みの総説

マンゴー(Mangifera indica L.)は熱帯を代表する果実で、著者らによれば、インドでは約230万ヘクタールで栽培され、年間生産量はおよそ2072万トンに達します。果肉にはプロビタミンAとして働くカロテノイド、ビタミンC、糖、有機酸、ミネラルが豊富に含まれ、栽培地域の食生活を支える重要な…

公開日: 2026年09月24日 08:40

果物加工の副産物を食品の栄養強化に活かす――総説が整理した可能性と課題 研究論文OpenAlexインド

果物加工の副産物を食品の栄養強化に活かす――総説が整理した可能性と課題

世界では、ビタミンやミネラルといった微量栄養素の不足が今も課題となっています。これに対し、食品の栄養価を高める「食品強化(フォーティフィケーション)」が、持続可能な対策の一つとして広がってきました。近年は、精製された栄養素を添加する従来型の方法に加えて、天然由来の食材そのものを使って別の食品の栄養を…

公開日: 2026年09月23日 15:34

果物と野菜を包む「食べられるコーティング」——収穫後の品質保持技術をめぐる総説 研究論文OpenAlexインド

果物と野菜を包む「食べられるコーティング」——収穫後の品質保持技術をめぐる総説

著者らは、果物や野菜を収穫した後の品質保持を目的とした「可食コーティング(食べられる被膜)」と「可食フィルム」について、これまでの研究を整理した総説を発表しました。可食コーティングとは、食べられる材料でつくった厚さ0.3ミリメートル未満の薄い層のことで、食品の表面を直接覆います。通常の包装と違い、皮…

公開日: 2026年09月23日 06:40

植物の内部にすむ微生物から多糖を得る——生産と分析の手法をまとめた総説 研究論文OpenAlexインド

植物の内部にすむ微生物から多糖を得る——生産と分析の手法をまとめた総説

多糖は、ブドウ糖などの小さな糖(単糖)が10個以上つながってできた大きな分子です。生き物の中ではエネルギーの貯蔵庫として働くほか、細胞壁や細胞膜をかたちづくる材料にもなっています。著者らによれば、多糖には抗腫瘍、免疫調節、抗炎症、抗菌、抗酸化、抗ウイルスといった幅広い生物活性が報告されており、そのた…

公開日: 2026年09月23日 05:45

ボールミル処理でキビ粉分散液の潤滑性が向上 構造変化と水和が鍵 研究論文OpenAlexインド

ボールミル処理でキビ粉分散液の潤滑性が向上 構造変化と水和が鍵

キビ(プロソミレット)の粉は、栄養面でも機能面でも活用が期待される持続可能な穀物素材です。ただし食品として使うとき、口当たりのなめらかさに関わる「潤滑性」は素材の性質に左右されます。研究チームは、溶剤を使わない加工法である高エネルギーボールミル処理によって、キビ粉の懸濁液(15% w/v)の摩擦特性…

公開日: 2026年09月23日 04:51

プレバイオティクス入りインスタント・ドーサミックスの開発と評価 研究論文OpenAlexインド

プレバイオティクス入りインスタント・ドーサミックスの開発と評価

食物繊維の摂取を増やす方法として、手軽に調理できる加工食品に「プレバイオティクス」を加える取り組みが注目されています。プレバイオティクスとは、消化されずに腸へ届き、腸内の有用な細菌のはたらきを助けると考えられている成分のことです。

公開日: 2026年09月23日 04:23

食品エクストルージョン技術をめぐる総説――一つの連続工程が生み出す新しい食品 研究論文OpenAlexインド

食品エクストルージョン技術をめぐる総説――一つの連続工程が生み出す新しい食品

この論文は、食品エクストルージョン(押出成形加工)という加工技術について、その原理やしくみ、種類、技術的な進展を整理した総説です。エクストルージョンとは、原料に熱・水分・圧力・せん断(すり混ぜるような力)を加えながら押し出し、形をつくる加工方法を指します。

公開日: 2026年09月23日 04:20

バナナの花を食材として活かすには — 加熱・酸処理による成分保持の比較研究 研究論文OpenAlexインド

バナナの花を食材として活かすには — 加熱・酸処理による成分保持の比較研究

バナナ(Musa属)の栽培では、花の部分が最も大きな副産物でありながら、ほとんど利用されずに廃棄されてきました。しかし研究チームによれば、バナナの花には食物繊維、カリウム、マグネシウム、植物性タンパク質が豊富に含まれ、南アジアや東南アジアでは古くから食用・伝統医療に用いられてきた歴史があります。さら…

公開日: 2026年09月16日 05:26

シャカトウとバナナの粉末を使ったインスタント飲料ミックスの開発と90日間の保存性 研究論文OpenAlexインド

シャカトウとバナナの粉末を使ったインスタント飲料ミックスの開発と90日間の保存性

シャカトウ(バンレイシ、Annona squamosa L.)は、クリーミーな食感と独特の甘い風味をもつ熱帯果実で、インドやブラジル、タイ、フィリピンなどで栽培されています。栄養面でも炭水化物や食物繊維、ビタミン、フェノール類などの成分を含む果実として知られています。しかし著者らによれば、この果実は…

公開日: 2026年09月15日 07:59

カボチャの種の皮から食物繊維を取り出す ― 熱水処理による回収と性質の調査 研究論文OpenAlexインド

カボチャの種の皮から食物繊維を取り出す ― 熱水処理による回収と性質の調査

カボチャ(Cucurbita moschata)の種子を利用したあとに残る「種皮(seed hull)」は、農産加工の現場で廃棄されることが多い部分です。研究チームは、この種皮から食物繊維を取り出し、その性質を詳しく調べることを目的としました。

公開日: 2026年09月14日 20:31

乳酸菌由来の多糖「グルカン」が酸化ストレスを和らげ、線虫の寿命を延ばしたという報告 研究論文OpenAlexインド

乳酸菌由来の多糖「グルカン」が酸化ストレスを和らげ、線虫の寿命を延ばしたという報告

私たちの体の中では、呼吸や代謝といった日常的な営みにともなって「活性酸素種(ROS)」と呼ばれる反応性の高い分子が絶えず生まれています。放射線や化学物質、環境汚染、感染などの外的要因も、その発生源になります。研究チームは、活性酸素はある程度までなら細胞が備える抗酸化のしくみで処理されるものの、その処…

公開日: 2026年09月13日 18:02

雑穀は栄養不良と生活習慣病の両方に効くのか――5種の雑穀をめぐる系統的レビュー 研究論文OpenAlexインド

雑穀は栄養不良と生活習慣病の両方に効くのか――5種の雑穀をめぐる系統的レビュー

白米や小麦に比べて地味な存在だった雑穀が、近年あらためて注目されている。今回紹介する系統的レビューは、パールミレット、フィンガーミレット、フォックステールミレット、リトルミレット、コドミレットという5種類の雑穀を対象に、これまで発表された査読済みの臨床研究や生化学研究を整理し、栄養成分と健康との関わ…

公開日: 2026年09月10日 08:35